石ヶ山丈尾根縦走計画】(2001年5月5日)

 

 

 昨年は上兜に執着していたが、先月一応の区切りがついたので、気になっていた“石ヶ山丈”を辿ってみたくなり今回実行に移した。

 が、自宅を出てしばらくしてから地図を忘れて来た事に気が付く、そればかりか、テープも家の中だ・・・なんてこったい!前途多難・・通い慣れた林道の“魔戸の滝登山口”に先客が1台いる。身支度をして、魔戸の滝へ向かうと先の車の主は、釣人だった。

 

 

 

 

 

 

先の“上兜縦走計画”の下山の際にも使った急斜面は滑り易く、一歩一歩慎重に進む。やがて、前方の視界が開けた植林地に出合う(E地点)ここまで30〜40分。前回の下山時同行者が、西種子川へ降りる路(東への路)がルートだと譲らなかった事は無いこととしよう。この地点は、非常に複雑で5差路となっているらしい。真っ直ぐ進むとテープのある尾根ルートだが、やがて右からの植林の路と合流する。そして、地図の路(2万5000分の1)は意外な結末が・・・詳しくは、後述することにする。

 

 

 

 

 

前回見つけていたD地点からの路(この路は昨年、岡山からの登山者が途中まで辿って断念したルートだ)@のコースを辿った。が、どうも様子がへん(?)・・植林の作業道みたい・・疑問が確信に変わるのにそんなに時間は要らなかった。ここで、登場するのが“持論−尾根に上がれば路はある”である。そして、朽ちかけたテープ発見だ。Aの尾根路は、迷うことのない路だが、スズタケとの格闘はもちろん避けられない。しかし、これぐらいのアルバイトでこのような絶景(それは何なんだ!)が得られるなら・・厭わない。1388mのピークは、藪に隠されていた。

 

 

 

兜岩が、間近に覆い被さって来る所で、路は尾根を外れ北側を巻くようになる。このことは、前回の下山時に“岐れ−A地点”の確認済みでもある。そして、出発から4時間30分の登行に、兜岩の“石鎚ざくら”も祝福してくれているようだ。中食をゆっくり摂ったのに、誰もこない・・

 

 

 

 帰路は、上部軌道をめざす。少し降った所で、高松からの青年(ジャニーズ系)と出会う。彼の口から「マイントピアの先で通行止めだった、詳しくは、後続に聞いてくれ(少し遅れて30〜60代の5・6人連れが)・・道理で・・誰も来ないのは、そういうことだったの! さて、上部軌道は淡々とした路で、峪に架かる桟道の歩行に注意する以外、ひたすら“石ヶ山丈”を目指すのみだ。(兜岩〜石ヶ山丈は、2時間程度)

 

 

そして、問題は前述の“地図の路”だが、実際の路とは違っており(国土地理院は責任とれ!・・尤、よくあることだが)“石ヶ山丈”で尾根路と上部軌道が交差する所から、E地点までの路と、魔戸の滝の手前で右手に上がる林道からの小道が入り組んでいるみたいで、山慣れた人しか通れないようになっている。又、E地点までの薔薇は手強く、私の鉈が活躍したのは言うまでもない。既にE地点に出るのは、予想していたが・・さて問題は、“E地点の何処に”なのか・・

 

 

結論、上部軌道は何の軌道か?そうだったんだ、そこはトロッコが走っていたんだ。振り返れば、石垣が積まれているじゃん・・。教訓−植林の路なんかに惑わされるな!

 

 

 

 

 

 何も言う事ありまっしぇーん あけぼのつつじ 最高! (^o^) (^O^) (^○^)