2022年  

 

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 28日【皿ヶ嶺】



 雨が降らず、靄が出ないなら、朝の光で写す以外ないと久しぶりに5時起きで皿ヶ嶺に行く事にした。

 6時7分、26日と同じく上林トンネル南口の近くの広場に車を停める。6時20分、上林峠下の登山口。峠からは長い階段を上がり、6時48分尾根道に着く。今の時期、日の出が早いのでその時間でも昼間と同じ明るさで、太陽も容赦なく森に差し込んでいる。


 6時56分、分岐を竜神平方面へ。そして、ロケハンしておいたヤマツツジを写した。それにしても、日差しがきつい。


 1時間余り写して、8時6分分岐を風穴方面に向かう。途中の登山道に咲くヤマツツジは今年は花数も少なく、盛りを過ぎている。 8時21分、分岐を竜神平へ向かう。


 8時27分、竜神平。アルファ米の五目御飯(朝、お湯を入れてきたストックしていた非常食用ご飯)を食べる。サンコタケが生えていたが、腐る一歩手前だな。


 26日に撮影したヤマツツジの所へ行ってみると、満開になっていた。今回も、日差しが強すぎる。日が陰りシャッターチャンスと思うと風が吹くと言った具合で上手くいかない。9時17分、分岐を上林峠に戻る。ササユリの敵は、盗る人間だけじゃなく、自然界にもあるのだ。虫に食べられている。


 階段の岩の所の曲がり角の岩の方には例年たくさんササユリが咲いていた。じっくりと、観察してみると、ハサミで切った跡がある。又、曲がった下方に毎年咲いていたササユリ、数年前から、盗掘された跡がたびたび見られていたのだが、それでも今年は残った株から蕾が出来ているのを通るたびに確認していた。
 よ~く探すと、ササユリの葉が切られて落ちていた。そして切られた株は、何本もだ。そして、たった一本だけ蕾が残っているのを見つけた。ここに来るまでにもあった筈の蕾がなかったので、少なくとも5本以上は採られたと思われる。家の花瓶に生けて自分だけが楽しむのだろうか。なが~い階段をササユリの開花を楽しみにやっとの思いで上り、ササユリに癒されていたたくさんの登山者の事は考えないのだろうか。残念だ。

 10時25分上林峠、10時41分に車に戻り帰り支度をしていると、車が5台くらい停まり次々に登山者が下りてきた。ササユリを観察に行くのだな。何という仲間なのだろう。


 10時52分、上林トンネル北口の近くの広い所に車を停めて、久し振りに林道を歩いてみる。登山道には、ヤマトウバナが咲き、名前の解らないキノコが生えていた。


 ピンクに見えるアカショウマ、ホタルブクロが咲いている。崖の上にはヤマアジサイが咲いていた。定点観測の滝を写して帰路についた。

 この日、前日の関東地方の梅雨明けに続いて、四国地方にも梅雨明け宣言が出された。


 26日【皿ヶ嶺】



 今年の梅雨はどうしたのだろう? 23日(木)に皿ヶ嶺でヤマツツジの咲き具合をロケハンしたのだが、咲き具合はあと少しだった。雨が降って靄が出る時に撮影に行こうと天気予報を見ていた。昨日は雨だったが、今日は午前中曇りで午後に回復との事で、明日からはずっと晴れマークが続いている。それでは、撮影の機会がないじゃ~ないのと、早速、行くことになる。

 車を降りて支度をしていると、ササユリの様子を見にきた人が帰ってきたので聞くと、2輪咲いていたとの事。もう一台車が来て、降りてきたのは常連の見知った方で挨拶を交わす。その方と途中まで一緒に歩く。登山口までの途中の笹の中に白いササユリが咲いていた。もう一つの茎が高いササユリは今にも咲きそうだ。10時36分、登り始めた頃にぽつぽつと雨粒が落ちてきて、そのうちにザーっと降ってきた。



 10時41分、上林峠で先行する二人連れが登って行った。木の階段を上り途中の岩の所で、今までに蕾が出来ているのを見ていたのだが、見えない。そして、切られた葉が草の間にあった。切り口から見ると、ハサミかなにかで切られている。11時17分、尾根道のベンチを通過する。


 なんとか撮影するヤマツツジを見つけてスタンバイする頃には、雨が止み太陽が見えてきた。雨が降って晴れると、葉っぱについた雨露が蒸発して靄が出る筈と待っていたが、全然出ない。森の中に日が当たっている所と影とがきつくて思ったように撮影出来ない、残念! 11時55分~13時20分の間、せめて雲が太陽をさえぎるのを待っていたがダメだった。


 竜神平のベンチで買ってきたおにぎりを食べる。もう一度、撮影場所に行くと、太陽に雲がかかり日陰になっていたので数カット写す。15時13分、分岐に来て上林峠に向かう。


 木の階段の途中、岩の所で岩の奥のヤマツツジを写す。上林峠を15時30分に通過。朝の茎の高いササユリが開花していた。トンネルの所の大きなイタドリの花が咲いている。


 16時15分、帰りに風穴に寄ってみる。駐車場には夕方でも車がたくさん停まっていて家族連れが遊んでいる。袋を持って何か採っている方がいたので、「この向こうの道路端にササユリが咲いているので盗られたら・・・心配です」と話しかけると、その方は「ササユリが咲いているのですか、私フキを採っているのでササユリは採りませんよ」と言っておられた。帰る時に見るとササユリはちゃんと残っていた。近年になく、山のササユリが咲いている景色に出会えた。

       
 17時、風穴を出る時に、林道からの曲がり角にササユリが咲いていた。今日は日曜日だし、夕方だがまだ明るい。若い家族連れなので、花には目もくれないのかな。 ササユリを採る人たちとは違う年代だったのだろう。それに、聞いたところによると人がいる所は監視の目があるので意外と盗らないとの事だし。


 23日【皿ヶ嶺】


 

 6月22日の愛媛新聞「単眼複眼」に、おっちゃんの写真が掲載された。本人はこれからも投稿するつもりのようだが、二匹目のドジョウはいないだろうな~。(^^;)



 天気が良いし、いろいろとロケハンもしたいので9日ぶりに皿ヶ嶺に上ろう。10時35分出発。、登山口近くに例年咲くフシグロセンノウの芽が出る所に、杭を刺して下さっていたのだが、前回までは葉が見えなかった。今日は大きく伸びてきているのを見る事ができた。風穴の井戸から冷気が流れてきて涼しい~。そして、例のヒマラヤの青いケシの二番目の蕾が咲いている。誰かが杭を2本立ててバンドエイドで固定して下さっている。有難いな~。<(_ _)> 先週咲いていた一番目の花は咲き終えて、花は既に散っていた。


 町内会のOさんが、標識を立てるとの事で一緒に上る事になる。登山道には、モミジウリノキ・アカショウマが咲いている。のっこしで少し休んで、引地山への道を歩き、すぐの分岐を十字峠方面へ向かう。一番早く咲くササユリ(14日には蕾が膨らんでいた)は既に終り、小さい蕾だった方が咲いていた。今年、皿ヶ嶺で初めて見たササユリだ。


 ヤマツツジがボツボツ咲いて来ている。ノギランの道を過ぎて、十字峠・竜神平・引地山への三叉路の標識に到着。Oさんは、この三叉路から竜神平へ下りて行く道と、十字峠から竜神平へ下りて行く道が交差する所にある標識が二つあり、一つは落ちているのだが、その標識には「風穴」方面が記してあるので、この三叉路に立てたらどうかと、杭(土に打ち込む部分には腐りにくいようにペンキまで塗っている)を買って持ってきている。そうよね、ここには引地山へだけしかないので、風穴へ下りる標識があった方が良いよね。Oさんは杭に標識をビスで止めて、買ってきたハンマーで打ち込み完成させたのだった。

 Oさんによると、愛大小屋のOさんとHさんが代表(他4名)で、『森林ボランティア活動申請書』を提出し許可を得たそうだ。

 少し内容を見せて貰ったところによると、
『愛媛森林管理署館内において、下記により森林ボランティア活動を実施したいので申請いたします。なお、活動に際しての事故等については、申請者において一切の責任を負う事を確約いたします。内容・目的・期間・場所等』を申請している。私たちが安全に皿ヶ嶺を歩けるのも、このようなボランティアの方々のおかげなのだ。感謝!


 標識を立て終えて、十字峠を12時30分に通過。ヒノキがなぎ倒され、その後伐採された所に杉を植林するとの事で、草が刈られている。


 頂上までの林間にヤマツツジが咲いてきている。12時55分、頂上に到着。お昼を食べる。男女の登山者が上がってきて仲良く弁当等を食べているが、話しぶりから夫婦ではないようだった。(^^;)


 13時25分、下山開始。定点のクロフネサイシン。 


 クモキリソウはこんな具合だ。このキノコの傘は上下をひっくり返したようだな。14時10分、竜神平でOさんが入れてくれたコーヒーを飲む、感謝。0さんは、お孫さんを迎えに行く用事があるとかでここで別れる。 コオニユリは、たくさんの小苗が出来ている。


 このところ虫に食べられたのかマユミの実を見る事はできなかったが、今年は見えそうだ。道端の花には、上の写真の蝶が舞っていた。


 15時17分、上林峠への分岐を風穴へ向かう。途中の綺麗なツツジが今年も咲いていたが、例年より花数が少ない。15時42分、ベンチで一休み。下山路の風穴コースには、山アジサイが咲いてきている。


 今日、観察した小さな花たち。(ヒトツボクロ・アオフタバラン・コフタバラン)
 16時30分、車に戻り帰路についた。今日は猛暑日で、松山市は35、4度だったそうだ。どうりで暑い一日だったな~。


 17・20・21日【初夏の花・撮影巡り】


17日 浄瑠璃寺


 13日に梅雨入りしたものの雨は続かず今日は良い天気だ。今の時期、撮影と言ってもアジサイの花は、晴天ではどうにもならないし・・・、と言う訳で浄瑠璃寺のハスはどうかと行ってみた。今年は不作なのか、この2つと、まだ硬い蕾が2、3個しかなかった。


20日 大洲市稲積



 今日も良い天気だ。テレビや新聞で見た石垣と花菖蒲・アジサイの稲積に行ってみた。花菖蒲は終り、アジサイは咲いていたが、このピーカンでは写せない。車椅子の親子(坂道に苦労していた)や若い人たちが観光に来ていた。

21日 浄瑠璃町奥



 やっと雨になった。以前、浄瑠璃町の奥で町の人達が丹精込めた花菖蒲を見に行った記憶があったので行ってみた。ところが、その場所は最近刈られたようて、辛うじて一株だけ残っている。どうも、栽培は止めているようだった。以前来た時にお遍路さんが下りて来たのをみたので奥へ行ってみた。池があって、遍路道が続いているようだ。33号線を久万高原町から砥部町に下りる途中に浄瑠璃寺への標識があるが、その道がここに続いているようだ。


 14日【皿ヶ嶺】



 昨日、梅雨入りが宣言された。10日に行った時に蕾が大きくなっていたヒマラヤの青いケシがそろそろ咲いているかな~と思うのと、町内会のOさんからの情報で黄色い花を見に行くのと、何より杉に絡みついたツルアジサイが靄に浮かぶのを撮る目的で皿ヶ嶺に出掛けた。10時14分、風穴に向かう上林林道からツルアジサイが見えたので車を降りて偵察に行く。道路からは良く見えるのだが、近くに行っても見えない。

 10時45分、風穴の駐車場に到着。さすが雨降り、トイレの前に大型バイクが停まっているだけで車は一台も来ていない。まずは、井戸の縁に出来ていた大きな蕾を確認に行くが、蕾さえも見えない。何故~!! と近くに行くと、先っぽの蕾だけが咲いているようだが、横の鉢に倒れ込んでいる。風と雨が強いからね。そっと起こして、枯れ枝を探してつっかえ棒にする。咲いたばかりの、まだ皺がある花を撮る事が出来た。

 
 まだまだ風が強いし、頭部が重いので折れたらいけないと、元のようにそっと戻しておいた。カメラを車に置いて、おっちゃんの山用のカメラだけを持って半直登コースを上がる。梅雨になった途端に、登山道にヒキガエルが飛び出してきた。


 11時55分、のっこしに到着。12時25分、引地山分岐で休む。


 尾根道を皿ヶ嶺へと戻り、皿が嶺で一番早く咲くササユリの状態を確認する。誰かが立てたつっかえ棒で支えているので地面に倒れてないのだ。さっきのケシといい、ササユリなども茎に比べて、大きな花を咲かす植物には残酷な自然だ。12時45分、のっこしから下りる。


 13時5分、車に戻り、弁当を食べていると靄が出てきたので、食事は暫し中断。靄が来る時は雨もセットでくるので、レンズの前に雨露がつき、拭いているうちに靄が消えたりして思うように撮れなかった。今年は、ヤマボウシが咲いてないな~。




 12日【古岩屋~面河渓谷】



 今日は、おっちゃんが応募した「面河渓フォトコンテスト」春季の公開審査があると言うので出掛ける。(おっちゃんの作品は下部)

 私は、3月13日(冬季)の時と同じく、面河渓を散策して撮影しながら待つ予定だ。午後1時までに行けば良いので、古岩屋で散策する。ユキノシタ・クモキリソウ・ジカバチソウが咲いていてツチアケビが出ていた。


 イチヤクソウは蕾で、イワギリソウは咲き始めたばかりと言ったところだった。面河まで1時間とみて、12時には食事を終えないとと、そんなにはゆっくりとしていられない。国民宿舎古岩屋荘で石鎚いのししカレーを食べ、面河渓谷に向かう。


 12時30分過ぎに着き、私は鉄砲石川コースを散策することにした。15時に車に戻る事になっていたので。5分くらい前に戻り待っていたのだが、車に戻って来ないので携帯をかけると、まだ2、30分かかると言うことだ。仕方なく、渓流に下りたりしてブラブラしていた。

 そして、今回のコンテストの結果は、前回より悪く 特別賞(本人曰く、参加賞)との事だ。レベルが高いのか、コンテストのコンセプトに合わないのか・・・。




面河渓フォトコンテスト     2022 春季(おっちゃんの出展作品)

     
【特別賞】  本人は参加賞と言う

           
             『兆す頃』                             『萌える渓』
          面河本流・蓬莱渓                       鉄砲石川・布引の滝の上手

     
             『穏やかな水溜まり』
            鉄砲石川・楓渓橋の上流

【waiwai記】
 今回は春季ということで、春を探しに通いました。しかし、面河渓では“象徴的な春”が見つけられません。どういう事?
 渓谷の春を象徴しているのは、岸に咲くツツジ類でしょう。それが無いのです。小生が写真を始めた秋季も同様にツツジ類の紅葉が無かったのですが・・・。
 先が思いやられます。



 10日【皿ヶ嶺】



 2年ぶりの奈良での写真展(旧修羅メンバー作品展)に6日~8日まで行っていた。梅田辺りは様変わりしていたが、迷うことなく帰ってこれた。一日休んで、皿ヶ嶺に行ってみよう。

 10時20分、風穴に到着。平日なので4日に比べたら車は少ない。井戸のヒマラヤのケシはもう少しで咲きそうだ。登山道の木々は新緑と言うより、濃い緑になっていて茂っている所は暗い。10時55分、半直登コースの分岐をトラバース道に行く。


 サワルリソウの蕾がもうすぐ咲きそうだ。11時25分、ベンチでバナナを食べる。例によって、シロドウダンツツジと、ベニドウダンツツジをおっちゃんが熱心に写している。


 11時38分、竜神平への分岐を竜神平へと行く。今年も、ノギランを観察しよう。あら、こんな所にコフタバランが・・・、気にしてないので気が付かなかっただけで、何処にでもあると言っていたが本当だな。11時50分、竜神平に到着しおにぎりを食べる。


 ちょっと確認したいものがあるので、頂上方面に向かう。コツクバネウツギが咲いている。竜神平に戻り、反時計回りに周回路を歩く。


 13時30分、上林峠への分岐を風穴方面へと左折する。登山道を塞ぐように大きな木が倒れている。今日は頭を打たないようにくぐる。倒木があちこちにあるのは、いつ強風が吹いたのだろうか。


 ギンリョウソウが実になり膨らんでいる。ベンチでゼリーを食べて下りる。先日教えてもらったアオホオズキの花を見る。


 14時30分、風穴に下山。池の辺りのヤマボウシが咲いている。

 上の右写真の白い建物は、以前、祠が建っていた場所に建てられていた。その祠は、おっちゃんのブログ『waiwai隊の道歩き』の番外編・常夜灯(東温市拝志小学校校区の常夜灯を巡る その2)を参照願います。


 おっちゃんのカメラでこんな小さな花を写すのは不可能だ。ササユリは順調に蕾をつけている。


 4日【皿ヶ嶺】



 朝、プランターに植えていた球根を掘り起こしたりしていると、町内会のOさんが通りかかり花が咲いているとの情報を聞いたので、今日は山へは行くつもりではなかったのだが、急遽上る事にした。(思いつけば何時でも行ける所に住んでいるのだ)

 林道に入り、最終の田圃のカーブに差し掛かると、前方から大型トラックが降りてきた。いつも思う事だが、さすがプロの運転手、トラックがバックしているのが見え、挨拶を交わしてすれ違った。今までは、ダンプカーには出くわした事があったが、大型トラックに出会ったのは初めてだった。何をどこまで運んでいったのだろうか?

 水の元に停まっていたのは、6台だったが、風穴駐車場には停める場所が無いかと空いている場所を探すほどの車の多さだった。風穴駐車場・30台、風穴下の道路脇・20台、上の駐車場・3台だった。昼前だったので、買ってきた弁当をベンチで食べる。

 11時55分、登山口を出発。風穴の井戸のヒマラヤのケシは、蕾が大きくなっている。井戸の縁の株にも花芽が付いている。上の写真、ウスバヒョウタンボクの実が瓢箪に見えるかな。



 ニシノヤマタイミンガサの葉に上のアサガラの花びらが落ちているが、ちょっと見にくいかも。13時、半直登コースを分岐から入る。16分でのっこしに着いた。


 縦走路を行き、13時42分、引地山分岐へ着く。分岐の先で休んでいたご夫婦から、引地山方面の除草をしているNさんと話をしたとの情報を聞いた。Nさんの情報は少なくて、町内会のOさんとは大病後の身体の状況を心配をしていたので、Nさんだとしたら安心だ。


 引地山コースを少し下りてみた。最近、名前と特徴を覚えたオモゴテンナンショウ、シコクナベワリを写す。


 のっこしに15時に戻り、バナナを食べる。クマガイソウを見に行く途中でタッパーに網を取り付けたものを置いているのを見つけた。雨に濡れないようにもしている。何かの実験かな?


 15時35分、半直登コースを下りる。
 半直登コースの分岐のところで登山道の整備をしているような男性と出会った。お礼を言い、雑談を交わしていると、愛大小屋の整備などもしているOさんの相棒との事だった。初めて出会った方だが、いろんな話で盛り上がった。


 15時53分、車に戻る 駐車している車はまだ多く、上の駐車場・3台、道路脇・12台、風穴駐車場・7台だった。上林林道の先日からの工事個所は綺麗にされていて、終りが近づいているようだ。


 3日【四国カルスト・大野ヶ原】




 どことも決めずにドライブに出掛けた。結局、四国カルストに着いた。確か、東屋があった筈と思うがなくなっていたので、車の中で握ってきたおにぎりを食べる。
 12時45分、高知県側の駐車場に行ってビックリ!! その先の様相が変わっている。工事中の看板が立て掛けられていて、進入禁止となっている。ハンカイソウの群落を撮影する為に駐車する所から、天狗高原の展望所がある一帯は遊歩道があり、ササユリや姫百合、野生ランが咲いていたのに、なんと広い幅に道路が出来ているじゃ~ないの。離合する場所も設けている。この後、舗装するのだろうな~。


 何事が起こったかと声も出なかった。大切な植物の保護はしないのか!


 帰りは大野ヶ原経由でと決めていた。途中で、オオミズアオ・クモキリソウ・フタリシズカを写した。行きには工事の人たちも昼食休憩中だったのか、また工事が始まっていた。


大野ヶ原

 アイスクリームが食べたくて大野ヶ原のミルク園に行ったが、お休みだった。少しだけブナの原生林に行こうかと駐車場まで車で出掛ける。


 14時35分、駐車場を出発。目新しい『四国西予ジオパーク』四国カルスト・船戸川エリア K1 ブナの原生林 の看板が立っていた。 痩せた牛(これから牧草をたっぷり食べて太るのだろうか)のお迎えを受けて、14時43分、原生林入り口に入る。傍らに建つ『四国のみち 利用者の皆さんへ』との案内の看板は古いな~。


 コケイラン・アマドコロ・ササユリ・ツクバネソウ・ギンリョウソウを見つけたが、皿ヶ嶺に比べたら少ないな~。


 四国のみちの看板に、『歩道はブナ保護林休憩地までしか整備されていません。一般のハイカーはそこから先に進めません』と書かれていたので、道の踏み跡が薄くなった所までで引き返す。15時23分だった。帰りも、牛たちのお見送りを受けて、16時5分車に戻った。


【waiwai記】

 それにしても、四国カルストでの【遊歩道整備工事(高知県林業振興・環境部・自然共生課)】による工事には驚きました。県は以下を掲げて再整備を行っています。

【「宙(そら)を知り、地球(だいち)を感じるテー マパーク」をコンセプトに再整備を行う】

 上記目的は、
『知名度が高く重要な観光資源である四国カルストの魅力を十分に活かし、今 3 後、貴重な自然を保護しつつ、地域への新たな人の流れをつくるために、県と 町が連携して老朽化した各施設を改修、現在の利用形態にあうように再整備し 、自然体験をテーマとした持続的な観光客誘致を進めることで、ポストコロナ 時代の新たな観光地づくりをめざす。』
 などと銘打っています。

 また、津野町も『四国カルスト県立自然公園整備基本構想 【概要版】』を公表しています。しかし、隣接する愛媛県や久万高原町には、関連する工事については触れられていません。もっとも、小生がこれらの工事について、現時点では見つけれないだけかも・・。