2016年                      

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 17日【皿ヶ嶺】
 昨日は雨、今日は降水確率が低いし平日なので皿ヶ嶺に行く事にした。

   
 平日とは言え、駐車場には5、6台、上の駐車場にも2台駐車している。10時50分に風穴登山口を出発。今年はバイケイソウも良く咲いている。この前から4日しか経ってないのにヤマアジサイも咲いてきている。

   
 13日も写したヤマボウシだが、三脚を立てたら靄がなくなってしまった。三人の山ガール(?!)が追い抜いて登って行った。

  
 ピンクのヤマボウシもまだまだ綺麗だ。ベンチの手前ですれ違ったおじさまが、「ピンクのヤマボウシは見ましたか? あのヤマボウシ、晴れの時は白くなるのは知ってますか?」と言われるので、「知りませんでした。不思議ですね、今度晴れの日に見てみます。ありがとうございます。」と答える。はたして、オジサンの言葉はどうなのでしょうか? さて、ベンチに11時40分到着。この前よりは靄が薄いが、同じような写真を撮る。

  
 おっちゃんが何か熱心に写していると思ったらサンコタケだった。12時5分、分岐を上林峠方面へ。ギンリョウソウはもう終わりかけてぐったりしている。  

   
 尾根道のツツジも咲いてきている。まだ綺麗なギンリョウソウもある。12時25分、分岐を竜神平へ向かう。林間のオンツツジもだいぶ咲いてきている。靄の中で浮かぶツツジの色は何時見ても幻想的だ。先程の女性三人組が龍神平から廻って来て「頂上へ行かれたのですか」と問われたのだが、撮影のためにカメラを出す場合はそんなに早くは歩けない。

   
 この前は急な冷えで枯れていたワラビも、もう何日目だろうか生えてきている。13時、愛大小屋前に着いて昼食とする。愛大小屋は床のセメントが割れているので直す・・とかで、床のコンクリートを割って整理していた。1人でされていたが、大変な作業だ。明後日には何名かの仲間も手伝うそうだ。waiwai隊は25分程で腰をあげ、急登コースを下りる事にするので、十字峠へと向かう。その分岐で男女のペアが案内板を見ていた。相棒が話し掛けると『風穴へ降りるのはコチラですか』との事で、相棒が応えていた。14時46分、十字峠の先にある三叉路の分岐を通過。

   
 去年も見た大株のササユリが咲いていたが、一本の茎が折れていた。14時12分、のっこしに新しい《引地山へ》の標識が立てられていた。やっぱり、今日は湿度が高い為か、小さなキノコがあちこちにたくさんできている。遠くからツルアジサイがたくさん咲いていてるのが見えるのだが、写そうとすると笹や枝が邪魔になり、なかなか写せない。淡々と下りて14時38分に風穴に戻る。いつものように、水の元のベンチでコーヒーをのんで帰路についた。ササユリの咲き具合は、例年と変わらないようだ。


 13日【皿ヶ嶺】
 奈良の写真クラブ『修羅』の写真展から昨夜帰ってきた。久し振りに撮りたいものがあるので皿ヶ嶺に行く事に。おっちゃんは歯医者の予約が10時30分なので帰ってお昼を食べてから行く事になる。明日は梅雨の晴れ間なので、撮りに行く日は今日しかないのだ。

  
 予約していても病院は時間どうりという訳にはいかず、帰ってきたのは12時頃だった。「もう外食しか無いよネ」っと、時々寄る途中の蕎麦屋で手打ち蕎麦(地元で採れたそば)と塩おにぎり(地元のお米)を食べて出発。既に上林の集落から濃いガスに巻かれていて、林道ですれ違う車もライトを付けている。途中の林間の杉にイワガラミが巻き付いているが、ここで時間を食っては肝心の所で霧が上ってしまってはいけないので私は写さない。一年振りの事だろうか、一頭の猿が林道を横切って行った。このところ、植林の伐採の作業で沢山の人が林間で作業していたので、猿も山から下りて来なかったのかも?

 林道横の杉に着いているのはイワガラミだが、風穴の杉に着いているのはツルアジサイだ。さすがに梅雨の平日、駐車場には車が一台だけだ。13時40分、風穴を出発。青いケシの最初に咲いた花はもう終わっていた。

  
 登山道の霧はあればいいと言うものではないと言う見本のように真っ暗だ。雨は止んでいるのだが、風が吹くと木の葉の露がパラパラと落ちてくるのでカッパを着る。登山道にはアカハラがいっぱい這い出してきている。撮ろうと思い描いてきたツルアジサイも濃いガスに覆われてしまっている・・・。

   
 ヤマアジサイの蕾も大きくなってきた。ピンクのヤマボウシが満開だが、なんとも暗い。もう一ヶ所、決めていたポイントのヤマボウシは最高なのだが、ガスが濃すぎる・・・。14時55分、ベンチに到着。定点観測の枯木もだんだん面影がなくなってきた。

   
 ここのヤマボウシは近いので写す事が出来たが、やっぱりガスが濃すぎる。先日もおっちゃんが写していたベンチの脇にある、赤と白のドウダンツツジも霧にスッポリと濡れている。

  
 分岐が近づいてくると、霧が上ってきている。分岐の竜神平側と上林側は対照的で、丁度、登山道がガスと晴れの狭間だ。15時41分、竜神平へむかう。

   
 愛大小屋に15時44分着、竜神平にも誰もいない。愛大小屋でコーヒーをのんで一休み。竜神平は尾根の方に少し霧が流れているだけだ。16時24分、下山する事にする。ベンチの辺りも霧が上ってしまっていた。17時2分、車に戻る。上林林道を走っていると、薄い光芒が見えた。



 7日【皿ヶ嶺】

 4日から梅雨に入った。今日は雨でも皿ヶ嶺に行こうと決めていた。去年撮ろうと思っていて撮れなかったものがあり、ロケハンに行くのだ。
  
 上林から霧の中だったので、天狗の庭が靄っているかも、水の元から行くとまた戻って来ないといけない(当たり前か・・・)と、まずトンネル横の林道から天狗の庭にピストンする事にする。
 10時42分、出発。アマドコロが咲いている。林道は、所々に石や枯木が落ちてきている。落石に当たったら自己責任だな。


 サワルリソウが咲いている。私が靄を待って撮影している間におっちゃんがいろいろな木を写している。ドラム缶が落ちてきている、何時頃の物だろうか。

   
 この大岩は、横から見たら鯛の頭のように見えたのだが・・・。11時42分、トンネル横に戻る。停めておいた車で風穴に向かう。

 水の元に車は停まってなかったが、風穴にも一台もいない。駐車場の横のベンチで弁当を食べていると、車が一台やって来た。上品そうな年配の女性と若い男女の三名は、普通の靴で青いケシを見に行くと言う。上にも駐車出来ますよと教えてあげる。その車が上の駐車場に行った後を我々も行くと、通りすぎてしまっている。急いでクラクションを鳴らしたり、私が歩いて行くが下りてしまった。同じ所に下りるからまた来るだろうと準備をしていると、やっぱり戻ってきた。運転をされていた方は二度目だそうだが・・・、風穴まで案内し少し話す、上品な方々だった。

  
 12時30分、風穴を出発。登山道はいろいろな白い花が落ちている。山側の大きな欅の木に《キケン立入禁止》の黄色のテープと赤いテープが巻かれている。枝は枯れているのもあるが生きているのもあるような・・・。湿度が高いので、ふうふうと息もあがって足も重い。いつものベンチの所にピンクのドウダンツツジが咲いている。

  
 白いドウダンツツジもいっぱい咲いている。ヤマボウシも今年は良く花芽がついているようだ。所々で、新しいテープが登山道脇の枯れ木に巻かれていた。

  
 ずっと、この白い花が咲いているのだが、名前が今一つ分からない。13時26分、竜神平に着くと、今日は誰も来てないのかと思っていたが、若者が7人、休んでいる。こんなにたくさんの人の足跡はなかったし、駐車場にも車が停まってなかったがどこから登って来たのだろうか。
 waiwai隊はコーヒーを飲んで、13時45分に竜神平を反時計回りに風穴に戻る。竜神平を少し散策、まだ何も咲いていない。

   
 去年、枯れている木をたくさん切っていたが、今年も枯木にピンクの印を付けているので切るのだろう。風穴の手前で、二人の女性が上がって来た。随分と遅い出発だなぁ〜。14時55分、風穴に戻る。

  
 風穴の白やピンクのヤマボウシは見頃だ。

  
 ヘリコブター広場にも寄ってみる。ツツジもいろいろな花色が咲いているが、〇〇のミツバツツジの、〇〇がイマイチ分からない。帰路、上林の集落にある花菖蒲園に寄る。道路へ車を置いて歩いて行くと、丁度、軽トラがやって来た。その軽トラのオジサンから貰った箒を持って歩いているお嬢さんは、魔法使いのおばあさんでありません、この花菖蒲園の方が、お土産に下さるのだ。waiwai隊も去年は箒を頂いた。今年は、まな板を頂いたのだ。『お土産はもうなくなっていたのだが、娘の友達が来たと言うので、箒を積んで来た。わざわざ見に来て下さるのだから』と・・・、なんという方達だろうか。花菖蒲園に入ったりしようものなら、こっぴどく怒られるのが普通だが、中に入って花柄は摘んでもいいとの事、長靴で来て下さいよとの事だ。あ〜、なんて事なの。(^^♪


 3日【皿ヶ嶺】
 明日から天気が悪くなりそうだ。梅雨に入る前に昨日と今日で布団を干したり、シーツを変えたり、レースのカーテンを洗ったりといろいろ出来た。朝干した洗濯物も乾いたので、昼食後に皿ヶ嶺に行く事にした。
   
 おっちゃんは、朝からTVの臨時ニュースにくぎ付けだ。6日間行方不明になっていた男の子が見つかったという、お昼のニュースを見ながらお昼を食べて家を出発。今日は畑の川の登山口を13時に出発。四国のみちで見たイナモリソウが咲いているかと捜しながら行くが見つからず。久万とは高度が違うからまだまだなんだな〜。13時23分、分岐を頂上に向かう。

   
 ノギランの蕾が出ている。谷を渡る所には白い花が咲いている。ゆっくりゆっくりと林間を登っていると、フタバランらしき花を見つけた。最近は『トレラン』が流行ってきているが、彼らはこんな小さな花は見えないんだろうな〜。

  
 テンナンショウの仲間も咲いている。低木に白や黄色の花が咲いているので、おっちゃんに両方写してと頼む。すると、白いのと黄色いのと両方咲いている木もある。キバナウツギじゃないのかな?

  
 アカマツが倒れてきて、支えているような細い木が「もう、支えきれません・・・」と言っているようだ。アカマツが倒れて来たのだろう、まさか、倒れたアカマツを避けずに伸びた木じゃ〜ないだろう。14時5分、頂上が見えてきて、ケイタイでなにやら喋っている女性がいるのが見えた。

  
 頂上にはもう一人、連れの女性がいて「そちらには行ったことがありませんがきついんでしょ?」と聞かれて「大丈夫ですよ」とおっちゃんが答えている。頂上の小梨は今年はあまり実がなってないようだ。頂上では腰を下ろさず、途中で石鎚山を見て竜神平へと下りる。

   
 この前写したホウチャクソウは実になっていた。14時35分、竜神平には草刈りの方と、3人のグループ、2人組が休んでいた。コーヒーとおやつを食べて、14時55分に草刈りの後を見に行く。

   
 水が流れてきている辺りは湿原のようになってなにやら新芽が出てきている。以前はキャンプ場だったからか、飯盒の蓋やピン等が集められている。草刈りの方に聞くと、ゴミはたくさん出てきて大分整理したそうだ。ヒマラヤのベースキャンプほどじゃ〜無いだろうが、一昔前はゴミは放りっぱなしだ。1960年代の高度経済成長の頃の公害を思い出した。ゴミを片付けるだけでも大変だそうで、本当にご苦労様です。竜神平を反時計回りに上林峠へ。最近、放射冷却で霜にあたったのか、ワラビやハンカイソウ、アザミ等がことごとく枯れている。少しすれば、また芽がでるかな〜。上林峠に15時32分下りる。

   
クモキリソウ
 フタリシズカが爽やかに咲いていた。上林トンネル南口に15時43分、上林林道を歩いて15時59分に登山口にもどる。トンネルを出た所で見知った人に会う。おいわさんだ。明日の観察会の下見に来たそうだ。