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12月


 28日【皿ヶ嶺】



 このところ1ヶ月に一回の内科クリニック、2ヶ月に一回のリウマチの病院と診察に行かないといけなかった。なかなか山に行く機会がなかったが、今年中に一回は山に行かないとと出掛けた。

 11時7分、風穴の駐車場を出発。水の元には一台も車はなく、風穴にも2台と、上の駐車場にバイクが一台停まっているだけだった。登り始めてすぐに若い単独男性が下りて来て「寒かったです。頂上は−11度でした。霧氷も出来ていましたよ」と話してくれた。登山道からバイクが来たのが見え、風穴の井戸の横から上がる登山道から単独女性が登ってきた。「バイクですか?」と尋ねると、「はい、寒かったです、車で来たら良かった」と言って登って行った。登るスピードが速くて、あっという間に見えなくなった。


 場所によっては冷たい風が吹くところもあるが、風のない場所もある。しかし寒い、体感温度はどれくらいなんだろう。ベンチ横の枯木は今年倒れてしまい、土に還りつつある。アキチョウジに霜柱のようなものが出来ている。定点観測の木株も終焉の様相だ。


 12時丁度に竜神平への分岐に来たが、上林峠方面へ進む。ちょっと寄り道してホコリタケ、登山道脇のしわしわになった木の実を写す。先日刈られた登山道の笹も、散らばった道で枯れ始めている。


 12時15分、分岐を竜神平へ向かう。上林峠方面の尾根道は薄い霧氷が出来ている。途中、小動物が居るのだろうか、穴があり出入りしたような跡がある。近くに松の実を食べ散らかした殻がある。


 12時30分、愛大小屋に着く。温度計は−7度だ。小屋の中から「どうぞ〜」と声がする。男女二人組が食事を終えられたところだった。その方は「いつもは淡路ヶ峠を歩いています」と言われる。しばし歓談する。知り合いが、瞽女石コースの登山道が分かり難いと言っていたので、五ヶ所に標識を付けましたと言っていた。帰りに確認しようと思っていたのだが、車だからつい通り過ぎてしまった。それにしても、有難い人がいるものだ。

 愛大小屋のノートを見ると、《今日は寒いので小屋で食事にしました。ありがたいけど 100円は、ちょっといたいですね。》 と書かれた後に、
 《避難小屋維持管理のお願いで自由意志ですから。強制でありませんからね! 商売でありませんから・・・自由にどうぞ。》 と書き加えられていた。


 12時57分、小屋を後にする。小屋を出てすぐの所で、木にびっしりとホコリタケが付いているのを見つけ撮っていて、ふと前を見るとそこにもびっしりホコリタケが、そしてその右にも、奥にも付いている。えらい大発生したもんだな〜!! びっくりした〜。帰りは往路を戻る。13時40分に駐車場に下りて来た。明日から雪が降るとの天気予報だ。これで今年の納会かな〜。

 帰る途中にある無人野菜販売所(100円)で、春菊・玉ねぎ・吊るし柿・ネギを買って帰った。奥の庭では年配のご夫婦らしき方が正月用のお飾りや山草を袋に詰めたりしていた。これらも販売所に並ぶのだろうね。


 18日【皿ヶ嶺】



 今日も身体を動かさないとと、今からだと皿ヶ嶺だ。12日に上林トンネル横の上林重信林道の奥の工事は終わっていたのに、水の元の途中から入る林道はまだ工事中なのか、ミキサー車とすれ違った、少し先の途中から入る林道にも一台待機中だった。水の元には、車が一台停まり男女二人が登山の準備中だ。風穴の駐車場に8台、上の駐車場に1台停まっている。
 11時15分、登山口を出発。登山道の脇には、霜柱がある。冬枯れの登山道を登り、タマガワホトトギスが咲く岩場を見上げると氷が出来ている。


 上に上がりタブレットで撮っていると、皿ヶ嶺のマドンナNさんが「上は寒いので、風穴で食べようと下りてきました。この間の初雪の日は霧氷だったよ」などと、おっちゃんと話している。12時、ベンチに到着、霜柱は融けていない。


 竜神平までに「寒い寒い」と二組の男女二人の登山者とすれ違う。12時12分、竜神平の愛大小屋に到着。入口の温度計は0℃だ。小屋の中に、のんびりさんがのんびり(笑)していたので、いろいろ体調の事など世間話をしながら食事をする。13時5分、竜神平を後にのんびりさんは時計回りに風穴へ、waiwai隊は反時計回りに周回して下山するので右へと別れた。単独女性と、男女二人組が竜神平に到着した。この前、通った時は笹の刈り込みは途中までだったのか、新たに綺麗に刈り込まれているようだ。感謝!


 愛大小屋を出たら、それまで降ってなかったのにアラレが降ってきて頬にあたり冷たい。いつもの、定点のものを写して足早(最近はスピードは上がらないけど気持ちだけは(^^ゞ)に下りる。


 13時40分、ベンチを通過。


 登山道に少しアラレが積もっている。木に、愛媛森林管理署の≪国有林へ入る皆さんへ 登山は自己責任です。天候や登山情報を確認し、十分な服装と余裕をもった計画を立て入山してください。 この先立枯木あり。頭上に注意してください。 ※ピンクテープ等は危険木(立枯木)周囲には立ち入らないでください。≫と書かれた注意書きが括り付けられている。新しく付けられたものなのか、今まで気付かなかった。

 14時10分、一台降りて行った後の駐車場には、我車がポツンと取り残されていた。水の元には、朝の車がまだ停めてあり香川ナンバーだった。竜神平ですれ違ったお二人のだろう。


 12日【皿ヶ嶺】



 1日から山歩きをしてないので、少しでも歩こうと出掛ける。水の元の登山口を11時47分に出発だ。2日(日)には、皿ヶ嶺も遅い初雪だったが、今日はその気配もない。天狗の庭への道も雲の中だ。


 天狗の庭で私もタブレットを出して写す。苔むした倒れた木の根っこが鹿の頭のようだと思ったり、


 登山道横の岩が人面に見えたり、霧に包まれた森は楽しい。


 12時35分、上林重信林道に上る。ブナが倒れ込んだ小滝を定点観測で写す。


 工事が終わっているようなので奥へ行ってみる。工事車両が停まっていた辺りも綺麗に片付けられている。横に堰堤が出来ている。林道の端に、【昭和27年度 上ヶ成山林業専用道】と記されたコンクリートの杭がある。最奥ののり面は、コンクリートが吹き付けられ、道はだんだんと細くなり行き止まりだ。12時50分、引き返す。


 往きと戻りでは見える景色も変わり、皿ヶ嶺に霧が上り良い感じだ。後は、上林林道に出て風穴に向かう。


 13時27分、風穴の小屋の前のベンチで、いつものようにコンビニの助六寿司と鶏だしフォーを食べる。その間、下りてきた男女二人の車が去り、一台が上の駐車場に上って行くのを見ただけだった。13時47分、水の元に向かい、14時3分に車に戻り帰った。


 3日【白滝】


 去年11月18日に白滝に来た時は、初めてだったので、紅葉がまだなのか終わっているのか分からなかった。テレビニュースで23日の「るり姫まつり」の行事を見て、この時期が紅葉しているのが分かった。それからなにかと忙しく行く事は出来なかった。昨夜からの雨で散ったモミジが良いかもと行く事になる。よく利用する、瀬戸内海が見えるレストランでランチを食べて、13時に駐車場に到着。カッパを着て傘をさして遊歩道を歩く。

 紅葉はまだ残っているのもあり、遊歩道を埋めている所もあり、真っ赤の紅葉が見頃の木もあり、観光客はいなくて独り占めだ。


 上部のもみじ亭に14時に着く。若いペアが白山権現から長い階段を下りてくる。るり姫塚や滝壺を覗く所へ降りる。滝壺を覗くと、「るり姫祭り」の時に、正午のサイレンと共に投下された花みこしが滝壺の所に残っていた。もみじ亭に戻ると、中年のペアが来ていた。


 コーヒーを入れて一休み、今度は下りながら良い所で写す。やっぱり、散り敷いた所しかないな〜。手摺のカタツムリが可愛いと写している。駐車場の近くで男性が谷に入り写している。遊歩道で待っている女性に「ご主人、熱心に写していますね」と言うと、写真仲間だとの事。16時に車に戻る。帰りは56号線を走る。途中の川から川靄が上り幽玄の世界だった。


 1日【皿ヶ嶺】



 11月29日の我が家のイロハモミジ、綺麗に色づいた。3日が雨なので、それで散ってしまうのだろう。

 パソコン周りを片付けようと手を付けたのだが、なかなかはかどらず、身体がなまるので10日ぶりに山へ行く事になる。13時37分、上林トンネル南口の近くの広場に車を停める。家から皿ヶ嶺方面を見ると、霞がかかっているように見える。この前テレビのニュースで中国で高さ20メートルの黄砂が発生して押し寄せている様子を見たので、その黄砂が来ているのかと思っていたら違って、久万側に雲が流れて来ていた。今の時期の彩りはマムシグサの赤い実ぐらいだ。


 上林林道の倒れていたカーブミラーが1年ぶりに直っている。10時54分、畑の川登山口から登る。以前は細いトラバース道だったが、作業道(久万ではジャガー道と呼んでいる)が作られているので、道幅も相当広くなっている。花(イナモリソウ)はなくなっているけどね。杉を伐採し、木材に出来ないのは何処にでも転がしてあるのはどうなんだろう。


 作業道から登山道に入って行くと、杉の切り株が登山道の両側に残っている。年輪を数えてみると46年経っているようだ。結構太くなるものだな。


 何年前に伐採したのか、苔が生えた切り株があり、栗のイガが乗っているのもある。分岐を11時25分に通過。頂上には向かわず竜神平へ向かう。


 途中で、作業道の跡のような平らな場所が続いているが、先まで行ってみた。ビール瓶が数本転がっていて、ずっと歩き易い道だ。この辺りは植林の最終地点なので、作業の人達が残した痕なのかなぁ〜。また、この辺りにブナは全然生えていない。


 引き返して11時45分に竜神平に着く。天気が回復し青空だ。団体さんが、鍋で料理をしたり、コーヒーの豆を挽いたりしている。マユミの木の辺りには常連さんがいるようだ。いつものようにお握りと鶏肉入りのフォーでお昼を食べる。12時7分、反時計回りに周回路を歩く。少し萎んだ赤い実がまだ残っている。


 12時25分、分岐を上林峠へ向けて歩く。ベンチでミカンを食べる。木々が葉を落とすと、下の上林重信林道の工事跡や、上林方面が良く見える。

 
 13時2分、トンネル南口に到着。車の所に戻る。朝方の雲もとれて、青空だった。