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 24日【久万 つづき】



 三連休が明けた今日は、おっちゃんの病院での血液検査&注射&診察だった。検査値は前回と注射の間隔が4日だったのか・・・、上っていた。これはいけないと、ステロイド剤を飲むことになった。とにかく何でもいいから直さないとね。

 気分は沈みがちだが、予定通りに久万地区のつづきで常夜燈の探索に出掛ける。まずは、下野尻下のお旅所にある常夜燈を見る。川の向こうに三嶋神社が見える。


 次は、辻上のへんろ道沿いにある常夜燈だ。中台上に亥の子石(石の回りに縄を何本もつけ、陰暦十月の「亥」の日に近隣のわらべが「お亥の子さんという人は」に始まる「亥の子唄」を歌いながら、亥の子突きをして家々を回るのに使った石)が乗っている。石に縄をつける為の鎖が巻いてある。近くのお家の方に、「亥の子の行事は今でもやっていますか?」と尋ねると、子供が少なくなったのでやってないとのことだった。

 そして、先程寄った お旅所から見えた三嶋神社に寄ってみる事にした。神社までの小道に入ると、トラックが停まっていたので、広い所に車を停めて降りると、予定外の常夜燈が目の前にあるじゃありませんか。おっちゃんが、そこのおじ様と雑談をしている間に、三嶋神社の狛犬となにやら黒い石があるので見に行く。何故こんな なんでもない石を置いているのか分からなかったので、戻っておじ様に聞くも不明だとの事だ。帰宅後、久万高原『石の民俗文化財』 という本を見ると、「男根石」のようだが・・・。

 そして、帰りに寄る事にして通り過ぎていた高殿神社前のお旅所にある石灯篭を探す。国道33号線を走っている時は目につかなかったが、高殿神社の鳥居から振り返ると、国道33号線をはさんで山側に急な石段があり、その上にあった。見晴らしの良い所だ。今回はここまでで、14時30分に帰路についた。


 20日【古岩屋・久万】



 おっちゃんの病院での血液検査&注射&診察(順調に検査値は下がってきている)を済ませて、今日も常夜燈を探索に久万高原町へ。今日は、三坂道路を走って東明神の常夜燈へ。国道33号線から見えるのだが、車を停める場所がないので通り過ぎるだけだった。12時20分、少し通り過ぎた所のゴミ集積の所に車を停めて、歩いて見に行く。

 次は、久万の街中にある三島神社に行く。12時30分、到着。ここには、久万高原『石の民俗文化財』 という本によると、大きな切り石の常夜燈や、お百度石・手水鉢・自然石の常夜燈等盛りだくさんなのだ。久万高原『石の民俗文化財』 という本の記述と掲載されている写真が違うんだけどね。

 そろそろ古岩屋荘のレストランも空いている筈と行くと、客はwaiwai隊だけだった。食事を終え、13時30分から1時間程、盛りを過ぎた周辺を散策する。



 私も久し振りにカメラを出し数枚撮った。遠くから見ると綺麗なんだけど、近くに来ると撮り難いんだよね。


 その後、久万高原『石の民俗文化財』 という本に掲載されている、中通中乃橋のたもとにあるという辻灯篭の探索だ。道路の拡幅整備で昔の面影はない。付近の人に聞いて歩いて行くと、修復された常夜燈が角に立っていた。15時17分だった。反対側にはへんろ石もある。

 街中に設けられているトイレの駐車場に戻る途中の四つ角には古い遍路石(浄瑠璃寺へ・・・、道後へ・・・と刻まれている)がある。トイレをお借りして帰路についた。


 16日【槇谷・上直瀬】



 おっちゃんの病院での血液検査&注射を済ませて、今日も常夜燈を探索に久万高原町へ。11時頃、上林の最上部のお家のイチョウの木の横を通過。イチョウは散り始めて寂しくなっていた。

 まずは、おっちゃんが何かネットで見たとかで久万高原町の菅生の槙谷に常夜燈がある筈と集落跡に向かう。今は廃村になっているとの事だ。11時50分、木造の小学校を過ぎて奥の素鵞神社に車を停める。鳥居の横には神社によくある常夜燈はあるのだが、探しているのはこれではない。 


 車を降りて村内を歩いてみる。木造の久万町立久万小学校槙谷分校は、風情があって素晴らしい。校庭は草ぼうぼうで、皿ヶ嶺のヘリコプター広場みたいに猪がグチャグチャに掘っている。校庭にいた高齢(waiwai隊と似たようなものだが)の男女2人に常夜燈の事を尋ねるも「そんなものはない」との事。まだ住める家がたくさんある村内を歩いてみる。昼を告げるチャイムが鳴っていた。ここは四国八十八カ所の「へんろみち」になっていて、八丁までのルートみたいだ。ゆかりの寺までの石の道程標もある。


 小さな集落を一周するも常夜燈は見つからず、12時25分に素鵞神社前に戻る。ふと、階段の上の本殿を見上げると、常夜燈の傘石が見えた。信仰心があまりないので石段を上ってまでお参りする事はないのだが、さすがにおっちゃんも、早足で駆け上っている。いやはや、こんな所に!


 1対の立派な常夜燈だ。イチョウが散り敷いて雰囲気も良い。いつもは私は常夜燈をタブレットでしか写さないのだが、久し振りにカメラを出した。

 お腹が空いたので、道の駅美川へ行きお昼を食べた。その後、13日に最後に見た常夜燈が、探していたものと違う事に気がついたので、再度上直瀬に向かう。途中の道端に常夜燈が目についた。横に下直瀬伝統文化保存館がある。

 13日の常夜燈の横の道を奥へと走り、少し広い所へ車を止めて歩いて探す。道路からお年寄り二人が縁側で話(よく、徳島や久谷の道路脇に置いてあるかかし?と思ったが・・)をしていたので、集会所は何処か尋ねる。

 14時15分、上直瀬の段組集会所が見つかり 久万高原『石の民俗文化財』 という本に載っていた秀麗な常夜燈を見つける事が出来た。


 その両脇には、道路拡張工事で四ツ辻等に立っていた「へんろみち」、「讃岐街道」の標石が移設されているのも見る事ができた。大体、道路拡張工事等で集会所に移設される事が多いので、帰り道の下組公会堂にも立ち寄ってみた。本に載っていた「力石」が、木の枠の中に設置されていた。

 本には、江戸時代末期のもので、《重さが米三俵分、卵形の川石で、元蔵がもちかえって公会堂へ置いた。その後は、この石を担いだ者の組へもちかえることが許されていた。》と解説されている。今までに4人が担げたようで、最後の人が 昭和8年、大野繁美 24才 と彫ってあった。なかなか面白い。

 朝、風穴から上林トンネルの間で、落ち葉をかき集めていた人がいた。その落ち葉を詰めた袋が道路端に積んであった。上林林道の道路端や溝にたくさん落ち葉が落ちているので、腐葉土にするのだろう。まだまだいくらでも落ち葉はあるよ!

 15時20分、水の元に着いてコーヒーを飲んで帰った。


 13日【古岩屋・直瀬・上畑野川】



 おっちゃんの通院後に面河に撮影に行く予定だった。ブログに書いた通り検査結果が悪かったのは、一週間に3回(月・水・金)注射に行っていたのが、一週間に2回(月・金)になり、1回(金)になったのが早すぎたという事か、それとも、先週は八釜で下り20分上り30分歩いたのと、今週天狗の庭に行ったのがいけなかったのか・・・。

 検査結果を待ってからの診察だったので、出発が遅くなる。上林の最上部のお家のイチョウの木が雨上がりで薄日が射し綺麗に見えた。水の元が12時だった。上林林道を走って畑の川に見つけておいた常夜燈に向かう。近くまで行って、歩いている方に尋ねて見る事が出来た。



 お昼は国民宿舎古岩屋荘でと決め車を走らせていると、お遍路バスからお遍路さんが下りて歩いていたり、ふるさと村周辺も紅葉狩りの観光客がたくさん来ていた。古岩屋に13時10分到着。なんとか空いていた狭い駐車スペースに車を停める。お遍路さんの予約席の食事も終わっていたので空いていた。キジうどんを食べる。

 今から面河というのも遅くなったので止めて、古岩屋荘の前を散策する事にする。今までで一番の紅葉のように思えた。


  おっちゃんが手に入れていた 久万高原『石の民俗文化財』 という本を片手に上直瀬の段という所にある常夜燈を探索に行く。右手に変わった常夜燈らしきものを見つけたので行ってみる。探していたものとは違ったのだが・・・。次の場所が分からない。丁度、郵便配達員が通りかかったので段の場所を尋ねる。距離はないだろうと歩いて行ったが坂がしんどかった。路肩にリンドウを見つけたので良かったんだけどね。14時40分、本の背景の山の形で場所を特定して見つける事ができた。
 

 次は、郵便局の横の道を行くと、常夜燈が見えた15時5分だった。近所の人が出てきて、「地震で上部が落ちた時には若かったから上げるのを手伝ったが、重かった、もうできんな〜」と言っていた。

 その後、上林林道を戻る。久万高原町側ではトンネルの中で離合しただけだったが、風穴を過ぎた狭い所で大型トラックがきたので、バックで風穴への交差点まで戻らないといけなかった。水の元でコーヒーを沸かしておやつを食べ、16時に帰路についた。


 9日【皿ヶ嶺】



 今年は、紅葉の良い時に山に行けなかった。天狗の庭になら大丈夫だろうと出掛けた。上林の最上部のお家のイチョウの木は黄葉が見頃だ。水の元のモミジはあと2、3日といったところか。


 水の元には車が一台停まっているのみだ。11時17分、登山口を出発。天狗の庭の黄葉は日が当たっていないのでイマイチだ。単独男性が上部からやってきて、下から尾根道のアドベンチャーコースを上ってきたとの事だ。おっちゃんが元気な頃ならwaiwai隊もとなるところだが、この調子ではね。


 ひとしきり話したあと別れた。天狗の庭から上林重信林道に上る登山道の辺りが黄葉の見頃で、ふかふかの落ち葉を歩くのが気持ちいい。


 上林重信林道に12時20分上る。工事のエンジン音が聞こえているが、工事の人は車の中で休憩中だった。上林林道に出て風穴へ向かう。平日だからか一台も車は走ってなかった。風穴に曲がる所のモミジは真っ赤に色づいている。12時45分、風穴に到着。駐車場には10台くらい車が停まっていた。同じ町内のOさんの車もあった。この時間にはまだ下りて来ないだろうな。


 トイレ裏の花壇に2種類の花が咲いていた。小屋の前のベンチでスープはるさめ(ワンタン)でおにぎりを食べる。真っ赤のドウダンツツジと青空と雲が長閑だった。


 池の水は大分澄んで、周囲の紅葉が映り込み高原の雰囲気だ。13時20分、水の元に下りる。途中の林間で、マムシグサの葉の模様が綺麗だったので写した。(上の右端の写真)13時38分、水の元に戻る。


 5日【旧柳谷村立野・小村・八釜】


旧柳谷村 立野

 今日は久し振りに撮影に行こうと出掛けた。行き先は面河渓谷に決めていたのだが、おっちゃんの常夜燈探索もしないと・・と、面河渓谷の撮影の後ではしんどいな〜と思い、先に常夜燈探索に行く事になる。

 久万高原町の広報の表紙になった立野の常夜燈を探す。あっちに行ったり、こっちに行ったりの紆余曲折のあげくに見つける事が出来た。


 この顛末は、当HPの『waiwai隊のみちあるき』
【地域の常夜燈巡り】旧柳谷村(合併後・久万高原町)に建つ常夜燈巡り(2020年10月31日〜11月5日)におっちゃんがアップしています。とにかく、限界集落にもかかわらず、お供え物を欠かさず毎日灯りをともしているとの事で感心した。


小村

 次に、ししまる(トイレがあり、広場にトトロの人形、土日に焼き餅を売っている)の近くにあると言う木造の常夜燈の探索だ。ししまるの近くの民家の人に尋ねると、公民館の所にあるとの事で行ってみた。お祭りのお神輿を置く台と、コンクリートを打った所に金属の箱があるが、まさかこれが・・・とは思わず、近くのお家の方に尋ねると案内して下さり、この箱の中に灯りをともすとの事だ。5のつく日に4軒で持ち回りで灯しているとの事だ。石なら残るが、木造の常夜燈は朽ちるよね。それでも、灯りをともすのを続けているのには感心した。

八釜


 面河の渓泉亭でお昼を食べる予定だったのだが、お昼をとっくに過ぎてこの近くには食堂もないので、持って来たバナナと羊羹とコーヒーでお腹を満たす。これから面河渓谷に行くのは遅すぎるので、帰路の途中にある[八釜]に行く事にする。何時だが忘れる程前に行った事はあるが、行き20分、帰り30分の行程はおっちゃんの病気で山歩きを休んでいる身にはきつかったな〜。