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 28日【皿ヶ嶺】
 何という事だろう、今年一年の山行は、1月の岩伽羅山を除けば皿ヶ嶺(38回)ばかりだ。北海道縄文巡りの時の有珠山トレッキングとか、花巡りとか、waiwai隊のみちあるきとか、結構歩いているつもりだったのだが・・・。写真撮影のモチベーションがアップしないのも原因の一つだろう。


 天気予報で、今年の歩き納めは今日しかないと決めていた。いつものように10時過ぎから支度を始めてコンビニに行く。上林集落に入り、皿ヶ嶺を見ると雪が積もっている様子だ。今年は暖冬だから霧氷の下を歩けないだろうと思っていたので期待はしてなかったのだ。雪が積もっていても、昨日車のタイヤをスタットレスに変えた(なんてグッドタイミングなんだろう)ばかりなので安心だ。水の元が近づいて来ると、昨日の雨が山では雪だったのかと思っていたが、木には霧氷がついているようだ。風穴までの林道でリスが横切ったのを見た。



 10時52分、風穴の駐車場はアイスバーン状態だ。まずはトイレを済ませてとトイレに入ると、便器に青い水が溜まっている。ひょっとしたら前に聞いていた不凍液の色かもと思った。手を洗おうと蛇口に行くと、


節水にご協力をお願いします
 トイレの洗浄水及び手洗い水は、谷水を利用しています。冬場は凍結する前に、タンクへ谷水を溜めた後、
 凍結防止剤(ブルーのミント臭)を混ぜて洗浄水として利用していますので、節水にご協力をお願いします。
 そのため、
手洗い水については利用できません。


 と掲示されていた。工事の方が言っていた、「冬も使用できる」と言うのは、半信半疑だったのだが・・。よかった〜、冬も使えるんだわ
(*^^)v



 下山後だと池の周辺の雪が融けているかもと、池に行ってみる。薄氷がはっていた。周りにウサギの足跡があった。11時20分、登山口を出発。いつもはグループで来ているSさんと会う。鉄塔の所に車を置き、上って来たので今日は霧氷が見える辺りまで行って下山するとの事。お見かけした事があるカメラマンも来ていて、挨拶したが名前を思い出せない。そのうち思い出したけどね。


 こんなに霧氷がついているのが分かっていたら、撮影の準備をしてもっと早く来たんだけどね。やる気のなさがここにも表れている。風穴コースは北面なので、まだ太陽の光が当たらず霧氷は融けていない。ベンチの所に太陽の光が当たってきているのが見える。


 単独の男性が、「こんなに霧氷が綺麗とは、初めて見ました」と喜んでおられた。若い女性カメラマンがしきりにシャッターを押していた。森のフラダンサーの辺りは既に融けかかっている。分岐からは尾根道方面に向かっていたのだが、霧氷はぜんぜんなくなり、笹がビショビショだったので、分岐に戻り竜神平に向かう。


 12時15分、竜神平に到着。風もなく、日が当たっているベンチで昼食とする。waiwai隊の最近ブームになっているチャンポン春雨(普通の野菜チャンポンとは違う)は美味しい。単独の女性もそれぞれベンチでお昼を食べている。

 愛大小屋の温度計は−2℃だ。12時43分、周回路を反時計回りに歩いて下山する事にする。分岐までの道から雪が融けているように見えたのだが、ふと振り返ると、結構木に雪がついて残っていて全然違う風景に見える。つまり、南の方から見える景色と、来たの方角から見る景色がまるっきり違っているのだ。13時、分岐を風穴方面へ向かう。


 そして、融けてしまっていると思っていた尾根道の霧氷はまだまだ残っていた。あの分岐の辺りだけが融けていたのだ。騙されちゃ〜いけない。


 waiwai隊の前を行っていたを若い女性カメラマンも竜神平に来ていて、周回路を反時計回りに歩いて行ったのだが、直ぐに戻ってきていた。霧氷が残っているのに尾根道は行ってないだろうな〜。13時30分、ベンチに戻る。



 今日あたりだとまだ、雪があってもアイスバーンになっていないのでアイゼンは不要だ。14時に下山する。冬の良いところは靴が綺麗なままなところだ。なるべく土を踏まないように、駐車場まで道路脇を歩いて戻った。こうして今年の締めくくりは期せずして霧氷の下を歩けて良かったな〜。


 20日【皿ヶ嶺】



 またまた一週間ぶりの山歩きの皿ヶ嶺だ。風穴の駐車場へ着いて、車の中でお弁当を食べる。さあ登ろうと車を出ると、池の近くのベンチに皿ヶ嶺のマドンナNさんが座っている。今日は下から登って来てここまでとの事だ。私たちのように風穴から竜神平まで行くのと、比べると十分な運動量だろう。12時5分、風穴を出発。下の道後平野は晴れているのに、登山道は曇っている。葉を落としたこの時期、あちこちから道後平野が垣間見れる。


 12時20分、半直登コースの分岐を曲がって風穴コースをゆったりと歩く。12時43分ベンチ、12時51分分岐を竜神平に向かわず上林峠方面に進む。



 おっちゃんが、ベンチの先の坂から降り積もった落ち葉の腐葉土が流れてきて埋もれているベンチを撮っている。何やらおっちゃんが言っている、聞くと「この写真の題は“
埋もれゆくベンチ”じゃねぇ〜」と言っている。13時5分、上林峠との分岐を竜神平に向かう。13時18分に小屋前に到着、温度計は0℃をさしている。


 竜神平には誰もいない。去年もたくさん出来ていたホコリタケ。少し休んで13時30分に下山開始。私たちが歩き始めた時、上って行った単独の人が、早くも頂上から下りて来た。途中のブナの倒木にグリーンのキノコが生えている。形はツキヨタケなんだけどね。 


 13時44分、おっちゃんが竜神平の周回路の埋もれゆくベンチと、土が踏みしめられたり、雨で流れたりして高くなっているベンチの対比が面白いと撮っている。14時12分、風穴に下りる。今日は、単独女性とたくさんすれ違ったな〜。彩りの少ない今の時期、大きなテンナンショウの赤い実だけが目立っていた。単独だろうと思われる男性と、二人の女性が下りて来た。


 12日【皿ヶ嶺】


    
 先月の29日以来の山歩きだ。先週末は徳島へ行っていたので一週間に一度の山歩きはできなかったのだ。そろそろ山へ行かないと体がなまってしまう。上林集落には既にお正月の飾り付けがしてある。今日は畑の川から頂上へ行き、上林峠経由で下山する事に決める。風穴の駐車場でコンビニ弁当と海鮮ちゃんぽんを食べて、畑の川に向かおうと決め、風穴駐車場へ行くと町内のOさんが準備をしていた。暫し雑談後、彼は上って行った。昼食後、上林トンネルを抜け、直ぐの広場の次の広場に車を停める。上の右写真は、先日来、間伐や伐採をしていた場所だ。もう、一区切りしているのかな。


 11時47分、駐車した場所から少し下った場所にある畑の川登山口を出発。ジャガー道(作業道を作るのに以前はアメリカのメーカーのジャガー製の作業車しかしかなかったそうで、営林関係の人はジャガー道と呼んでいたそう)ののり面が崩れてきているが、暫くは直さないだろうな〜、気をつけて歩かないと・・・。5分程で、ジャガ―道の途中に新たに出来た場所から登山道に入る。



 今の時期、木々は葉を落とし、花も咲いていない。所々に白く塗った板に赤色で《皿ヶ嶺》と書かれた真新しい標識が立てられている。初めての人は安心だね。いつもは滝になっている場所だが水が少ない沢を横切り、12時14分に分岐を頂上方面に進む。


 三度目の沢を渡ると、杉の植林帯を上るようになる。前回、笹を刈っている方がいたのだが、ずっと綺麗に刈られていた。久し振りの山歩きのせいか、おっちゃんが休み休みでないと登れないようになっている。

  
 12時55分、頂上に到着する。風穴から上った町内のOさんはもう下山しているだろうと思っていたのだが、まだ頂上に居られた。一緒に居た男性は、この前畑の川コースで笹を刈っておられた方らしく、いろいろな所を刈っているらしい。竜神平から登ってきた男女二人は、赤柴峠から水の元に下りて、またこちらへ上ってきたとか言っている。赤柴峠の登山道も刈ってあって楽だったと言っていた。すると、刈ったのは私ですと、男性が名乗っていた。

 雲っていた空も青空になって、松山市、瀬戸内海方面が良く見えた。十字峠方面から竜神平、上林峠へ下りる事にした。



 十字峠を13時22分に通過。13時33分、竜神平を通過し遊歩道を反時計回りに歩く。竹の棒に赤いテープの印は、花があるので刈らないでと言う印だ。


 分岐を上林峠方面へ。14時9分、上林峠を通過。

 
 峠の地蔵さんのお顔は、いつもは暗くてあまり見えないのだが、陽が射しこんでいて今日はよく見える。14時24分、車に戻り帰路についた。