2021年  

 

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 30日【皿ヶ嶺】



 今日の目的は特にないのだが、暫く見ていないツチアケビがどうなっているのかと気になるので行く事にした。10時50分、風穴を出発。キバナノアキギリが咲き始めている。トリカブト(シコクブシ?)も少し咲き出している。


 レイジンソウは良く咲いている。半直登コースを上る。ヤマジノホトトギスがすずなりに咲いている。乗越で少し休んでミヤマウズラを見に行く。


 一株の下の二輪が咲いているのみだ。なかなか咲かないものだな。23日もこの辺りで、暑さでバテたのかふらふらしたのだが今回も同じだ。この場所が合わないのかな~。これでは頂上まで行けないかもと思ったが、十字峠で決めようと歩き始める。ふと、登山道脇にオオヤマサギソウ?かラン科の花が目に付いた。観測しているオオバノトンボソウ?も確認。


 12時30分、春にイワカガミが咲く岩の所で昼食とした。食べると、元気が出てきたみたいだ。十字峠にタニソバの群落があった。アキチョウジが一株咲いていた。


 頂上が近づいて来て、男の子とお父さんの親子連れが見えた。楽しそうだったな~。13時25分、頂上に到着。暑いので、すぐに畑の川方面(分岐を竜神平に行く)に下りる事にした。テンナンショウの実がなっている。目的のツチアケビもウインナーのように色づいている。


 そろそろナギナタタケも出ている筈と見ると、少し出ていた。14時15分、竜神平に到着。頂上で会った親子も休んでいた。今年は、コオニユリが5ヶ所に咲いているが、あまり大株はないようだ。愛大小屋の横に咲くゲンノショウコが鮮やかだ。


 14時35分、下山を開始する。淡々と下りていると、岩の割れ目にシコクカッコウソウが根付いているのが目に付いた。枯木にヤスデが群がっていた。風穴で身体を冷やして、15時25分車に戻った。


【出合ったキノコ】




 前回に続き、たくさんキノコが出ていた。イグチ科のキノコや、サンコタケ等が出ていたが他の名前は分からない。


 23日【皿ヶ嶺】


【アオフタバランの観察】


左から 6/6(別場所)、7/6、7/19、7/26、7/30



左から 8/3、8/7、8/10、8/15、別場所8/23

 ひょんなことからアオフタバランの事を聞いたので、教えて頂いた場所に6月6日に行った。そこには、たった3個の葉があるだけだった。一ヶ月経ったので行ってみると、跡形もなく消えていた。皿ヶ嶺の常連さんに尋ねると別の場所を教えて下さった。それから時々行って観察していたのだが、ある時笹が刈られていて、直射日光が当たるようになっていた。だんだん蕾が膨らみつつあったのだが、日照りが続いて、8月15日に行った時には蕾が縮んでいた。
 教えて貰ったもう一ヶ所のは一株だけだが、もうそろそろと思って、おっちゃんのお母さんの喪中だが最後の機会だと行ってみた。かろうじて花2輪を見る事が出来た。なかなか気難しい花だな~、来年はちゃんとしたのを見たいものだ。



 10時30分、風穴の駐車場に着く。トイレ裏のベニバナヤマシャクヤクの赤い実が弾けている。登山道脇の小さなキツリフネも少し咲いている。


 秋の花・ノダケが咲いている。ベンチに11時30分到着しバナナを食べる。兎に角、暑い。竜神平への分岐を今日は真っ直ぐ上林峠方面に向かう。


 埋もれつつあるベンチを過ぎ、真っ直ぐ歩く。ヤマジノホトトギスが咲いている。上林峠へ尾根道の途中のベンチで一休み。今日はここまでとし、縦走路を引き返し竜神平へ向かう。


 竜神平の散策路には、ぽっかりとそこだけ刈られた場所に黄色い花が咲いている。少し先にはサワヒヨドリも咲いてきている。

  
 笹が浸食して来てカワラナデシコの元気がないような気がする。竜神平に霧がたちこめて来た。コオニユリがやっと咲き出している。やっと昼食、ベンチで弁当を食べる


 13時に分岐を十字峠へと向かう。10日に見たランがどうなっているのかと、ミヤマウズラが咲いているのかを確認して下山する事にする。


 ミヤマウズラは、10日に下の方が咲いていた株は上まで咲いていたが、群落の方はまだ咲いてなかった。暑さでバテたのかふらふらしたので乗越で少し休憩した。落ちついて来たので直登コースを下山。レイジンソウが咲いていた。


 目的のフシグロセンノウは、登山道からは余りに遠かった。風穴が近づいて来ると子供の歓声が聞こえてきた。少し涼もうとするが座るベンチが空いてなかった。少し待っていると帰って行ったのでベンチに座って涼むことができた。車に戻る途中の道にヤマホトトギスが咲いていた。

【出合ったキノコ】

 長い雨の後でなのかキノコがいろいろ出ていた。

 15日【上林重信林道歩き】



 11日から雨が降り続いている。明日からも雨だが今日は雨は降ってないので、ちょっと偵察に出掛けた。上林トンネル南口の近くの広場に車を停める。既に12時を過ぎているので、買ってきた弁当を食べる。トンネルを出た時、ドコモの点検路が綺麗に刈られているのが見えたので、ササユリが刈られてしまったのかと見に行く。あ~、やっぱり毎年咲く場所のササユリは刈られているな~。笹の中に小ばえはある。球根が来年出るくらいに太っているかな~。毎年咲く奥の路肩は無事だった。そして、奥の方は目印に笹の茎が挿してあり、残してくれていた。よかった♪

 そういえば、先日、塩ヶ森へ寄った際に、目印のしている場所のササユリは刈られずに残っていたなぁ~。


 車に戻り、上林トンネル北口の近くの広い所に車を停める。いつもは上林重信林道の通行止めの鎖の横の隙間から入るのだが、今日は、【工事用車両・生コン出入口】の看板が括り付けられて通れない。鎖をまたぐしかないな~。例の工事場所のワイヤー工事はこれで終わったのだろうか。


 台風はそれ程の雨でなかったのだが、その後のは大雨だったので、あちこちの植林の間を流れる谷は真っ白の水流だった。奥の滝も凄い水流だったのだろう、滝に倒れかかっていた大きな枯ブナの幹が流れている。今日は工事は休みなので少し奥へ歩く。



 カーブして【上ケ成山林業専用道】に入る手前の盛り土(工事で出た岩や土)を見る。この場所の盛り土は、例の熱海のようには崩れてはこないのだろうね。法面には、カラスウリがぶら下がっている。


 盛り土は、この前は真っ平だったのに、穴が掘られている。しばらく撮影後、ここから引き返す。ソバナが次々に咲いてきている。風穴に寄ると、あまり天気が良くないのにお盆休みだからか、子供連れの家族や、若い人達が結構来ていた。



 10日【皿ヶ嶺】



 台風9号が足早に通り過ぎて天気が回復しているが、明日から秋雨前線の雨が降るとのことなので皿ヶ嶺に行く。下林集落の県道209号線の横の田の上を小型ヘリコプターが飛んでいる。消毒をしているんだろう。10時30分、風穴の駐車場に着くと、最近あまり見かけないアサギマダラがふわふわと飛んでいる。


 10時45分、久し振りに直登コースを上る事にして出発。このコースも大木が多いのだ。15分程で横掛け道になる。


 14分で標識があるが、おっちゃんは上へ付いている明らかな上り道へ行こうとしている。私は、標識通りの道の方がいいんじゃないのと言う。おっちゃんも思い直して横掛け道に戻ってきた。この明らかな上り道は何なのだろうか・・・。風穴コースから半直登コースに来た登山者が騒いでいるのが聞こえたが、木の階段で滑りでもしたのだろうか。ちょっとした段差を乗り越えると半直登コースに合流する。クサアジサイが爽やかに咲いている。


 辺りに靄が上ってきていい雰囲気になってきた。道端のトチバニンジンの実を食べたのは何虫なんだろう。乗越で休んでいると、靄が濃くなり、急に太陽の光が射してきて光芒が見えたのだが、写そうとするとすぐに消えてしまった。ウバユリに露が着いている。


 ハガクレツリフネが咲いている。道端のオニノヤガラはもう枯れたようになっている。淡々とアップダウンをくり返すと、ノギランが左右にたくさん咲いている。アキノタムラソウもあちこちに咲いている。


 12時20分、十字峠付近で単独女性に会う。花をいろいろ見ているようだ。ここに来る前にトンネル横の道(上林重信林道)に寄ってきたと言って、ワイヤーを張る工事をしている人に、通らないで下さいと言われたそうだ。木がたくさん切られて、生態系が変わるのではと危惧されていた。その女性と話をしながら、頂上まで一緒に上った。12時53分に頂上に着いたが、陽が暑いので竜神平でお昼にすることにする。


 石鎚山展望所から薄く石鎚山が見えた。笹の葉に薄い真っ白な羽の蛾がとまっていて美しい。13時25分、竜神平に到着。やっとお昼にありつけた。

 朝、風穴に着いた時、皿ヶ嶺の仙人Aさんがいらしたので挨拶し、「どちらへ行かれるんですか?」と聞くと、「いや、まだ決めてない」と言って通り過ぎたのだが、いつになくそっけないなと思っていたら、若いお嬢さん二人に竜神平の湿原の花を案内しているのを見かけた。その後、周回路を歩いて行った。次は何処を案内するんだろう。



 コオニユリはまだ咲いていないが、株は5ヶ所くらいに増えている。頂上で分かれた女性が下りてきて、コオニユリの横を奥に行くとアカバナが咲いていると聞いたと言って刈られてない所を奥へ行った。勇気があるな~と思って見ていたら、蛇が横切ったとすぐに戻ってきた。食事後、周回路の花を見に行くと、トチバニンジンは次々に咲いてきている。カワラナデシコは一輪開きかけているだけで、ヤマラッキョウはまだ蕾だ。笹・ススキが繁茂してきているので、花は咲いてくるのだろうか。花の開花時期は一概には言えないようで、例年より早いのか遅いのか分からない。

 下山は、少々の上りになるが十字峠経由で引地山への分岐に寄る事にする。単独女性が見せて下さった画像の小さなランと、ミヤマウズラを見て下りることした。


 半直登コースのロープが張ってある所で、ロープを握ると、泥がベッタリと着いていて手が泥だらけになってしまった。誰か、滑って泥だらけになった手で握ったのだな。それにしても、異常にドロドロだったな~。(>_<)


 風穴の井戸でおやつのゼリーを食べて、16時に車に戻る。さすがに夏休み、キャンプ場で家族連れが遊んでいる。来る時、風穴までの上林林道はあまり台風の影響を感じなかったのだが、風穴から上林トンネル北口までの道には吹き飛ばされた木の葉が多量に散っている。上林トンネル北口の近くの広い所に車を停める。ここは、2018年9月15日にも書いた通りにダンプやミキサー車の回転場になっているので、ガードレールの風穴側に停めなければならない。案の定、ミキサー車が来て回転し久万方面に帰って行った。

 上林東温林道の沢筋を見上げると木が折れたりして荒れている。ここら辺が台風の風が吹き荒れたんだな。仕事を終えたワイヤー工事の車(高知ナンバー)の人が、「次々に登山者が来るので聞くと、花を見に来ているらしい。その辺りは刈ってしまったよと言うたんじゃ」と言っていた。去年はソバナが刈られていたが、今年は残っている。



 7日【天狗の庭~林道】



 去年8月25日に上林重信林道を歩いた時には、路肩の灌木や草が工事の為に刈られてソバナがほとんどなく一株が咲き残っていただけだったので、そろそろ咲いている筈と歩いてみる事になった。思い付いたのが遅かったので、15時40分に水の元を出発となった。久し振りに歩く登山道は、水が流れた後で掘れてガタガタになっている。モミジガサとオオキツネノカミソリが咲いていた。天狗の庭は暗くうっそうとしている。

    
 定点観測の倒れた木の周りも灌木が生い茂ってきている。上林重信林道に上る所から大木に梯を架けたりして工事の跡が見える。上林重信林道に上ると、明るい。


 ワイヤーを動かす重機の上に屋根が設置されている。上林峠への登山道を少し上ると、上林重信林道に続いて、新しく造られている【上ケ成山林業専用道】が見える。あんな所に造る必要があるんだろうか。去年もワイヤーを張っていたのだが、今年も新た張るようだ。その度に大木が伐採されている。上林重信林道に戻りソバナを見に行く。まだ咲き始めだが白・薄紫色のソバナが咲いていた。元来た道を戻り、17時30分に水の元に戻った。