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6月


 30日【皿ヶ嶺】
 24日の皿ヶ嶺から雨が降って霧が出る日を待っていた。昨日も雨だったのだが、雨足がきつそうだったので土曜日だが今日に決めた。


 撮影となると俄然やる気になるので、上林トンネル南口をいつもより早く9時30分に出発だ。撮影の目的はツツジなので、ササユリも少しは咲いているが、写すのはもっぱらおっちゃんに任す。


 ツツジは、まだ蕾が多く思ったより咲いてない。2、3日後がよいかもと思うが、今年は今日で決めよう。雨は止んでいるので写しやすいのだが、風が吹くと木々に付いた雨露が落ちてシャッターを押した後にレンズに付いているのに気がつく。(*_*; 最近、あまり撮影しないので集中力が落ちているな〜。


 丁度12時近くなったので愛大小屋で昼食とする。愛大小屋に入ったとたんに雨が降ってきた。新しくなった窓のサッシの向こうにブナ林が見えて良い感じだ。箱の下に【休憩は100円、宿泊は500円維持管理の為お願いします】と、書いてあるので、二人分200円入れる。
 食事を終えて外に出ると雨は止んでいた。運が良いな〜。


 ヤマアジサイと、咲いていたササユリ。








 それにしても、ブヨに好かれるのはどうしたことなのか・・。(>_<) ブログにも書いたのだが、虫が除ける上着(フォックスファイヤーの、とまってても、くっついて来ても、逃げていく画期的な防虫性能スコーロン)を着てフードをかぶり、その上にカッパを着て、手と袖口には合成ゴム極薄手袋をして隙間のないようにしていた。頭にかぶる防虫網も持っているが、ピントを合わせるのに視界がイマイチでダメなので顔だけは出ていた。すると、頭・顔の周りにブヨがまとわりついて、防虫スプレーをしてもダメ。(全然、虫が寄ってこない、わいわいさん曰く、蜂の巣をつついた時のよう) 結局、顔を数か所刺されたがすぐに薬を付けたので腫れなかった。2、3日後にもう一度、撮影に来たいな〜と思うが、虫の事を思うと・・・、今一つやる気が出て来ない。

 昨年は、ササユリの蕾は沢山見たのだが、咲いている時には来なかった。今年は、咲いている時期にピッタリだったようだ。土曜日なのに、1人も山で会わなかったのは珍しかった。帰りの上林林道には集落の人が『そうめん流し』の幟を立てていて、明日からの準備は怠りないようだ。


 24日【皿ヶ嶺】
 昨日のロケハンでは山に登らなかったので、今日は上るのだ。


 上林林道の道端の草が綺麗に刈られている。何時から刈り始めたのだろうか、11時30分に通りかかった時にはもう既に刈り終わって水の元にたくさんの軽トラが集まっていた。

 上林トンネル南口を過ぎた広場に車を停めて弁当を食べる。広場の向こう側に作業道が作られて機材が置いてある。ドコモのアンテナの点検路の入口に軽トラが停まっている。何かの道具類が積まれているので、先程の草刈り集団のうちの一台だろうか?


 12時21分に上林峠に着く。階段をゆっくりと上って、分岐を真っ直ぐに歩く。コナスビが咲いている。


 ポトンと、丸く巻いた葉っぱが落ちてきた。おっちゃんが虫を写している。13時20分、竜神平の愛大小屋に到着。常連さんと少し話していると、女性が「何か花が咲いてますか?」と話しかけてきた。「今はツツジが咲いていますよね」と答えたが、もっと他の珍しい花が知りたかったのかもね。昨年だったか、上林林道のトンネル横に群生して咲いていたクモキリソウは、ゴッソリ盗られて一輪も残ってない・・・。


 おっちゃんが、下山中の階段の下の方をリスが横切ったのを見つけたのだが、写真には写ってなかった。二日にわたりリスに会えたのは珍しい。探すつもりでないのに双子のササユリに「私を見て♪」と話しかけられた。

 帰路、上林トンネル北口を出た所で、トンネル横の林道に車が停まっている。向うから男女二人連れが歩いて来た。近くにもう一台車も停まっている。単独女性も歩いてきている。何やら賑やかだな〜。口コミの話で珍しい花でも見にきたのだろうか・・・。


 23日【初夏の花ロケハン】
 15日に会った方から、早くも尾根道に一輪のササユリが咲いていたと聞いたので、そろそろササユリがあちこちに咲いているかとロケハンに出掛ける。小雨の上林林道を走っていると、道路をリスが走って行くのが見えた。もう何年も林道を走っているが、リスに出合ったのは初めてだ。


 まずは風穴周辺だ。そんなに咲く穴場を知っている訳ではないので、以前咲いていた場所へ行ってみる。小さな花が一輪咲いているだけだ。もう一ヶ所は咲いているのが一輪ともうすぐ咲きそうな蕾が一輪だけだ。風穴の駐車場に広島ナンバーの中型バスが停まっていた。運転手さんに聞くと、去年も来たのだが事故でここまで来れなかったので今年も来たとの事だ。乗客はこの雨でも2、3時間で戻ると登って行ったそうだ。明日は良い天気なのに残念だったね。


 上林トンネル北口の近くの広い所に車を停めて弁当を食べる。その間に、軽トラが行ったり戻ったりしているのが気になる。なんの用事で、行ったり来たりしているのだろうか。昼食後、トンネル横の林道を歩く。おっちゃんは林道がどこまで伸びているのか見に行ったみたいだ。あまり伸びてないと戻ってきた。


 その間、私はブナの実を撮影していた。車を停めた所に戻ると、又軽トラが行ったり戻ったり・・・、怪しいな〜。その後、もう一ヶ所でイチヤクソウとササユリを見る事が出来た。


 15日【皿ヶ嶺】
 17日(日)は、奈良の写真クラブの最後の講評会・お別れ会に出掛けるので山へ行かないとと皿ヶ嶺に決める。


 10時35分、風穴の駐車場に着く。梅雨の晴れ間だが一台も来ていない。周回路を植栽のヤマボウシを見る為に登山口まで歩く。上の駐車場から車が一台降りてきた。青いケシでも見にきたのかな。


 10時50分、登山口。≪草花は手で採らずに写真で撮りましょう。(撮影の際の踏みつけに気をつけて)植物はこの場所でしか生きられません!!≫と標識があるが、横にメガネの落し物を愛大小屋に置いてある旨の貼り紙もある。井戸の青いケシは小さい花が一輪咲いているのみだ。アカショウマが咲いている。


 少しづつだが、ヤマアジサイが咲き出している。登山道から下を見ると白やピンクのヤマボウシが咲いている。今の時期、ブナの実が落ちている? よく目に付いた。


 遠くにツルアジサイが咲いているのが見えたのでちょっと寄り道して写す。12時25分、竜神平の愛大小屋に到着。先日寄った際、作業していた窓がサッシになっている。結露が出来ているので、帰るまで開けておこう。棚の置いてあったメガネは、「ありがとうございました!持って帰ります」とノートに残されていた。しかし、メガネはまだ一つ残っている。


 いい天気なのに誰も来ていない。空の雲が爽やかだ。外のベンチで弁当を食べて、愛大小屋の戸締りをする。少しの時間でも結露が乾燥した。竜神平の周回路を反時計回りに歩く。ウロウロしていると、「何かお花がありますか?」と単独女性に話しかけられる。「何もないんですけどね」と答える。分岐までの周回路でも単独女性とあう。お二人とも体形が痩せていて、森を楽しんでいる感じが良いな〜。そろそろ、ヤマツツジが咲いてきている。13時28分、分岐を風穴方面へ歩く。


 ベンチの所の枯木にツルアジサイが咲いている。この枯れ木もいつまで立っていられるのか・・・。下りて来たおじ様としばし雑談、花の情報をくれるが、あまりにもマニアックなので、言っていることの半分くらいしか分からない。waiwai隊は、希少な花々にはあまりこだわってないからな〜。14時35分、駐車場に戻り、水の元でゼリーを食べて帰る。


 5日【猪伏】
 森は雨に限ると、降水確率が高いので行先を決める。


 2年ぶりなので、高原バス・かかしの谷行・柳谷バス停(トイレの所)が出来ているのを知らなかった。猪伏の大トチの登山口に12時8分到着。最近はすっかり定番となった“登山口で弁当”を食べ出発。トイレはあるのだが、こういう場所のトイレはトイレットペーパーが切れている事が多い。案の定切れていたので、車に積んであるトイレットペーパーを寄付する。


 2年前は、こういう看板や立札はキチンとしていたのだが、自然の中なので立札の案内は剥がれたりしている。遊歩道は始めのうちはずんずんと下りていく。大木が折れていたり、路肩がざれている所があるが、道はしっかりしている。


 名水の場所の水量は多い。私が木を写している間におっちゃんがコケイランとオククルマグルマを写している。


 パラパラと雨が降ってきた。ここまでで2ヶ所ほどでカメラを出した。岩の所に≪木や草花を大切に≫と書かれた看板が見えると大トチはもうすぐだ。


 13時45分、大トチの所に着くやいなや、遠くの上の方からバーンと大きな音がした。音がする方を見上げると、ザザザーッと木が倒れて来るのが見えた。おっちゃんは雷が落ちたのかと思ったそうだが、私は木に大きな岩が当たったように聞こえた。風が吹いている訳ではないし、雨も小降りだったのだが・・・、もともと地盤が緩んでいたのだろうか。

 さっさと目的のものを写して戻る。


 雨が降り出すと、霧も出て来たが、ブヨもまとわりついて来る。最後の上りを一歩一歩進み、ここを曲がると登山口だ。14時53分、車に戻りコーヒーを飲んでいると他県ナンバーの車が一台来た。男性二人が車を降りて看板を見ているが、後部座席の女性二人は車に乗ったままだ。観光客風だし、今からじゃ大トチの所までは行けないよね。


 4日【皿ヶ嶺】
 よっぽどでないと土・日は山へ行かない。今日は月曜日だし天気も良い、太陽が出ている時でないと咲かない花を見に行こうと決めた。


 11時15分、風穴の駐車場には車がたくさん停まっている。井戸の周りに芽が出ているのと、鉢に鹿沼土が入っているだけで何もないのがあったので、どうしてかと言っていると、男女二人連れの方と植物の持ち帰りの話になる。「腕章をしている人が、瓶が森林道でイタドリを採っていた人に注意をして、住所氏名・車のナンバーを控えて今度見つけたら注意では済まないと言っていた」との事。イタドリ・フキ・ワラビ等は採っても良いと思っていたんだけどね。

 ウスバヒョウタンボクの実を写す。登山道からバイケイソウの蕾が見える。早くも下りて来る人がいる。皿ヶ嶺のマドンナNさんだ。


 ベンチの所で12時近くになったので、お弁当を食べる。白いドウダンツツジ、ピンクのドウダンツツジが咲いている。いつもの枯木も真っ黒に写って何やら分からないな〜。


 尾根道を歩き、12時53分竜神平に向かう。朝方のお二人が休んでいた。愛大小屋の窓が開いていたので中を覗く。新しい角材を担ぎ上げて来て、窓枠を修理しているようだ。大工さんだろうか?サッシに替えるとの事、「あと20年は持たさないとね。」と言っておられた。有難い事だ。

 頂上はパスして、十字峠方面に上り、直登コースを下りる事にする。13時27分、分岐を通過。

 13時52分、のっこしでおやつのゼリーを食べる。前回は蕾だったサワルリソウが咲いていた。

 もうすぐ風穴の井戸という所で、三人のカメラを持ったおじ様とすれ違う。「ここから上にはヤマシャクヤクは咲いていますか?」と聞かれる。「もう終わりましたよ」と言うと、「ミツバツツジは?、シコクカッコウソウは?、クマガイソウは?」と、矢継ぎ早に春に咲く花を聞かれる。「今年は例年より何もかも早いので・・・、残念でしね」と答えるしかない。それでも、楽し気に登って行った。面白いオジサマグループだった。


 14時24分、駐車場に戻る。