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9月の2


 25日【皿ヶ嶺】
 9月17日(日)に襲来した台風18号の被害がどうなっているのかと、翌18日に上林林道を走ろうとして途中でUターンして引き返した。19日(火)、鉄塔〜水の元〜天狗の庭〜水の元〜鉄塔と歩き確認した。今日は、道路の復旧作業が終わっているだろうから、風穴からの登山道はどうなっているのかと、今日も皿ヶ嶺に決めた。

  
 水の元を過ぎ、カーブを曲がった所ののり面の崩壊場所は綺麗に片付けられている。9時50分、風穴の駐車場は一台停まっているだけで閑散としている。フシグロセンノウが少し咲いていて蕾もある。

  
 上の駐車場に乗用車が一台、バイク一台、準備している間にバイクが一台来た。ナナカマドの実が赤くなっていて丁度日が当たり綺麗だ。10時に出発。登山道は谷筋が少々石が流れ落ちて来ているぐらいだ。

  
 アキチョウジが咲いている中に白いアキチョウジも咲いている。10時40分、ベンチの所のいつもの枯木の枝が落ちてしまっている。とうとう枝が無くなってしまったな〜。

  
 ベンチからぐるっと回って上りになる所の木で留めてある所の下は、流れてきた水で掘れたようになっている。そして、角にあった枯れ木が無くなっているのに気がついた。私の写真集『精霊の森 森遍路』の87頁、光るツキヨタケ(上部写真)を写した枯れ木だ。5年前にはツキヨタケが着くくらい栄養分もあったのだろう。ここ3年くらいはキノコも着いてなかった・・・。


  
 倒れた場所を見たら、スズタケも枯れた所に倒れていた。10時55分、竜神平に到着。

  
 去年は一粒もなってなかったマユミの実が今年はなっているようだが、チョボチョボだ。空の雲が爽やかで秋の空のようだ。少々休んで、頂上で弁当を食べる事にして頂上へ向かう。


 頂上直下、今日は石鎚山が見えている。11時32分、頂上に到着。女性二人が食事中だ。小学生くらいの子供二人連れと、ばあちゃんと母親が登ってきた。先の二人が「昨日は運動会だったので振替の休みなんだね」と言っている。頂上は日が当たり暑いので三角点方面に少し行った所で弁当を食べる。単独の男性が十字峠方面から来た。縦走路にはアキノキリンソウが咲いている。十字峠を12時7分に通過。

  
 12時25分、頂上を周回して竜神平に戻る。沢のオタカラコウは満開だ。

   
 12時30分、竜神平の周回路を反時計回りに歩く。頂上からさっきの子供連れのグループが下りて来た。周回路には伸び放題の草の間に、リンドウは蕾、ヤマラッキョウ、コウゾリナ? が咲いている。


 分岐を12時45分、風穴に向かう。おっちゃんが、「今日は登山道の様子見だから、上林峠経由で帰ろう」と言うのだが、上林トンネル横の林道の崩落現場がどうなっているのかは、トンネル横まで車で行って見に行けばいいし〜と、却下だ。先週の鉄塔〜水の元〜天狗の庭〜水の元〜鉄塔の歩き、町内の広場の草抜き、続いて家の草抜き、周囲の剪定片付け、球根植え、上黒岩第二岩陰遺跡現地説明会など・・・、立て込んでいたので疲れているのか、私はそちらに回る気力がないのよね。

 分岐からの尾根道は、キノコがいろいろ生えていた。落ち葉に寄生しているようなコブは何なんだろう。


 キノコの名前は分からない。キノコによっては「一度だけなら食べれる」らしいけどね。


 真ん中の赤いキノコを虫メガネをタブレットのレンズにあてて写していると、子供二人連れのオバサンが「何か珍しいものがあるんですか?」と聞いてきたので「キノコが可愛いので写しています」と答える。通り過ぎた後、おっちゃんが「ビニール袋にススキと何か草が入っていた」と言うので、山に来ると何か花を抜いて持って帰るオバサンだなと思うが、この時期抜くとなると・・・と心配になる。「何ですか?」と聞いてもいいのだが、子供の前で注意するのも気が引けるよね。


 路肩から水の流れた後があるが、被害は少ないようで良かった。13時58分、風穴に戻る。

  
 車で上林トンネル北口付近の広い所まで行き、さあ崩壊場所に行ってみようと歩き始めた途端に大型ダンプがクラクションを鳴らしてきて、「そこで車を回すんだが」と言うので、車を退けた。荷台に土が載っていたので土砂を運んでいるのだろうか。上林トンネル横の林道を崩落現場付近まで行ってみたが、ユンボが作業している所は既に平になっているようだったのでここでUターンした。上林林道を帰っていると、大型ダンプが又来て、車を回して畑の川方面へ走り去って行った。


 24日【上黒岩第二岩陰遺跡現地説明会】
 16日の猿楽遺跡現地説明会に続き今日は上黒岩第二岩陰遺跡現地説明会に出掛けた。

 
 9月25日(月) 愛媛新聞記事

 説明会は13時からとのことなので、まずは彼岸花が写せる所を探し一枚パチリ。

   
 11時30分過ぎに道の駅で昼食をとり、トイレを済ませて車に乗ろうとしていると、カメラマンが何かを写している。何かな〜と行ってみるとヤママユが外灯に二匹とまっている。ビクリとも動かない。去年も8月27日に説明会があって行ったので場所は分かっている。説明会は13時からとなっていたが、30分前には着いた。既に、集まってきているようで、参加名簿に記帳した。始まるのを待っている間にタカネハンショウヅルを見つけた。

   
 先日の写真展で知り合いのSさんも来ていて話す。定刻になって主催者の挨拶の後、現場に向かう。最初の坂は少々きつい。沢を跨いだ植林越しに岩が見えてくる。

  
 昨年と同じく、中央大学の小林教授から今回の発掘の説明を受ける。

  
 人骨については、新潟福祉医療大学の奈良教授から縄文人の特徴などの説明を受ける。

 
 トレンチ1は深く掘り下げられ、若い研究員が作業中だ。今回出土した石鏃(矢じり)、クマの歯とかの遺物も見せて貰え、押し型紋の土器は9000年も前だそうだ。これからDNA鑑定、年代測定などをして精査するそうで結果が楽しみだ。詳しくは、おっちゃんのまとめを待たれたい。今回のもいつになるか分からないけどね。


 19日【皿ヶ嶺】
 昨日、台風18号の被害で上林林道の途中でUターンしたので、今日は復旧しているかと行ってみる事にした。

   
 上林林道に入ると、すぐ先ですれ違った車の方から通行止めになっていると聞いたので、引き返して鉄塔NO.156から登る事にした。10時に出発だ。おっちゃんが、『うんちが転がっているのかと思った』と言ってキノコを写している。そして、道に落ちている栗は猿の群れが来たのだな。


 10時9分、引地山への分岐を通過。ヤマジノホトトギスの花が鈴なりに咲いている。瞽女石を横目に、10時30分上林林道を横切りコンクリの道を上がる。

  
 道端にツルニンジンが咲いている。この上林林道を横切り、登山道に入る辺りで団体の登山者がウロウロしているのを見かける事があるが、ちょっと分かりにくいよね。登山道は、ため池の手前を右手に上る。すぐ先で咲いているのは、マツカゼソウか?

  
 そして、また上林林道を横切るのだが、道路を凄い勢いで濁流が流れている。そして、すぐ先の登山道も濁流だ。

  
 植林の中から何ヶ所も濁流が流れ落ちている。またまた上林林道を横切ると、水が流れた後が残っている。

   
 水の元までで上林林道を最後に横切る所からの登山道は掘れてしまって上がり難い。前を女性3人組が登って行く。11時19分、水の元に到着。水路の蓋が流れている。

   
 トイレの中に泥が流れ込んでいる。さて私たちは11時26分、天狗の庭に向かう。いつも水が流れている場所の水流が普段より格段に多い。キバナアキギリが咲いている。

   
 天狗の庭まではいつもと変わらない。オオマルバノテンニンソウが咲いている。

  
 知り合いのKさんとすれ違う。会い出すとよく会うね。そう言えば、前回会った後で、新聞に写真の投稿が載っていたね・・などと話した。

    
 天狗の庭から上林トンネル横の林道に上る少し手前で、上部から崩れてきていて登山道に土砂が押し寄せていた。12時25分、少し工事現場の方に歩く。今日は工事の人も来れないのだろう。いつも写している滝の下は、落ちて来た石で埋まっている。

  
 すぐ先で引き返す。上林峠への階段を上がらず林道を歩くと、大規模に崩落している。ここから天狗の庭の登山道に崩れて行ったんだな。

  
 慎重に横切った。渡り切った先で弁当を食べる。ここまで工事の人が来たのか、車のタイヤ痕がある。ここの復旧は大変だろうな〜。


 レイジンソウが咲いている。上林林道は石や砂利がいたる所に流れてきている。13時20分、風穴への分岐。水の元へは道路歩きをする事にした。

  
 のり面が崩れている所を過ぎ、カーブを曲がるとユンボが道路の復旧作業をしていた。あちこちの道路に崩れて来た土砂を取り除いた跡がある。13時43分、水の元に到着。徳島ナンバーの車が停まって、作業着姿の二人が天狗の庭方面に行くのが見えた。上林トンネル横の林道の向こうの工事現場に歩きで行くのだろうか。

   
 水の元からすぐの登山道は掘れているので、暫くは上林林道を歩いて下りる。道路のすぐ下から掘れてコンクリートの水路が浮いている。いつもはチョロチョロの水流の所も、今日はザアーザアーと音を立てて流れている。

   
 登山道は朝よりは濁流が治まっているが、まだ流れている。上林林道に流れていた水も澄んできていたので、登山靴の泥汚れをバシャバシャと歩いて落とす。おっちゃんが、登山道を横切るジャガ道(猿楽遺跡現地説明会では作業道の事をこう呼んでいた)を写している。14時28分、上林林道を横切り瞽女石で一休み。


 コンクリートの上を硬い登山靴で歩いたので親指・小指が痛い。(>_<) 遅れ気味の私。14時55分、車に戻った。上林林道は、風穴まではすぐ通れるようになるだろうが、風穴から頂上までの登山道はどうなっているのだろうか。