2022年  

 

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 28日松山市考古館・丸山




 「いにしえの えひめ」ー愛媛県埋蔵文化財センター発掘調査速報展ー を見に行った。前年度に愛媛県内(西条市・今治市・新居浜市)で発掘調査した遺跡の写真や出土品を展示していた。今治市の日高丘陵南麓に立地する別名薮下遺跡の上面では(15世紀から16世紀)の集落が確認され、全堀では弥生時代終末から古墳時代前期の集落が確認され、中世後期~古墳時代~弥生時代と掘り進むごとに重なり人々の生活が繋がっているのが面白い。

 まず、松山市考古館の裏山の遊歩道を歩いてみる事にした。おっちゃんが「あれ~! カメラを忘れた」と叫んでいる。仕方なく私のタブレットで写すことになった。初めての場所で、案内版らしきものも見当たらず、どこでも道を辿ることとした。
 


 住宅の方へ行ってみると、𠮷重命神社と標石に掘ってある道がある。奥へ行くと、鳥居があり祠もあった。裏の石碑に南北朝時代の事が掘られていた。

 戻り、今度は考古館前の道を奥へ、松山市文化財情報館の横の遊歩道を上がる。歩きやすい自然林の道だ。


 13分くらいでベンチのある広場に着く。持ってきた五目御飯を食べる。気持ちのいい尾根道が見えたので行ってみる。踏み跡が不確かになるが、左下に池が見えるので大丈夫だ。


 祠があり間違ってない事がわかる。だんだんと下りるようになり、落ち葉で滑り易くなるが慎重に下りて行く、草が伸びている所を越えると石版がありコンクリートの坂を下りると池の周りの道路に出る。その後、前述の考古館の見学をして帰った。

 「いにしえの えひめ」の内容は、おっちゃんが『縄文への旅』コーナーにそのうち入れるそうだが、いつになるのだろうか?


 26日皿ヶ嶺



 そろそろ竜神平のリンドウが咲いている筈と出掛ける。風穴が近づいて来ると、草刈り機の音が聞こえてきた。路肩の草を刈っているみたいだ。林床にはアキチョウジが咲いている。上の駐車場の所のフシグロセンノウを刈られたら大変と杭(上写真、3枚目)を立てておいた。 

 10時40分、登山口を出発。シコクブシが咲いてきている。この株が全部咲いたらどんなだろう。


 サラシナショウマが咲いてきている。鳥の鳴き声がすると思ったら、単独男性が鳥笛(面河渓の渓泉亭で購入したそうだ)を吹いていて、鳥が寄ってきていた。この前の台風で倒れたのだろうか木が登山道に倒れているが、通れるように切って下さっている。


 岩の間のシコクカッコウソウが大きく育っている。11時28分、ベンチで一休み。


 このへんにササユリがあった筈と見るが、おっちゃんは見つけられない。「ほら、あるじゃない」と言うと、アマガエルと思ったそうだ。12時、竜神平に到着。小さな子供連れの男性と、なにを探しているのか二人連れがいた。


 マユミが色づいている。弁当を食べて竜神平を反時計回りに歩く。ヤマラッキョウと、リンドウが咲いていた。笹やススキが高く繁茂していたのでどうなるかと思っていたが、咲く頃には他の草も枯れたりして立派に咲いていた。


 植えられたオミナエシは終りかけかな。森を抜け分岐を12時45分い風穴方面に歩く。登山道の脇に小さなキノコが生えている。


 13時50分、風穴に戻る。さっきまで聞こえていた草刈りの音が止んでいると思ったら車の横で休憩している。風穴園地の花を見て、キッコウハグマは咲いているかなと見に行ってみると、草刈りがすんでいる。まさか~刈られてしまったのかと思っていたのだが、なんとか残っていた。


 24日御岳山(通称:三獄城or佐川城)



 台風が去った21日の夕方、ふと外を見るといやに明るい。そして東の空に虹が出ていたので急いでベランダに出て写した。

 今日は、15日に私は行かなかったので、やっぱり私も御岳山に登っておこうと佐川にやってきた。林道の広い所を10時に出発。カラスノゴマが咲いている。少し行くと道端にキノコの卵があると思って写したのだが・・・、帰りにじっくりと見ると同行者が「ゴルフボールだ、横に文字がある」と言うじゃ~ないの。(^^;) 続いての写真、ビニールのゴミかと思ったら真っ赤なキノコだ。

 そして、この同行者は、佐川集落で車の離合に苦労した人なのだが、ここで同行する事になったのだ。


 急な林道を上り、赤と白(佐川のおじさんが自分が付けたと言っていた)のテープを頼りに上る。尾根道になると、左に歩き頂上直下の急登になると直ぐに着く。


 こんな所に城があったとは思えない狭い場所なのだ。私は高所恐怖症なので、あまり下は覗かなかった。佐川集落の棚田には彼岸花が真っ盛りだった。おっちゃんは一枚も写さなかったけどね。


 17日白糸の滝林道



 14号台風が来る前に大型スーパーで食材と弁当を買って家に戻り、食材を冷蔵庫に入れると急いで出掛ける。集落の上部の広い道路に車を停めて、11時25分白糸の滝へ歩いて行く。おっちゃんが、このwaiwai山行記用のカメラを忘れたと言っている。この頃は大分忘れものが少なくなったんだけどね。仕方なく携帯で撮っている。11時47分、白糸の滝の入口へ着くが、目的は奥へ続く林道を歩いて行くのだ。


 白糸の滝上部へ行く入口を過ぎ、大影地橋までもくもくと歩く。この橋を渡らず、橋の手前の道を堰堤まで行き、コンクリート製の道に腰をかけて弁当を食べる。12時10分だった。


 食べ終えて、林道を奥へ歩く。奥へ行くほど雑草が生い茂っている。キツリフネでも写そうと来たのだが、ボツボツ咲いているだけだった。以前はこの先で川へ突き当たる場所まで車の通行が出来たと記憶している。しかし、現在は、このザマだ。


 林道の最終地点に12時37分に着いた。写そうとする対象も目ぼしいものがなかったので、仕方なく引き返す。以前にも出会った男性に会った。「すぐ先の水場まで歩く(大影地橋の手前)」との事。また、waiwai隊が「善神山の登山口まで行った」と話すと、「こないだも若い人が4~5回行ったが、途中で道が判らなくなって、戻って来た」とのことだ。皿ヶ嶺にもいろいろなコースの案内があるが、整備されなくて、歩行が困難なルートが増えてきているようだ

 。白糸の滝入口に13時25分戻ったが疲れたな~。白糸の滝へ少し行って流れを撮ろうと思っていたのだが、スズメバチが2匹私の周りを飛ぶので恐れをなして帰る事にした。




 下林集落まで戻り、ふとキバナコスモスの群落が見えたので、寄ってみる。ご主人が作業をされていたので「撮らせて貰ってもいいですか?」と言うと、「せっかく植えたので、見て貰うのが嬉しいありがとう」と言ってくれるじゃありませんか。大阪在住中には、非常識なカメラマンが多い為か、怒られる事が多かったのにね。まあ、こちらとはカメラマンの数が違うわね。それで、思い出したのだが、花菖蒲を植えていた(上林集落)方も、写させて貰ったうえにお土産(手作りのまな板、箒など)まで貰った事があったなあ~。


 15日御岳山(通称:三獄城or佐川城)


【waiwai記】

 皿ヶ嶺の常連さんに、<御岳山(地図で記載)>の登山口を案内して貰いました。waiwai隊は以前(2014/3/27)佐川(さこ)集落から、三嶽城址へと目指したものの途中断念だったのです。

 今回、峠の反対の集落(上林)からのアクセスでしたが、峠越えの道から分け入る場所には覚えがありませんでした。そのことは、相棒も『どうも、記憶と違うよね』という意見でした。帰宅後、当時の記録(waiwai山日記)を見返してみると、全く違う場所から取りついていたことが判明しました。

 佐川集落には2014年以降も常夜灯を探して、歩きました。その後に、相棒の撮影行(曼殊沙華の撮影)の際、偶然にも冒頭の<皿ヶ峰の常連さん>に出会い、「集落の外れまで行くと<ナンバンギセル>が咲いとるヨ」と教えてもらったのでした。

 そして前述の峠の確認に、92日には偵察行を決行です。いつものように、集落の入り口にある神社の脇に車を停め、歩きです。


<佐川(さこ)集落からのルート>

① 神社の駐車場所
② 上林集落へと続く道
③ 峠
④ 左手への別れ
⑤ 御岳山(みたけやま)三角点
















 そして今回、久し振りの【城址巡り】が決行できたのは、先日、久し振りの出会いだった『元同僚のKさん』と一緒に歩くことが出来たからだったのです。

 今回は、山道を少し入った先のカーブの場所まで車を乗り入れました。峠までは、滑りやすい急なコンクリ道をしばらく昇ります。そして、峠のすぐ先で左への踏み跡を辿ることとなります。倒木を跨いで、不明瞭な道も『白テープを付けているから』との集落の方の言に従って進みます。

 賑々しくテープが張られた分岐に着きました。ここが④の場所です。相棒はこの分岐の場所からは、林道で待っているからと戻ったのです。分岐を左手へと、小生と、元同僚のK女子と二人で向かいます。少々降り、暫くで前方にこんもりとピークが現れました。祠が奉られている場所は猫の額ほどのスペースで、前方の木越し、真下に集落の屋根を覗けます。


 また、北の方向左方にはゴルフ場、右方には佐古ダムが遙かに垣間見えます。あっけなく着いてしまった城址は、次の冊子から転載します。


【重信町の文化財と史跡 (第2集)平成9年度版】

中世古城跡
7 三嶽城(佐川城)跡     重信町大字下林佐川

 この城は、下林佐川(さこ)の標高438メートルの御岳山にある。東に上林、北に重信平地部、西に松山市窪野を見下ろすことができる。また、三方断崖絶壁、わずかに一方狭小な尾根が通じているのみである。
 伝承によれば、この城は要塞堅固なた1,000人の敵を10人で防いだといわれ、南北朝の頃、南朝方の河野伊予守の一族の居城であったと伝えられている。然しながら、これらを立証する資料はなく詳細は不明である。
 遺構は何も残されておらず、一部に矢竹が繁茂しているにすぎない。地形上烽火台が設置されていた可能性も考えられる。



 12日【皿ヶ嶺】



 おっちゃんが、5日から10日まで検査入院していたので家でお留守番していた。次はがんセンターで21日に診察があり、その時に結果を聞くことになっている。それまでは何処へでも行けるのだ。そうは言っても最近のwaiwai隊には皿ヶ嶺しかないんだけどね。(^^;)

 上林林道に入る所に10月7日まで「法面工事のため全面通行止め」の看板が立っている。「風穴までは行けます」との事なので良かった。10時45分、風穴の駐車場に到着。知り合いの車が数台停まっている。どこかで会えるかな~。避難小屋とトイレの間にポストのようなものが建っている。【落とし物入れ】と表示してある。良い考えだな、お金など貴重なものは交番に届けた方がいいけどね。

 風穴園地の花を見て回る。オミナエシは満開、ベニバナシャクヤクは実がある、キレンゲショウマは蕾が3個あるのみだ。園地の花を見ていると、市の職員らしき人が、トイレなどの点検に来たようだった。水の元のトイレの事や、ここのトイレの事などの雑談をしたのだった。


 タカネハンショウヅルが咲き始めている。フシグロセンノウは、支える杭が一本もないので倒れ込んでいる。杭を立てる人もいれば、抜く人もいる。(>_<) いろいろな考えの人がいるからね。waiwai隊は、ここは杭を立てておこう。キバナアキギリが咲き始めている。


 11時15分、風穴登山口を出発。登山道に倒れかかっていた大木が切られて、倒木は整理されていた。ハガクレツリフネが満開でおっちゃんが露を一生懸命に写している。


 キハダの大木が倒れ落ちた斜面には、レイジンソウの群落が出来ている。やはり、自然は凄いな~。傍で小さいキノコがびっしり生えている。すぐ先で、このコースには珍しく登山道にカニが散歩していた。


 苔の間に生えているこれは何? 12時15分、ベンチに着き休憩していると、常連のSさんの二人連れが降りて来られたので花の情報を聞く、目的の花はまだ咲いてないようで寄り道はしなくて良い。12時30分、竜神平に到着。買ってきたおにぎりを食べる。単独の女性が湿原を眺めて和んでおられたが、そのうち、湿原を散策に出掛けられた。


 竜神平のマユミは蕾が色づいてきている。オタカラコウも満開だ。竜神平の周回路のリンドウはまだのようなので、引地山分岐まで行って、半直登を下りる予定で、12時55分、竜神平を後にする。皿ヶ嶺の常連Aさんが降りてきた。蕾を確認していた貴重な花がそろそろ咲いているかと行ったが、なくなっていたと言っていた。

 ノギランは、花が終わっても実?が残っている。ミゾソバが咲き始めている。


 14時10分、引地山分岐に来て、木の下で休む。ツルニンジンが咲いていた。のっこしに14時35分、10分休んで下りる。帽子のようなキノコが出来ていた。


 登山道で見つけたランの花後を確認、ミヤマウズラは既に咲き終わっていた。上林方面は晴れているようだ。行きにおっちゃんがハガクレツリフネを写していたので、帰りに写して貰おうと思っていたシコクブシ、3輪咲いている。


 このキノコは小さいですよ。おっちゃん執心のキツリフネ。15時20分、車に戻る。久し振りに元同僚のKさんに会った。お元気そうで良かった。

 車で帰っていると、道路の真ん中で何やら小動物が何かを持って食べている。止まって見ていると、リスだ。手が届く所にカメラがあれば写すのだが・・・、なかった。残念~!! しばらく食べていたが、横切って行った。


 2日【佐川(さこ)】



 雨が止んでいたのであるキノコを探しに行こうと出掛けた。ついでに2014年3月27日に行こうとして、分からなかった御岳山(通称:三獄城or佐川城)にも行く目的だ。10時45分、佐古ダムを過ぎて集落の入口にある神社の横に車を停める。左手に御岳山が見え、北方の崖が見える。集落に入ると、軽トラのおじさまが来たので「御岳山」へ行こうと思ってと言うと、いろいろ教えて下さった。


 11時、林道を行くと直ぐに見覚えのある広い所に着いた。コンクリートに苔が生えて滑りやすい急坂を上る。11時20分、峠に着く。2014年に来た筈だが見覚えがない。それもその筈、帰って2014年のwaiwai山行の記録を見ると、


≪閑話休題≫ waiwai記

暫らく歩くと、上の方からオッサンが降りて来たので「あの山へ行きたいんじゃけど、行けますか?」に、「おぅ~、行けら~い。そこの柿の木の所の林道を入って・・・・」と詳しく教えてくれ「あそこには昔は神社を祀っとった。尾根沿いにいったらえぇ~。あの山は儂の山じゃけん、小さい時からあそんどった」というじゃ~ありませんか。

結局、教わった『林道を行ったら、車を転回できる広い所があって、そこから急坂になるけど、そっちには行ったらいかんで・・・』という場所まで行くが、その先には道らしき路は無かった。しばらく踏み跡を探すのだが、今回は諦める事とした。

兎に角、オジサンの話では、例の林道のとこらからは沢沿いに尾根まで上がって、尾根沿いに行く・・・と、どこでも上に行ったら着く・・・。と道が無い事を指していた。それなら、最初から『道は無いヨ』と云ってくれれば良かったのでした。「神社があった」と言うから、道があるものと一生懸命に道を探したのだ。


と書いてあった。

 峠から山に入る。赤いテープと、白いテープ(集落のおじさんが付けたそうだ)が所々に付いている。少し行ってみるが、台風11号がらみの雨が降ってきたので、また今度天気の良い日に来ようと、11時40分引き返す。道端にヤブミョウガ?が咲いている。


 滑りやすい急坂を慎重に下りる。12時10分、広い所まで下りてきた。


 道端にはボタンヅルが花盛りだ。12時20分、常夜灯の横を歩いていると、子猫3匹と近くに親猫がいるのに気付いた。少し近寄っても逃げる素振りはないので、急いでカメラを出して撮った。親猫の毛は、あちこち禿げて可愛そうだった。探しているキノコはなかったが、なかなか撮れない猫が写せてよかった。

 朝のおじさまの所で、「結局、雨が降りだしたので帰ってきました」と言うと、「秋の紅葉の頃にきたらええ」と言ってくれた。


 15日・24日キノコ探索


15日                              24日