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4月


 24日~27日【春の花めぐり】Ⅳ


24日 天狗の庭・風穴

 22日に兵庫県の蘇武岳から帰って、例の去年の台風で倒れてしまったブナから出ていた芽がそろそろ展開している頃だし、天狗の庭の花も見に行きたい。23日は疲れていたし、24日はおっちゃんの歯の診察、25日(水)は生協の宅配と私のリウマチの診察だ。山に登る訳ではないので、雨が降っていても、お昼からでも大丈夫と、おっちゃんが歯科から帰って来るのを待ち、お昼を食べてから出掛けた。

 13時15分、上林トンネル横の林道を歩く。チェーンが掛かっているが、一つの業者が来て作業をしているのか、入口の四つの札の内のの一つが≪入≫になっている。こんな雨の日なのに林道の工事なのか、奥の方で掘削機の音がする。倒れたブナの芽は、花が咲いていて珍しいものを見る事が出来た。


 13時50分、天狗の庭に向かう。ワチガイソウ、トリガタハンショウヅル、コンロンソウも雨でビショビショだ。


 エンゴサクの仲間、ツクバネソウが咲いている。ヤマブキソウ、ヤマシャクヤクも咲き出しているが雨に濡れてビショビショだ。


 こんな雨の日には誰もいないが、雨の森も素敵で、私は好きだ。14時45分、上林峠への階段の所に戻る。上林トンネル横の林道は、来る時は落ちてなかったのに大きな石が落ちていた。風穴に寄り、植えられているシコクカッコウソウを見て帰った。


27日 皿ヶ嶺


 明日からは土・日・月と連休なので、平日の金曜日に花を見ようと出掛ける。ところが、水の元にも風穴にも沢山の車が停まっている。10時40分、植えられたシコクカッコウソウを写して出発。おっちゃんが、「しまった!電池が残り少ない」と言っている。前を4、5人のグループが先行しているし、後ろにも二人続いている。風穴登山口のミツバツツジが満開だ。


 登山道にはボツボツとヤマブキソウやイチリンソウが咲いてきている。11時4分、分岐を直登コースに入る。


 今年は、この花は少ない気がする。まだ早いのかな。? エイザンスミレが撮りやすい所に咲いている。尾根道はまだ花が咲いてない。皿ヶ嶺の常連のIさんとすれ違う。「今年は、例年より咲きが早い花と遅い花とが混在している」などと言葉を交わす。分岐を十字峠には行かず、竜神平に下りる。ショウジョウバカマが咲いていた。

 愛大小屋に12時に到着。ベンチで昼食とした。単独女性と、二人組の女性が食事中だった。周回路を反時計回りに歩いていると、久し振りにカタックリさんと会う。今日から石鎚スカイラインが開通するとの情報を貰う。ミツバツツジが綺麗に咲いていたのでカメラを出す。尾根道にカタクリの咲き終わりを見つけた。この山域では初めてだ。誰かが種でも蒔いたのかな~。
 13時15分、上林峠への階段の途中から陳ケ森を望む。

 階段を下りて、13時21分、上林峠から上林集落を写す。天狗の庭に下りる途中で、ニッコウネコノメを写す。天狗の庭で、ご夫婦が一生懸命にヤマシャクヤクを写していた。


 天狗の庭からは、16日に歩いた作業道(ジャガー道)を歩いて上林林道に上る予定だったのだが、私のメガネが無いのに気がついた。さっき、カメラを出しピントを合わせる時に外したのを思い出し、引き返す事になった。14時45分、上林トンネル横の林道に戻り、無事見つける事が出来た。上林林道を歩き、風穴に15時28分到着。ベンチで3人の女性が休んでいたが、車は一台も停まってなかった。


 コーヒーは水の元で飲む事にする。水の元のお花畑ではカタックリさんが花の写真を撮っていた。私も残りのフイルムを撮りきろうと咲き始めたばかりのヤマシャクヤクを写した。


 22日【蘇武岳】
 去年の山岳写真展で、関西支部会員のNさんが協会展に出展されたブナの写真を見て私も撮りたくなった。そして、今年の写真展でお会いしたので、ブナまでの案内を頼んだら快く引き受けて下さった。


 撮るのに良い頃に電話して下さるとの事で、早速、16日(月)に電話がかかって来た。おっちゃんが四国外に自分で運転して出掛けるのは、愛媛に戻って以来だから8年ぶりだ。その間に大病をしたから無理は出来ない。一日目は、おっちゃんが最近では精力的に出掛けている縄文遺跡の見学を終え、徳島の姉宅に泊めて貰い、二日目は登山口近くのペンションに宿泊した。ペンションでは、『ワラビを採って来ましたか?』との、おかみさんの言葉もあり、山菜の天ぷらなどで、お腹いっぱいの夕食でした。Nさんが、8時にペンションに迎えに来て下さり登山口へ。


 スキー場の間を走る事、数分。何もない広場に車を停め、草原を分け入るようだ。経験者しか踏み出せない場所だ、8時30分に歩き始める。下から歩いて来たおじさんと一緒になる。Nさんのカメラザックの大きなこと、まるでザックが歩いているように見える。いつでも、2、3日は大丈夫なように用意をして担いでいるとの事。そして、今回は私の為にザイルも持ってくれているのだ。造林の道を歩いて行くと、ヒトリシズカがあちこちに咲いている。イカリソウも見つけた。


 渓流を挟んだ崖に≪山陰シロカネソウ≫が咲いている。一度だけ沢を横切り、植林の尾根を横切り、すぐ先の自然林の尾根を登って行く。


 10時6分、Nさんが名付けているブナ≪OKの木≫を写す。二本目は、こぶこぶの木だ。この辺りは、あまりに傾斜がきついので私はゆっくりと思うようには写せなかった。


 やっと、目的のブナの木の場所に10時42分に着いた。このブナは、測り方があるそうだが、兵庫県で一番、関西で一番、全国で五番なのだそうだ。大きさもさることながら、堂々とした様、瘤瘤、素晴らしい! どう撮っていいのやら・・・。太陽の位置などが関係するし。

 なんか落ち着いて撮れなかったのよね。お昼になったので、お弁当を食べる。


 Nさんが、ブナの花が写しやすい場所に咲いているのを見つけておっちゃんと撮っている。あと2時間後が光が良くなるのだが・・と、Nさんが言うが、帰りの事を考えると待てない。12時15分、下山にかかる。大ブナから二本目のブナまでが何も持つものがない、足掛かりがないザラザラの尾根なのだ。以前は笹が生えていたそうだが、鹿に食べられて枯れて裸になったそうだ。せっかくザイルを持ってきて下さっているのだから出して貰った。下りている途中で石を落としてしまい、おっちゃんの腕時計に直撃、怪我も腕時計も大丈夫だった。ゴメン! その一ヶ所だけであとは大丈夫。


 渓流沿いにある大桂を写す。沢沿いにルイヨウボタンも咲いていた。14時40分、登山口に戻る。Nさんにお礼を言い、自動車道・高速を乗り継ぎ、20時半頃に家に着いた。

 ピーカン天気の一日だけでは・・・、雨の日がいいのだが、あの尾根道は滑るだろうな~、なにより愛媛からじゃ遠すぎる。(*_*;


 12日~16日【春の花めぐり】Ⅲ


12日 古岩屋周辺

 今年は我が家の庭の春の花が綺麗に咲いた。

 2日に行った古岩屋への久万高原町からの桜がまだ咲いてなかったので、そろそろかと出掛けた。


 この道路脇の枝垂れ桜は満開だった。古岩屋から岩屋寺へ向かう道路のトンネルから『四国のみち』に下りて少し歩いてみた。この道沿いにはトチノキが107本あるとの事だが、大木が折れて倒れている。去年の台風の影響だろうか。道沿いには、ヤマルリソウ、ナットウダイ、チャルメルソウ、ヒメエンゴサク等が咲いている。

   
 倒れたトチノキの枝からも新芽が芽吹いている。戻って古岩屋には、フデリンドウも咲いていた。

  
 この前は全然咲いてなかった花桃や西洋シャクナゲが咲いていた。道端に生えていたワラビ少々と、タラの芽を2、3本採って帰った。


16日 皿ヶ嶺周辺



 皿ヶ嶺に登ろうと風穴に車を停める。ドウダンツツジは満開で、ミツバツツジが咲いてきている。ミツバテンナンショウも咲いている。


 ふと、タラの芽を見つけた。この辺り(高度)に生えているのなら、植林の中の道にも生えている筈と、山より収穫と言わんばかりにイバラの道に入る。昨年聞き覚えた『ジャガー道』だ。イバラで引っ搔き傷を作りながらも手が届く所のを採る。そして、先端の芽だけを採る。タラは、幹全体が棘なので、高い所のは無理なのだ。同じように芽が出ていても、イバラが無いのは『ヤマウルシ』なので、おっちゃんにはしつこく採らないように注意する。奥へ奥へと進むと、しばらくで見覚えのある登山道に出た。虫の事は全然用心してなかったので腕の袖口から侵入したブヨに刺されてしまった。いつもは持っている軟膏をすぐに塗れば事なきを得るのに・・・、腫れてしまった。(>_<)

ナガバノスミレサイシン、ツクバネソウの蕾、エイザンスミレ、ユキザサが目に付いた。


 天狗の庭は木々の芽が吹きだしている。ウスバヒョウタンボク、シコクスミレ(?)が咲いている。


 早くも、ミツバツツジが咲いている。葉が三つ葉なのは知っていたが、花も三つ咲くんだね。上林トンネル横の林道を歩いていると、おっちゃんが「あんな大きな木が倒れているのに今まで気がつかんかった」と言って撮っている。風穴に停めた車に戻っていると、元職場の先輩ご夫婦と会い暫し雑談して帰る。採れたタラの芽は、隣におすそ分けして、残りを天ぷらにした。又、今日のお昼には、この前のワラビと共にスパゲッティに入れて山菜スパゲッティで食べた。



 2日~8日【春の花めぐり】Ⅱ


2日 水の元

 家でブラブラしていても気分が晴れないので春を探しに出掛ける。上林の最上部の広場の陽光桜は満開だ。水の元でアワコバイモ等を見る。

 上林峠

 倒れたブナの新芽の具合はどうかと、トンネル横の林道を歩く。この前から10日しか経ってないので変わりはない。早春のこの時期、整備された道路じゃないこのような山道は、雪解けとともに落ちて来た岩が散乱している。

 古岩屋

 車に戻り、久万高原町へ行く。上林林道の久万高原町側の路肩が白く見えたので雪?と思うが、近づいてみると路肩をコンクリートで固めているのだった。古岩屋の国民宿舎でお昼を食べて少し散策する事にする。この時期、お遍路さんのツアーが利用するので、予約の表示などもある。食後、ブラブラ散策。ミヤマカタバミ、エイザンスミレを写していると、カメラ片手のおじ様が来た。春の花を探しているようだ。


 シュンラン、ユキワリイチゲ、ヒメエンゴサクが咲いていた。苔もタブレットに虫メガネで写す。帰りに寄ったワラビの穴場は、さすがに標高が高いのでまだ全然生えてなかった。

 七折梅林

 ワラビが空振りだったので、もう一ヶ所の穴場に寄り採って帰る。早速タンサンであく抜きだ。



8日 皿ヶ嶺


 桜が咲いてから晴天続きだったのだが、6日(金)は雨、昨日は寒くてアラレが降った。やっと晴れたので天狗の庭に行く事にした。皿ヶ嶺は薄っすらと白いように見える。上林トンネル横の林道に雪が積もっている。この前2日に歩いた時に荒れていた林道は、綺麗にならされている。奥にフォークリフトと車が見えるので、又、工事が始まるのだろうか。倒木のブナの芽はこの寒さであまり変わりはない。小滝の飛沫氷が出来ている。

 天狗の庭に下りる。白花のエンレイソウ、エイザンスミレが咲いている。蕾を付けたヤマシャクヤク、ハシリドコロは、雪があたって少ししなだれているが、元に戻るのだろうか。


 草が生えてくると入りにくい場所の木を写しに行く。帰路、水の元に寄ると、冬季閉鎖のトイレが使用可となっていた。そして、久し振りにおいわさんに会ったが、この時間からのお出かけらしい。(今年は良く咲いた我が家の椿)