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11月


 27日【愛媛大学ミュージアム】



 新聞に「学校の戸棚の考古学」展が、愛媛大学ミュージアムで開催中と掲載されていたので出掛けた。

【かつて多くの学校に、教育や研究の目的で考古資料が集められ展示されていました。学校の戸棚で土器や石器を見た記憶のある人も少なくないのではないでしょうか。今回は愛媛大学埋蔵文化財調査室と松山市考古館が引き継いだ、かつて学校にあった考古資料を集めて展示し、その来歴や教育と調査研究に果たしていた役割について紹介します。】 

 付属中が2022年まで所蔵していた学習用模型標本は、愛媛女子師範学校が1932年に購入し、東京帝国大(現東京大)の学者が監修している。

 ミュージアムに入ると、まず岩石・鉱物のコーナーがあり、愛媛県の鉱物も展示されている。アンモナイト化石のコーナーもあり、アザラシの剥製も展示されている。



 ≪学校の戸棚の考古資料≫のコーナー
 環境利用の始まり「縄文から弥生へ」のコーナーがやはり興味深い。1時間程で見学を終え帰った。


 18日・25日【鞍瀬川・紅葉撮影】


 今年は、暖冬で紅葉の時期が読めない。12日の古岩屋もいまいちだったので、まずはロケハンだと出かけた。

18日


 渓流沿いなので、時間帯により日が当たっている所はまあまあ色づいている木もあるが全体的にはまだだった。紅葉写真は、赤・橙・赤といろいろ混ざっているのが好きだ。帰路、民家が途切れた所で猿が杉林の方へ逃げて行った。

25日


 一週間経ったので、そろそろ良い頃かと出掛けた。渓流の淵に、紅葉が映り込んでいる所を見つけて撮影した。今回は、河原に下りて写したが、おっちゃんも熱心に撮っていた。次のポイントのモミジは、以前、若もみじの頃に写したのだが、期待したようには真っ赤にならないようだ。


 20日【皿ヶ嶺】



 昨日は冷え込んだので、石鎚山の頂上は霧氷で真っ白のニュースを見た。皿ヶ嶺も少しは霧氷だったのだろうが、今日は出来てないだろう。11時に通りかかった水の元の手前の工事現場では工事が進んでいる。水の元のモミジは逆光に綺麗だった。風穴のドウダンツツジも少し色づいて来ている。


 11時22分、登山口を出発。例の行方不明者の捜索願いのチラシを見ながら、女性4人組が賑やかに前を上って行った。紅葉の落ち葉を踏みしめ、倒れたミズナラの所から道後平野を望む。


 相変わらずキノコが目につく。倒木の苔の上に落ちた落ち葉に露がついているのだが、色つきだ。


 面河テンナンショウの実も落ちてしまう寸前だ。沢すじは晩秋というか、初冬がふさわしいかな。


 皿ヶ嶺の常連さんIさんとすれ違う。「もう、しんどいわ」といつもの口癖だ。数年前に枯れてしまった笹の後に別の笹が生えてきている。おっちゃんが言うには「枯れたのはスズタケで、新しいのは笹だろう」との事。やっと、太陽が山際から覗いて来た。四つベンチの手前のコマユミが日に照らされて映えている。


 ブナはすっかり葉を落としている。竜神平に12時45分に到着。ベンチでコンビニで買ってきたおにぎりを食べる。登山口で先を行った4人組も相変わらず賑やかだ。愛大小屋の温度計は4度だった。2人組が何組か通り過ぎる。13時5分、竜神平を後に反時計回りに遊歩道を歩く。


 森の入口の登山道にウリハダカエデの落ち葉が散り敷いている。歩いて行くと、私がよく撮影している場所があるのだが、今日の落ち葉は乾燥してしまって色がない。上を見るとまだ残ってはいるのだが・・・。そして、いつものブナ林は小春日和の散歩道になっている。


 おっちゃんが笹の種類を言っているのだが、私はあまり興味がないな~。四つベンチの所で後ろから4人組が下りてきた。上りは遅いのだが、下りはまだ大丈夫なので追い越されないように休まず下りた。


 単独の男性と、行方不明になっている方の話をしながら下りる。「誰か捜索を続けている人がいるんだろうか」と心配していた。14時45分、風穴に下りる。水の元のモミジを写す。

≪お知らせ【waiwai記】≫

 上記の記事を準備している最中、小生のリンク仲間の<おいわさん>から「例の行方不明者の方が見つかったようです」との一報がありました。残酷な知らせで、ご家族の方には非情な事でしたけど、この場では「お悔みを申し上げます」としか、言葉は出て来ません。尚、いままで捜索願いのチラシをそのまま載せていましたけど、個人情報に関する部分をチラシから消すこととしました。ご協力くださった皆様方には、本当にありがとうございました。(11月23日)



 12日【古岩屋】



  いつもは、某移動スーパーが来る火曜日だが、今週は休みとの事。お昼は国民宿舎・古岩屋荘で食べれるので、何も買わないで行ける・・と、早めに出掛けられた。10時35分、国民宿舎前に到着。まず、遊歩道を歩く。不動明王は、洞窟の中なので、暗くてなかなか写しにくい。


 遊歩道から林道に上がる手前で、見た事がない薄緑のキノコを見つけた。シソ科?の花が咲き残っている。11時42分、岩屋寺への八丁坂の分岐に着く。


 林道を古岩屋まで戻る途中に黄葉が散っている。おっちゃんが岩と紅葉を写している。国民宿舎の食堂で猪カレーを食べる。販売機には「売り切れ」ランプが点いていて、限られたメニューしか注文できない。お遍路バスツアーの団体さんが来ている時以外では一番たくさんのお客さんだ。ボツボツ観光客も来ているようで、駐車場が一杯だ。


 道路側の歩道からモミジを見るが、順光なので私の影が写っている。紅葉はもう少しと言ったところか。道路から向こう岸に行く木道に木が倒れ込み穴が空いて、修理がまだ出来ていない。慎重に渡る。左岸からは、逆光になるので少しは紅葉が綺麗に見える。
渓流を飛び越え右岸に渡る辺りの紅葉はまだ進んでなかった。13時に古岩屋を後に帰った。


 9日【上林重信林道~上ヶ成林業専用道】



 予定していた事が中止になったので、4日の夕方に見る事が出来なかったキッコウハグマを見て、上林重信林道を歩こうと出掛けた。ところが、キッコウハグマはこの前と同じ状態で、咲いているのは無かった。そしてこの前、若者5人に見つけてあげた株がまだかろうじて残っているのみだった。

 水の元に、行方不明になっている方のチラシが貼ってあり、横に
【11月3日(日)にて、皿ヶ嶺 水の元駐車場の案内掲示板横にグレーの帽子を拾って置いてくださった方を探しています。】というチラシも貼ってある。


 風穴のベンチで弁当を食べ、12時10分に上林トンネル北口近くの広い所に車を停めて出発。工事業者が工事に入っているかどうかの出入札を見ると、全部『出』になっている。直ぐ先の路肩には、まだジンジソウが咲き残っているのだが、かんざしのように種になっているのもある。上林峠への通行止めの階段に着いた。行方不明になっている人は、ここを上っていたのだろうか?

 ずっと先、上ヶ成林業専用道が山肌を削ってついている。定点の滝を見て、少し赤くなっている木を写す。


 工事事務所がある所に、削った土を運ぶトラックが停めてある。


 工事事務所の前の沢部には、工事で出た土を貯めているようだ。また、工事により伐採した木が積まれていて、その木にキノコが生えている。


 13時、白糸の尾根まで来ると、そこから先へ工事が続いている。陣が森からの尾根道が、切断されて崖になっている。これからは、陣が森からは白糸の尾根を下りる事はできないのか・・・。


 辺りを少し散策して、来た道を戻る。逆光に映えて紅葉している木が美しい。路肩にはまだジンジソウの綺麗なのもある。13時30分、天狗の庭に下りてみる。


 横顔の岩を過ぎ、倒木の横をすり抜ける。たくさんのキノコが生えて、この倒木を土に帰す役割を果たしている。その中の一つ、ガマガエルのように見えるがサルノコシカケ?なのだ。


 ハガクレツリフネは、縮れていたり、小さいのしか残ってないが、一つだけ綺麗なのがあった。14時5分、上林重信林道に戻り、14時20分車に戻る。
 尚、上林重信林道の標識は【昭和62年度】の一つのみで、上ヶ成山林業専用道の標識は、【平成30年6月】から【令和5年1月】まで数か所に、順に建てられている。


 4日【皿ヶ嶺】



 1日から3日まで、山岳写真展で京都に行っていた。帰った翌日だが、火曜日はおっちゃんが病院に行かなくちゃいけないので、今日 皿ヶ嶺に行く事になった。祝日(土・日・祝は、車が多いのでなるだけ避けている)だが仕方がない。水の元手前の工事現場は休みのようだ。風穴にはたくさんの車が停まっている。まずは、トイレ裏の園地へ、ミソバタツナミソウ?の残り花が咲いている。


 ジュウモンジソウが植えられて咲いている。他の人が派手な色は風情がないと言っている。11時45分、風穴を出発。モミジガサの花が綿毛になっている。12時12分、半直登コース(waiwai隊はそう言っている)の分岐に到着。新しい木材(登山道の補修用)が積んである。


 直ぐ先に咲いていたシコクブシは、今年最後の一輪か。倒れたミズナラの横を通過。きのこが少なくなっていたが生えている、名は分からない。勿論、取って帰って食べる事はしない。


 この頃から下りてくる登山者とすれ違うようになる。見上げると少しは紅葉しているようだ。登山道横にホコリタケが群生している。直ぐ先の階段状の場所で渋滞(?)していたが、この登山道ではこういう景色には滅多に出合わない。


 いつものブナ林もまだ黄葉していない。竜神平の手前で3人が道の整備(いつものボランティアの人達)をしていた。感謝! 12時28分、竜神平のベンチでコンビニで買ってきたおにぎりを食べる。遊歩道を反時計回りに歩く。すっかり秋の花は終り、フデリンドウの赤い実が出来ているくらいだ。


 ベニタケ(毒)の仲間の赤いきのこがあちこちに生えている。このブナ林を歩くと写さずにはいられない場所。帰路、枝越しに10月18日に行ったものの柵があり中に入れず見えなかった池が見える。


 もう枯れる寸前のブナにツキヨタケがついている。今年は、徳島と愛媛の方が、家族と食べて食中毒になりニュースになっている。15時5分、ヨッツベンチで二人連れが弁当を食べていた。この時間ではここまでのつもりかな? しかし、下りている間にも3組が上がって来ていたが、秋は暮れるのが早いので大丈夫かな~、と余計な心配をする。クサアジサイが今年最後の花を咲かせていた。


 昼頃は晴れていたのだが、だんだん曇ってきて暗くなってきた。ウバユリはすっかり実になり種が飛び出しそうだ。15時40分、下山路から4台車が停まっているのが見え、駐車場にもまだ4台停まっていた。下山後にキッコウハグマを見ようと、自生地に行ってみると、若者が5人でうろうろしている。誰かに聞いて探しているらしい。初めて見るのだから、株もどれだかわからないみたいなので教えて上げる。ところが、株はあるのだが花が咲いていない。やっと一輪、8分咲きくらいのを見つけたので教えてあげると、そうとう感謝された。お昼には咲いていたと聞いていたのに、咲いているのがないのは、夕方にはしぼむんだね。残念!


≪お知らせ【waiwai記】≫

 日曜日の夕方、知人から「何時ぞや、南尖峰へ一緒に行ったXXです」と、突然の連絡が入りました。それが「ハイキングクラブの元会長が皿ヶ嶺へいったきり戻らないので奥さんが、捜索願を出した」との事。小生がよく行っている山なので連絡しました・・。との事情です。分かっている事は、水の元に車がおいてあった事。上林峠までの通行注意(入口に注意喚起の立札がある)の道の途中にある花を見に行ったと思われる。この方は、77歳で長年クラブの会長をしていた。

 そんな事から、通行注意の道は沢部(2ヶ所で)が崩落して、一般の人は通行しないように注意喚起しています。しかし、この場所に通い慣れたベテランは、時季により(何等の目的がある場合)利用されている様子です。



 その連絡があった翌日、水の元の駐車場には氏の車は既にありませんでした。私達は上記のように、いつもどおり風穴登山口から上り龍神平へ着くと、ボランティアの方が作業中でした。その中に「仲間になってしまった」と、元同僚の先輩が話し掛けてきました。
 そこで、前述の「遭難話の連絡が入った」との話しに及んだのでした。遭難したのは10月の末の事。花を見に行ったのではないか?土曜日(松山地方に大雨が降った日)に雨の中救助隊が捜索に入った。
 などの話しが聞けました。
 ボランティアの一人が「あの花は終わっていると思うが、別の場所にも生えてる」との情報も聴けたのでしたが、場所は特定出来ません。もし、発見された方はチラシの連絡番号に連絡お願いします。

 水の元に張り出されている
<この人をさがしています>チラシ