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 26日【皿ヶ嶺】



 明日から一泊で(山岳写真展の選考会・匠メンバーズ展の選考)大阪に行くので、今日しかないと土曜日だが皿ヶ嶺に登る事にした。案の定、駐車場にはたくさんの車が停まっている。10時30分、風穴を出発。3人のグループが次々に登って行く。赤い実が見えたので行ってみるとユキザサの実だった。


 登山道に落ち葉が落ちているのだが、まだ紅葉していると言う程ではない。すぐ先で三名の人に道を譲られたが、直ぐ後からも登って来る人がいたので、waiwai隊も一緒に抜いてもらう事とした。追い抜いて行った三名組は、すぐ先の半直登コースへと登って行った。


 まだまだ木々の葉は色づいていないので、おっちゃんはあまり写真を撮っていない。次々に、登山者が追いついて来るので道を度々譲ることとなった。また、ここまでで、二組のペアが下りて行った。ベンチの場所へ着くと、何組もが出発して行ったところだった。又、ベンチの所のドウダンツツジは、一枝だけ紅葉していて他はまだ緑色だ。いつものブナを見上げると、3本の幹のうち真ん中の葉がほとんどないのはどうしたのだろうか。


 分岐を竜神平に行かず、尾根道を歩く。ツルリンドウの実になりつつある株や、まだ花が咲いているのを見つけた。定点観測の株の中の笹が大きくなっている。


 ブナに陽が当たると黄葉が少し進んでいるのが分かる。目を落とすと、枯れ木にキノコが着いている。今日の登山者は、毎日休みの常連さんでなく、土・日休みの若者グループが多いので、このコースに足を踏み入れてなく、あるのは猪の足跡のみだ。


 周回路には咲き残りのヤマラッキョウ・リンドウが咲いていた。12時20分、竜神平に着き弁当を食べる。オカリナを吹いている方がいて、懐かしい曲の数々がバックグラウンドミュージックだ。皿ヶ嶺には詳しくなさそうな男女二人が来たので、周回路にまだ少しリンドウが咲いていますよと教えてあげた。食事を終えて定点観測をしていたツチアケビがどうなっているのか見に行くと、猪がグチャグチャにしていた。


 13時15分、竜神平に戻る。さっきの男女二人組にリンドウを見る事が出来たと感謝された。下山路で向こう側の木々に陽があたり紅葉の進み具合が良く分かる。ベンチの所のカエデも綺麗だ。


 枯木のキノコにピンクの足が着いていると思って写す。気持ちが悪いのを見るのが苦手な方はここまでで・・。(@_@;) 
 奥にあった2枚目のは、地球にあるものとは思えない、地球外生命体のように見える。この時は小さいので見えなかったが、写真を拡大してみると多数の歩脚があるので虫だと分かった。いろいろネット検索してみると、サルノコシカケと、ヤマシナヒラタヤスデのようだ。やっぱり、森は不思議だな〜。

 14時に車に戻り帰った。帰路、林道で皿ヶ嶺の仙人さんに会った。今日は山へは行かずブラブラしているそうだ。


 17日【皿ヶ嶺】

 13日(日)は、waiwai隊の住んでいる地域の秋祭りだった。集会所にお神輿と獅子舞いが来るので、町内会の組長の仕事で、お供えの準備に出掛けた。団地に住んでいると秋祭りと言ってもあまり関心がなかったが、こうしてみると結構面白かった。中学生の獅子舞いも上手だった。



 今日は、細々とした用事もないので一週間ぶりに皿ヶ嶺に行く事になった。

 10時30分、風穴登山口を出発。風穴には9台車が停まっていた。登山道等を整備して下さっているOさんが、背負子にザックと、なにかが入っているようなダンボール箱を乗せて上って行った。登山道に咲いているのはトリカブトくらいだ。ミズナラの大木の向こう側の少し赤くなっている木が一番紅葉が早いのだ。

  
 ブナの木が出てきて少し黄葉が始まっている。11時18分、ベンチで小休止。


 森のフラダンサーのブナ林周辺の枯木にツキヨタケが付いている。左の写真の一枚目のツキヨタケはピンク色がかって綺麗だ。11時38分、竜神平に到着。Sさんのグループが休んでられたので、中央公民館のロビーに写真を展示している(11月4日まで)ので帰りにでも観て頂きたいと話す。Oさんが、ササ刈の準備をしている。おっちゃんが頂上に行くと言うので、今日は休まず向かうこととした。


 ガマズミ(?)の実が赤くなっている。頂上直下、晴れていれば見える石鎚山方面は雲の中だ。12時7分頂上に到着し弁当を食べていると、雷がゴロゴロと鳴り出した。そうだ、昼からは降水確率が高かったなぁ〜。新居浜から来たと言われていたご夫婦は、山登りを始めたばかりで、まずは皿ヶ嶺が良いと教えて貰って来たそうだ。最近は頂上等でツーショットの写真を撮る事はないのだが、撮ってくださるというのでシャッターを押して頂く。十字峠までの台風で倒れてしまったヒノキを整理した跡の伐採地からは、松山市〜瀬戸内海方面が良く見えるようになった。


 12時50分、十字峠から竜神平方面に下りる。


 13時2分、Oさんのササを刈っている音が聞こえたのだが、竜神平には寄らず、そのまま風穴に下山する。ベンチで休んでいると、この時間に登ってくる人が数人いた。


 9月28日にも仕掛けられていた《住化式粘着トラップ》K、とJがこの前とは違う場所に仕掛けられている。13時48分、下山。帰り道の上林林道の穴ぼこ修理場所(朝は、鉄板が敷かれていた)に車が停まっている。東温市の車もあったので、林道の補修工事の進捗確認に来たのだろうか。


 10日【皿ヶ嶺】

 ブログに、去年は一度も石鎚山に登らなかったけど、わいわいさんのタバコ肺、少しは回復(治る事はないそうだけどね)したようなので、今年は頂上まで行けるかな。通常コースでね。と書いたのだが・・・、夜更かしをしてしまったうえに、秋・冬山行の服装等の準備もしてないし、何より気力がないのがダメ・・・、という訳で今日も皿ヶ嶺だ。

 『石鎚の紅葉は私も行きたいんですが・・・、ところで10月4日のレポートを見ましたよ。謎の赤い実はコブシかタムシバですね。毎年白い花が咲いているのを見ますが、公園の植栽と分かっているので写真を撮ったことがなかったです。』と、ブログにおいわさんからコメントを貰った。コブシ・タムシバを検索してみると真に同じ実だ。おいわさんありがとうございました。

 10時20分、風穴を出発。前を単独女性がさっさと登って行く。トリカブト(シコクブシ)の花期は長いな〜、まだまだ蕾が付いている。


 トリカブトの花が散ったあとに実がなっている。定点観測のキノコ、上部に小さいのが出来ていたのだが、いつの間にか消えている。さすがに10月も半ば近くなると、登山道に風が吹き渡り気持ち良い。沢の所で三脚を立ててジンジソウを写しているカメラマンがいた。ベンチで少し休憩する。この虫も秋色?だ。11時30分、竜神平に到着。昼食を食べる。先程のカメラマンが周回路の方に向かっている。先を行った単独女性が早くも頂上経由で竜神平に到着した。


 以前、マユミの下で弁当を食べていると、上から糸がスーッと下りてきて毛虫がぶら下がって来たのだが、そのせいか今年は実が少ない。11時57分、周回路を反時計回りに歩く。愛大小屋の前でササ刈の準備をしているOさんが、「周回路の手前と、向う側は刈ってある、花の時期があるからね。」と言われていたが、手前にリンドウが咲いていて、刈り残して下さっていた。周回路は満開のリンドウがあっちにも、こっちにも咲いていて綺麗だ。


 ヤマラッキョウはポツンと咲いているのみだ。周回路から森に入ると、向うからそれぞれに首に一眼レフカメラを下げたオジサマ三人組がきた。「リンドウが満開ですよ」と言うと、「それが目的です」と嬉しそうだ。楽しそうで何よりだ。ツルリンドウは、咲き終わった花の中に赤い実がチラッと見える。少しだが、既に赤い実になっているのもあった。


 テンナンショウも半分ほど実が赤くなってきている。12時26分、分岐を風穴方面に歩く。すぐ先でキノコが群生している。


 兄弟のようなキノコが可愛いな〜。沢の所で咲いていた、カメラマンが写していたジンジソウ。


 トリカブトの道を下りる。13時40分、風穴に下山し、おやつのコーヒーゼリーを食べる。上林林道の荒れた穴ぼこの所のカーブに軽トラやミキサー車が5、6台止まって作業をしている。どうも穴ぼこの修理をしているみたいだ。最近、大型トラックや大型ミキサー車が頻繁に通るので、あちこちに大きな穴ぼこがあったのだが、修理してくれて良かったな〜。


 4日【皿ヶ嶺】



 10月になったと言うのに何なんだこの暑さは! 家にいても暑い。

 東温市の中央公民館のロビーにあるケースに、皿ヶ嶺の写真【森のドラマ】を11月4日まで展示している。そのテーマの木が、どうなっているのかも見たいという訳で皿ヶ嶺に決めた。水の元から登り、天狗の庭から上林峠経由で竜神平へ行き、風穴廻りで水の元に戻ろうとの計画だ。

 10時57分、水の元の登山口近くに車を停める。夏の間は、この駐車場はそうめん流しに来る一般客の車でいっぱいなのだ。今日は、この駐車場には3台車が停まっている。傍らのシロヨメナにアサギマダラがとまっている。登山道のオトコエシが良く咲いている。



 ツルニンジンが笹に絡みついている。オオバショウマの蜜を吸うアサギマダラ、ここのミツバテンナンショウは実が良く残っている。


 今までは、ハガクレツリフネのアップばかり写していたおっちゃんだったが、群落も写している。久し振りに、倒れて岩から剥がれた根の所に来た。手前には木が倒れてうっそうとしている。上の方の根には草が生えてきている。


 ツルニンジンを写していると、上部を通っている上林重信林道に数人の人の話し声が聞こえた。天狗の庭でもガラガラと工事の音が聞こえたのだが、林道に上ると、奥の工事場所が見えた。11時55分、上林重信林道に上る。お昼なので、いつもの上林峠への階段を過ぎた岩の所で弁当を食べる。食べてしまったら、今日はもうここで止めようと話が決まる。


 天狗の庭のジンジソウはもう終わっていたのだが、上林林道に少し残っていた。風穴が近づき、上を見上げるとナナカマドの赤い実が見えたので階段を上る。


 12時55分、風穴の駐車場に着く。池の方を見に行く途中でピンク色のアキチョウジを見つける。


 池の中を覗くと、アカハライモリが泳いでいた。ヤマボウシの実はわかるのだが、この前から気になっているこの実は何なんだろう。

    
 ヘリコプター広場の看板に《上林ささゆり緑の少年隊》の絵が貼られている。日付を見ると、R1.7.27となっている。最近貼り換えたのだな〜。風穴から水の元におりる途中のレイジンソウは白いのが多かった。13時35分、水の元に戻る。