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8月
23日【皿ヶ嶺】
そろそろ秋の花が咲きだしている頃と、某移動スーパーが10時40分に来て、巻き寿司を買って出掛ける。この間から、下林の県道23号線から209号線に入る場所の白線を引く工事をしている。11時38分、風穴の駐車場に着く。平日なのに車がたくさん駐車している。園地にオミナエシが咲いている。日陰のベンチで巻き寿司を食べて、12時15分に出発だ。駐車している車のわりには、風穴の井戸に観光客の姿はなかった。
登山道にはレイジンソウが咲きだしていた。この頃から、なんで刈られているのか・・・、登山道脇のギンバイソウや、いろいろな植物が刈られているのが目についた。
ゆっくりゆっくり上がる。最近は、単独女性とすれ違う事が多い。13時30分、四つベンチで休んでいると常連のIさんが下りて来られ、暫くの間、最近の自然現象(雨が降らないとか、温暖化とか、体力がなくなったとか)の雑談をした。
13時55分、竜神平に着く。愛大小屋のOさん、町内会のOさん、Wさん達と女性二人がコーヒーを入れていて、waiwai隊もご相伴に預かった。以前は、必ずおっちゃんが入れてくれていたのだが、最近は道具が重いのか入れなくなったなあ。皿ヶ嶺のボランティア仲間の方たちは、頂上のベンチを整備しての帰りみたいだ。有難いな~。おっちゃんの前職場のOさんも来られていて、おっちゃんは「こないだは2時間20分掛ったけど、今日は2時間を切った」などと話している。
竜神平には、コオニユリが例年になくたくさん咲いている。黒い蝶が来たので写したが、シャッターを押した途端に飛んで行ってしまった。アカバナも咲いていた。
15日に竜神平で、女性の方が「アカバナは、近所の病院の裏にたくさん咲いていた」と言っていた。ほんとうにアカバナかどうか、みんな半信半疑で聞いていたのだが、心当たりがあるのは家の庭にも咲いている草の花だ。帰って調べてみると『アカバナ』は、水湿地に生える多年草で、アカバナ科アカバナ属。女性が言っている花は『コウゲショウ(アカバナコウゲショウ)』で、アカバナ科マツヨイグサ属アカバナ科で、帰化植物と出ていた。
その際には女性の言ってる事には同意しかねたが、こういう場所(名も知らぬ人との雑談)で、会話の成立程難しいものはないなと感じたのだった。
周回路には、サワヒヨドリ・ツリガネニンジンが咲き、カワラナデシコは終りかけだった。ススキの穂が出て来て秋らしいな。オタカラコウは、下から順々に咲くので、全体が綺麗なのは余りないな。
ボランティア仲間の方々が設置(古くなった標識を取り替えた)した『風穴』への標識。帰路、最近、おっちゃんと同じ病気を克服されたOさんと一緒に下山した。
【下山中の出来事】 良い事をしていると、思い込んでいる人・・・『その1』
上っている時に、登山道脇の植物が切られているのに気がついていた。下山時、レイジンソウの群生している所で、前を行く男性が鎌を振っているのが見えた。そして、蕾が付いているレイジンソウやシコクブシ(愛媛県高山植物等 指定植物)が切られている。登山道に伸びて来ている植物を切っているようだ。以前から、アザミが切られているのは気がついていた(刺さると痛いから良しとしても)が、外来種(?)だから切っているのかな~と思っていた。どうも少し邪魔だと思う植物を、何の考えもなく切りながら歩いているようだ。
そう言えば、去年もシコクブシ(登山道の右側で例年一番最初に咲く株で、紫色が綺麗)が切られていてガッカリした事があったのを思い出した。この方が切ったかどうか分からないが、毎年楽しみにして見ているので気がつくのだが、思い当たる植物がたくさんある。今年は、ウバユリ等。本人は、多分良い事をしていると思っているのだろう。こういう場合、どうしたら良いのだろう。
【下山中の出来事】 良い事をしていると、思い込んでいる人・・・『その2』
貴重な花(ラン科)の自生地を教えて貰って、見に行った女性。その花が少し終わりかけていたそうで、花の上の方はまだ蕾があったので、下の方の咲き終わりの花をちぎっておきました。後日行った人は、咲いていて綺麗な写真が撮れると思いますよと携帯写真を見せている。
私は、考えが違います。「花は咲き終わったら、種になって芽が出るのに、ちぎってしまったらいけないと思いますよ」と言ったのだが・・・。
自宅の庭の花なら、咲き終わった花柄を整理し、次の蕾が咲くのを待ちますが・・・。最近は、自然の花と、園芸の花との違いも分からない人がSNSで見つけ、簡単に行けるから・・・、希少な花が絶えてしまうのも仕方ないのだろうか。
20日【上ヶ成山林業専用道~白糸尾根】
3月15日の滝壺の様子
そろそろソバナが咲いている筈、上ヶ成山林業専用道路の終点から白糸尾根へ直ぐ行けるらしいので行ってみる事にする。上林林道の広い所に車を停め、10時36分に出発。ソバナが咲いているが撮影は帰りにしようと進む。10時50分、3月15日に来た時は、滝壺が詰まって水溜まりになっていたのだが、排水管の詰まりを除いていて谷に流れている。
滝の向こう側に水が溢れていたのだが、コンクリートで水を谷側に流すようにしている。林業専用道路は、落石などが整備されて歩き易くなっている。
「大きい葉の木だ」とおっちゃんが写している。桐の木よね。2枚目の写真の所までは来た事がある。そこから少しで林道も終点だ。11時13分に着いた。
先日も町内会のOさんに聞いたとおりで、踏み跡を植林帯まで歩くと、直ぐに白糸の尾根だ。ここからは、激下りで、ロープを設置してくれている。
11時45分、最初の大木が見えてきた。白いキノコはシロオニタケかな?11時52分、見覚えのある大木の所に来た。もう一本、大木がある筈なので、少しうろうろしたが、不確かなのと疲れ果てているので、あまり遠くへ探索に行けない。ここまでは、陣が森の尾根から2回、白糸の滝の林道から2回は来ている筈なのだが・・・。
尾根にミツバタツナミソウの実が見えたので写した。
12時50分、帰る事にした。おっちゃんが上りになると息が苦しく、喘ぎ喘ぎになるので休みながらになる。ミヤマウズラを一株見つけた。ロープの所へ来ると安心だ。植林帯が見えてきた。
14時25分、上ヶ成山林業専用道路の終点への印が見えてきた。まだ、買ってきた助六寿司を食べてないのだが、天狗の庭から上がった所の岩に腰かけて食べる事にする。
さあ、ソバナを写そうと思うのだが、疲れ果てている。上を向いてソバナを撮っている時にバランスを崩して後ろに転がってしまった。ザックを担ぎ、重いカメラで、手が突けないし、なかなか起き上がれない。あ~あ、情けないな~。
3月15日の上ヶ成山林業専用道路の様子。
15日【皿ヶ嶺】
わいわいさんが、先月末から咳をしていた。熱はないが、4、5日たっても治らない。6日(火)に行った総合病院で咳が出ると言っても専門外の薬を出してくれる訳ではない。7日(水)、かかりつけの病院に行くと、朝測った時は36、1度で平熱だったのが、病院で測ると37、4度に上がっていたそうだ。細菌感染を治療する薬を処方された。夜になって37、8度に上がってきたので、とんぷく(38度以上で飲む)で出ていたカロナールを2錠飲んで寝ると、8日(木)朝には36、1度の平熱に下がり咳もあまり出なくなった。新型コロナ・インフルエンザでなくて良かった。そんなこんなで、山は2週間ぶりだ。
10時40分、風穴の駐車場に着く。トイレ裏の園地にシラヒゲソウが咲いている。又、派手なヤマシャクヤクの実が弾けている。ナツエビネは見頃だ。そんな花々に、水をあげていたようで、根元だけ濡れていた。
お盆休みなので、風穴の井戸の周りは観光客でいっぱいだ。11時10分、出発。登山道は静かなものだ。久し振りだし、暑いので休み休みゆっくり上がる。
ヤスデが発生している。珍しい花だなと思ってよ~く見ると、ギンバイソウの花の裏側だ。久し振りにアサギマダラが飛んできたのだが、遠い枝に止まった。いつもの木に今年もキノコが出来ている。
イワタバコ等の初夏の花は終りを迎えていて、クサアジサイに間に合って良かった。今回は、登山道に風が吹いていたので気持ちが良かった。ヨッツベンチで休憩する。さあ、もう少しで竜神平だ。森のフラダンサー、ヤマジノホトトギスを写して、12時50分、竜神平に到着。実に2時間10分も掛かっている。久し振りに、愛大小屋や登山道の世話をして下さっているOさん、町内会のOさんともう一人のボランティア仲間が居て、しばし歓談する。
コンビニで買ってきた冷やしそうめん・冷やしソバ等でお昼を済ます。その間に、Oさんが草刈り機で笹を刈り、Oさんと、もう一人の方が刈られた笹を片付けている。有難いことだな~。
竜神平には、コオニユリが咲き始めていて、今年はたくさん咲きそうだ。周回路にはツリガネニンジン・カワラナデシコ等が咲いていた。
笹が周回路を覆いかぶさって来ているのだが、刈ってくれた所は歩きやすい。14時30分、竜神平を後にする。
このキノコは例年出る所に生えていた。倒れたミズナラの道路脇に秋の花が咲いている。
15時15分、まだ風穴の井戸には観光客が来ている。ベンチが空いていたので、身体が冷えるまで休んだ。キツリフネがボツボツ咲いているが、花は小さいな。
5日【大川嶺】
毎日うだるような暑さだ。高原に行けば涼しい風が吹き渡っているかも、シモツケソウも咲いているかもとドライブに出掛ける。まずはガソリンを給油して出発だ。10時35分にカノコユリが咲いている所に着く。石垣の上の民家に人の気配はない。11時20分、大川嶺と笠取山の中間の道路の広い所に車を停めバナナを食べる。笹原をかき分け縦走路に出るとシュロソウが咲いている。
シコクフウロは、そこら一帯何処にでも咲いている。以前、岩の所に咲くコオニユリを撮影に来ていたのだが、丁度蕾がたくさん付いていた時に台風が来て、吹き飛んでしまい、いまだに以前のように苗が増えてないのだ。ホソバノハハコグサを撮っていると、カノコユリの所で追い抜いて行き、旧牛小屋があった所に車を停めていた若者ペア(奈良ナンバー)が縦走路を歩いてきた。「奈良からですか?」と聞くと、「実家がこちらなので里帰りしています、笠取山まで行きます」との女性の返答だ。
目的のシモツケソウは、この株が咲き残っているくらいで、終わってしまっていた。それに引き換え、道路脇にコオニユリがたくさん咲いているのにはビックリした。最近、道路脇の草刈りをしていない(灌木やバラが車を擦って困る)ので、こんなに咲くのだろうか。撮影していると、稜線の縦走路を歩いて行った若者が「笠取山まで行ってきました」と、林道を歩いて帰ってきた。
夏の高原らしく入道雲が出来ていたのだが、向こうの方で雷鳴が聞こえてきた。シコクフウロ(ピンクの濃いのや、ギザギザになったのや、いろいろある)をゆっくり撮ろうと思っていたのだが、黒い雲が近づいてきたので車に戻る。車でおにぎり弁当を食べて、12時50分、帰路に着く。来る時に見つけておいたオオキツネノカミソリを写し、暫くで大粒の雨が降ってきた。この雨も、国道に出た頃には止んでいた。
2日【皿ヶ嶺】
移動スーパーが来てから出掛けた。今日も風穴への分岐を通り過ぎた上林林道の広い所に15台くらいの車が停まっていて、谷側を熱心に観察している。どれどれ、何処に鳥がいるのかとカメラマンに聞いてみる。すると、名前を呼ばれたのでふと見るとTさんだった。この間から来ているとの事だ。11時45分、上林トンネル南口に車を停めて定点観測している花を見に行く。
12時20分、畑野川コース登山口を出発。この前来た時は10時50分出発だったので今日より1時間半早かったし、地面も濡れていて雨も少し降ったので涼しかったのだが、今日は乾ききった登山道で雲もない上天気で暑い。12時45分、少し水が流れている所で小休止した。ルイヨウショウマを写す。花が実になり熟れている。
13時30分、いつも休む所に来た。おっちゃんが遅れて到着し、買って来た巻き寿司と冷やしソバを食べる。疲れ果てたおっちゃんが「一人で行ってきたら」と言うが、ザックをデポして行こうと提案。私のザックにおやつと貴重品だけ詰めて、一足先に出掛ける。
14時2分、分岐を竜神平へ向かう。ノギラン・橙色や赤いキノコが生えている。この前蕾だったアオフタバランが咲き始めていた。
先週、コップに殺虫剤を仕掛けていたので、中を覗くと虫が3匹入っていた。いつも思うのだが、この調査の結果が知りたいものだ。14時13分、竜神平に到着。町内会のOさんが、ベンチに防腐剤を塗ったので≪注意書き≫を貼りに来たと言っていた。もう一人の方が「この前は5株あったのに4株なくなって1株になっていた」と言っていた。何かと聞いたのだが、教えてくれなかった。多分あの花だろう、悲しい事だ。
そんな話しをしていると、おっちゃんが到着した。おっちゃんは荷物を置いて上がってきたのにつらそうな顔だ。そして、作業が終わった二人は私たちに「ゴユックリ」と言って、下りて行った。湿原には、ハンカイソウは咲き終わり、コバノギボウシとヌマトラノオが混ざって咲いている。湿原の中は、縦横に踏み跡が出来ているが、先日よりはぬかるんではいなかった。
竜神平を反時計回りに行くと、カワラナデシコが咲き始めている。ツリガネニンジンはあちこちに咲いている。それにしても、今年は笹の勢いが強いな~。
14時54分、竜神平を後にする。下山路は既に斜光線になってきた。ヤマジノホトトギスがもう少しで咲きそうだ。下りは、おっちゃんは足が早い。15時40分に車に戻った。涼しいと思っていた畑野川コースだったが、日照りが続き、異常な暑さの今日は相当疲れた。
帰りも、野鳥を観察している所でTさんはいるかと、少し車を下りてみると彼女は居眠りをしている。朝6時起きで来ているとの事だ。撮った鳥を見せて貰ったが、綺麗な鳥だった。
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