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 25日【皿ヶ嶺】



 一週間に一回は皿ヶ嶺に行かないとと出掛けたが、おっちゃんが「カメラを忘れた〜」と言うではありませんか。「大丈夫、私のタブレットがあるから」と、タブレットを見ると電池残量が11%になっている・・・。それじゃ〜、おっちゃんは携帯で、私は電池がなくなるまでタブレットで撮る事になる。

 いつものように、風穴駐車場のトイレ裏の花壇を見に行く。ヤマシャクヤクの実が弾けそうになっている。このうちの何個が地面で芽を出すのだろうか。そして、夏エビネが満開になっていて綺麗だ。高知の嶺北バスが停まっている。団体さんが来たんだな〜。11時に出発。


 まず、池を見に行く。あれ程真っ黒で底も見えなくなっていたのに、少しは澄んできているのか、水中の枯れ枝が見えている。カメラがないので、登山道で最初に写したのが、定点観測のキノコだ、大分大きくなっている。秋が近くなっているのか、登山道に上部から風が吹いていて涼しい。ベンチで、女性四人組がおやつを食べながら休憩していた。竜神平に入ると、オタカラコウが咲き始めている。


 11時55分、竜神平に到着。先週は一輪のみだったコオニユリの花がたくさん咲いている。株もあちこちに出て5ヵ所くらいに咲いている。高知の団体さんだろうか、15、6人が竜神平の周回路を反時計回りに出発して行った。弁当を食べていると、Sさんのグループが周回路方面から来た。丁度、先程休んでいたグループがやって来て、「元気〜」などと挨拶をしている。そのグループが花を見に行った後を、waiwai隊も反時計回りに周回路を歩く。


 ツリガネニンジンがシダの中に生えていたのでタブレットで撮る。先週も咲いていたが、カワラナデシコが満開だ。先のグループの人が、花の名前を聞いてきた。『ヒヨドリバナ』かな〜と言われるので、『いいえ、サワ・・』までは出たのだが、後が続かない。『サワギクかな〜』と言ったものの自信がないので、「おいわさんの《皿ヶ嶺の植物図鑑》は見てますか?」と聞くと、見ているとの返事だった。帰って見ると、『サワヒヨドリ』が正解だった。私はサワまでは合っていて、相手の方はヒヨドリは合っていたのだが・・・。失礼(^^;)

 風穴のトイレ裏の花壇にソバナが咲いていたので、上林重信林道にも咲いている筈と、上林峠から通行止めのトラバース道を下りる事にする。ベンチの横の木に、空のペットボトルが挿してありキャップも落ちていたので、このままではゴミになるばかりと回収した。


 12時57分、上林峠。何ヶ所か崩れたままなので、あまり通行したくないのだが・・・、慎重に通過。この道は先年、登山道が崩れた箇所があり、補修しないまま、市が通行止めにしている。しかし、このルートを「トレラン」のグループが利用して楽しんでいることを新聞などで知った。そんなこともあって、「通行止め」の札も取れたままとなっている。

 工事の音がして、ワイヤーの所の登山道には養生の屋根をしている。ちなみに、こちら側にあった通行止めのロープも注意書きも取り除かれていた。上林重信林道に前に崩れた時に出た大岩を路肩に転がしてあり、腰かけて休むのに丁度良かったのだが無くなっていて、道路幅が広くなっている。あの大岩はどうなったのかと下を見ると、小さく割って転がしてあった。
 そして、ソバナが法面にたくさん咲いている筈なのだが、全然なく岩壁の所に咲き残っているのみだ。よ〜く見ると、刈られた跡がある。工事の車を通す為に道路の拡張や草木を整理したようだ。いつもなら、綺麗なんだけどね。出口近くに小苗のソバナが少し咲いていた。

 女性が1人来て、「ソバナは咲いていますか?」と尋ねられたので、「少しは咲いていますよ」と答える。まあ、盗掘とかじゃないので、来年は咲くだろう。

 あとは、上林林道をトボトボ歩いて、風穴に戻った。丁度、waiwai隊より先に来られていたIさんが帰って来られて「秋の花が咲き始めましたね」と挨拶の言葉だ。寡黙なIさんなので、これで十分なのだ。帰り道にはお盆休みも終わったというのに、まだまだ車が走ってきて危ないったらありゃしない。



 18日【皿ヶ嶺】



 お盆前から四日間、雲一つない青空の晴天だった。今日は、皿ヶ嶺に薄く霞がかかっているようにみえるが、晴天に変わりはない。沢筋だから少しは涼しいかもと畑の川登山口から登る。登山口を10時40分に出発。ゲートを越えると、数年前に新しくなったジャガー道に、ひび割れが出来ている。これで今度大雨が降ったら崩れそうだ。あまりの暑さに、岩がゴロゴロしている場所で一休みする。今日は、休み休み登ろう! いつもは滝のように水が流れている所もチョロチョロしか流れていない。直ぐ上で、キノコを写す。


 頂上への分岐を写してはいるのだが、日差しが強すぎて何処かわからないので貼り付けない。頂上方面へ歩き、沢を渡る所のオタカラコウが少し咲いていた。頂上から下りてきた小学生くらいの女の子とお爺さんが、ツチアケビを見に行っている。7月23日には蕾がたくさん付いていたのだが、ほとんど落ちて二輪しか付いてない。実もなっていない。去年は、ウィンナーのような実がたくさんなっていたのだが・・・。疲れたので、最後の沢で羊羹を食べながら休憩をとる。


 気を取り直して、頂上への上りにかかる。オモゴテンナンショウの実はまだ青い。植林帯から自然林になるのっこしの場所になると風があるかと思ったが、あまり吹いてないが、ここでも休憩だ。枯木に大きなキノコが生えている。やっと、頂上が見えてきた。


 12時40分、頂上に着く。誰もいないのは珍しい。ムーンとする暑さなので少し十字峠に行った陰の所で弁当にしようと行く。ところが、木株のベンチに座ろうとして、周りにフワフワの毛が飛び散っているのに気がついた少し寄せただけでもこれだけある。ここで、犬の毛をすいたのだろうか・・・。犬連れの登山は賛否両論あるようだが、私は反対ではない。ただ、マナーは守って欲しいと思う。毛をすいたのなら、袋に入れて持ち帰ってもらいたいものだ。仕方なく、十字峠まで行って食べようと下りたが、十字峠も暑そうだ。


 仕方なく、竜神平まで下りてやっとお昼にありつけた。13時11分だった。コオニユリの最初の一輪が咲いていた。今年は株が増えているようだ。人懐っこい蝶も飛んできた。


 周回路を反時計回りに行き、上林峠まで歩く。一週間前は、ツリガネニンジンが雨に濡れて綺麗だったが、今日のヒロインはカワラナデシコだ。サワヒヨドリも開花している。分岐を上林峠へ向かい途中のベンチで一休み。階段を下りて、上林峠のベンチでおやつのゼリーを食べた。今日は何回休んだ事だろう。


 暑い暑い上林林道を歩いて、15時11分に登山口の車に戻る。真夏のこんな日に山登りは控えた方が良かったかな〜。朝、コンクリートを流し込んで工事中だった水道施設?の工事が終わっていた。


 11日【皿ヶ嶺】



 昨日も今日も曇りの予報だ。お盆の間は、新盆の行事があるので行っておこうと出掛ける。いつものようにトイレ横の花を見に行くと、世話をして下さっているIさんがいたので少し話す。竜神平の笹が生い茂ってきたので、見る事が出来なかったヒオウギを見れた。登山口のフシグロセンノウは最盛期よりは花数が少ない。11時に出発。モミジガサの花が咲いている。


 11時28分、直登コースの分岐を風穴コースへ。途中のイワタバコ・ハガクレツリフネ・クサアジサイが咲いている。


 元気な二人組が追い抜いて行った。少ししてポツポツと雨粒が落ちてきた。傘を出すと直ぐに止んだ。追い越して行ったペアの女性だけ透明のカッパを着ている。そして、「まだ行くんですか?」と聞いてきたので、「これくらいなら行きますよ、竜神平に愛大小屋もあるしね」と答えると、じゃ〜行こうと前を行った。いつもキノコが生える木に今年も生えてきている。ベンチの手前の坂でやっと風が吹いてきた。ベンチに12時着。綺麗な色のヤマジノホトトギスが咲いていた。


 12時13分、竜神平に到着。愛大小屋を使わせて貰い昼食。先日拾って届けておいたメガネがないので、持ち主の元に戻ったのかな〜。拾った日時を書いておいた紙はそのままだ。雨が大降りになってきて、外で休んでいた先の二人が入ってきたので、「出る時は鍵を閉めてね」と、初めてのようだったので伝えておいた。竜神平の周回路を反時計回り歩く。ツリガネニンジンが満開に咲いていた。花の大きさがいろいろあり、色も微妙に違うのだな〜。カワラナデシコもちらほら咲き始めている。サワヒヨドリももうすぐだね。そう言えば、風穴コースでアサギマダラが飛んでいたな〜。12時35分分岐を風穴にむけ歩く。


 生い茂った笹をかき分け歩くので、ズボンがビショビショだ。雨に濡れて瑞々しい笹だなと思って、よ〜く見たらササユリで実をつけていた。この前から時々見かけるおじ様と竜神平分岐で出合う。先行したおじ様が「ヤマジノホトトギスが咲いている」と教えてくれた。13時55分、風穴に戻る。


 4日【皿ヶ嶺】



 写友の蛍さんとオオキツネノカミソリの撮影会をした。時期もピッタリ、今年は良く咲いていたが、レンズを間違えて持ってきたのでサッパリだ。ヤマシャクヤクに実がなっていた。

 3日【皿ヶ嶺】



 前回の皿ヶ嶺から10日あまりも経ってしまった。7月31日、8月1日と新盆の用意などがあり、なにかと気ぜわしい。家にいても暑いだけなので皿ヶ嶺に出掛ける。10時50分、風穴の駐車場に着く。今年は新型コロナウイルスの為に「そうめん流し」は中止なのだが、風穴の冷気にあたりに観光客がきている。トイレ裏の花壇の夏エビネが咲きかけている。登山口のフシグロセンノウも満開だ。林床のギンバイソウは満開だ。直登コースの分岐をトラバース道に入る。


 8月23日には、前後して上っていた女性と、「見頃は、後一週間後ですね」と言っていたイワタバコやクサアジサイが良く咲いている。


 豪雨で崩れて来ているいつも写している沢を、見上げていると、動くものが見えた。リスかな?と思ったが、テンのようだ。可愛かったな〜。トラバース道は風がそよとも吹かないので暑かった。11時57分、ベンチに到着。単独男性がストーブで湯を沸かしたりしているので、歩きながら「ここでお昼ですか?」と話しかけていて、木の根に足がひっかかりこけてしまい左腕をしこたま打ってしまった。余計な事を言わなきゃ良かった。(^^;) 男性もビックリしていたな〜。今年初めてのヤマジノホトトギス。


 12時10分、竜神平に到着。おにぎりとお茶で簡単な昼食をとる。湿原で単独男性が花を探してウロウロしている。上林峠の分岐方面の周回路からきた男性2人、女性2人のグループが湿原の花を見ながらテーブル席に来て食事を始めた。男性が「ミズチドリをよう見つけませんでした」と言うので、「今年はご機嫌が悪いんですかね〜」と答えたのだが、7月23日の山行記を見ると、ちゃんと写っている。今回は、もう黒くなっていたのがそうだ。
 12時42分、腰を上げて湿原の花を見にいく。コバノギボウシが満開で、ハンカイソウは終わりかけている。


 周回路には、ツリガネニンジン、コバノギボウシ等が咲いているが、雑草が生い茂っているからか、あまり花は見えないな〜。横の木にはマユミの実がなっていた。周回路は途中で引き返し、竜神平を13時に出発し風穴に戻る。ノギランとアキノタムラソウが咲いていた。


 帰路、ウバユリが形良く咲いているのを見つけるのは難しい。13時55分下山。皿ヶ嶺森林公園の林床にオオキツネノカミソリがよく咲いていた。


【waiwai記】
 梅雨が明け、随分と蒸し暑い毎日だ。風穴の登山口は、涼しい風が舞い降りているのだが、登山道を歩き始めると、直ぐに汗が噴き出してくる。尾根筋のベンチの手前で話し声が聞こえて来た、直ぐに下りて来た二名の男性の一人が「あっ、XXさん! 〇〇です」と声を掛けてきた。暫くぶりに会ったので、しばし立話を・・。
 例の石墨山での遭難騒ぎに話が及んで、小生が「今の時期なら、一週間ぐらいなら大丈夫よねぇ〜」と話しかけると「頭さえ打っていなかったらいいですねぇ〜」と話され「丁度、あの日に私は尾根を走っていました」と、先日、新聞に出ていた「東温市・下林〜石鎚山の縦走トレラン」の催しの件に話が及びました。

 後日談:先の遭難者は4日に遺体で発見されたとの報道です。新聞記事によると遭難されたご婦人は「31日に知人の男性と入山し、翌、1日の午後『滝へ下りるのは滑落が怖いので』尾根を登って行った」と、二人は別行動を取った結果消息不明となって、家族の通報で捜索が始まっていたようです。