2016年                      

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 14日【皿ヶ嶺】
 明日、奈良の写真クラブに久し振りに行くので、ずっとしてなかった写真の整理(残しておくフイルムを切りデータを書く)をして、講評会に持っていく10枚を午前中にやっと選び準備が出来たので昼から皿ヶ嶺に行く事にした。

  
 13時10分、風穴に着く。駐車場にはバスも停まっている。トイレに行ったおっちゃんは おいわさんに会ったそうだ。いろいろな山野草が植えられた一角に花が咲いている。以前、盗掘された花も復活しているのが嬉しい。13時18分、登山口を出発。犬づれの方が下りてきた。自然の山に犬は連れてきてはいけないとか、いろいろな考え方があるが、森林公園として整備されているのだから、そう固い事も言えないよね。

  
 登山道脇にはラショウモンカズラが咲いているし、ヤマブキソウは最盛期を過ぎているがまだ咲いている。また、クワガタソウが咲きはじめた。13時37分、分岐を直登コースに入る。男女のペアが登って行ったので、『waiwai隊はマイペースで・・・』と云わなくても、足取りはユックリになった。

  
 今年はどこでも良く咲いていたのでここには見に来なかったが、例の花はまだ咲いている。ナベワリを見る事ができた。若者が4人通過して行った。走り上がって来た彼らの恰好から“トレラン”のグループだ。そして目的の“人気のこの花”は、みんな口々に良く咲いていると満足気だ。また、高知からの高齢のご夫婦も「去年も見に来たけど、今年はこんなに花を付けて・・」と、満足げだ。

  
 14時6分、引地山分岐を通過。先程の高知の奥さんの言葉どうり、イワカガミはもう終わっているのもあり、いかに今年の花の開花時期が早いかを物語っている。チゴユリも咲いていた。

   
 十字峠を15時36分に通過。ここでも高齢のご夫婦が登山道に寝っ転がるようにして小さい花を写している。私も写してみたが私のデジカメではボケていた。路脇にブナの新芽が出ているが、無事に育つかな〜。14時43分、頂上に到着しコーヒーブレイクとした。シャクナゲを撮っていると、後から来た単独のご婦人が「下のシャクナゲは綺麗に咲いていましたヨ」と、話し掛けて来た。

   
 登山道わきの笹が刈られたせいか、ホウチャクソウも群生している。15時17分、竜神平に到着。シャクナゲが満開だとの事なので見に行った。

  
 直登コースで追い越された若者4人が木にテープをつけているので聞くと、「明日、早朝に記録会をするので」との事だった。一般の登山者が来る頃には降りているそうだ。15時45分、ベンチの所の枯木を写す。コミヤマスミレが咲いている。

   
 イチリンソウも少しは咲残っている。16時14分、風穴に戻る。途中でお会いした高知のご夫婦によると、バスで来ているのは岡山からの人達だとの事。頂上でお会いした砥部の女性も昼から時間が空いたので来たとお話しされていたが、近くに皿ヶ嶺があって幸せだな〜。


 12日【岩黒山】
 先週、岩黒山にロケハンに行った。その後、土・日曜日は東京、月曜日は病院、火曜日は雨だったので考古館、水曜日は病院、木曜日にやっと雨後の晴れが巡って来たので出掛ける事にした。

  
 9時30分、石鎚スカイラインの入口に到着。いつの間にか面河観光センターが取り壊されて更地になっている。旧スカイライン入口のゲート脇のトイレを借り、スカイラインを走る。5日にはライダーのグループが全国からたくさん集まって走っていたのだが、今日は平日、当然空いている。

 10時5分、先日と同様、岩黒山登山口を出発。
   
 10時9分、分岐を今日はトラバース道は止めて直登する。アケボノツツジはまだ咲いてはいるが、薄い。

        
 10時52分、5日に写したアケボノツツジの場所に来ると、カメラマンが3人いた。最後の一人が写すと「せっかくだから頂上へ行ってみる」と、登って行った。カメラを出して写していると、花見の登山者が次々に来て、おっちゃんが登山道から下に下りれると説明している。この木だけが少し終わりかけてはいるが綺麗に咲いているのだから、みんなが見ればいい。

  
 11時34分、岩黒山に到着、休憩せずに丸瀧小屋に向かう。

  
 丸瀧小屋前にはカメラマンが休んでいて、裏のアケボノツツジはもう終わっているとの事で見に行かず、お昼を食べる。高知の女性3人、若い男性1人のグループが来た。12時17分、筒上山に向けて出発したのだが、のっけからの登山道が崩れかけていたので、私は止めた。おっちゃん一人が行き、私は丸瀧小屋前で待つ事になった。

【waiwai記】
 相棒は、近頃は登山道が少し崩れているだけで前へは進まなくなってしまった。すぐ先で“ヒカゲツツジ”が咲いていた。傍らには、シャクナゲも花を付けていたが、まだ咲き始めたところだったようで、蕾が沢山付いている。

   
 ヒカゲツツジを写していたら男性がやって来て「この花がヒカゲツツジですか」と尋ねて来た。その方は今治からの単独の人で「知り合いに連絡しようとしたが、ケータイが通じない」とぼやいていた。そこから先に続く木の梯や鉄製の梯が続いている。この道は15年程は歩いていないが、その頃と変わりが無い様子だ。しかし、随分と危なっかしい道になっている。遠からず落ちてしまいそうな施設だが、事故にならないと良いが・・・。

   
 一部情報では「筒上山への尾根道にヒカゲツツジがある」との事だったので、尾根道を辿る。しかし、それらしき花が見当たらない。この種の「・・誰それから聞いた」情報が如何に怪しい状報なのかが窺える。結局、頂上直下まで歩いたものの、引き返すこととした。往復一時間余りの探索だったが、収穫は乏しかった。

  
 13時27分、おっちゃんが筒上山から戻ったのでコーヒーを飲み、トラバース道を帰る。途中のミツバツツジが綺麗だったのでカメラを出した。こんなに綺麗に咲いているのなら、待っている間に写したら良かったな〜。
  
 登山道に咲いていたナツトウダイを写す。14時31分、登山口に戻る。
 この時期、もう一つの目的は、6ヶ所見つけている穴場(出る時期がずれているので次々に行ける)のうち、5ヶ所目のワラビ採りだ。(^^♪


 5日【岩黒山】
 週末は東京に行く予定なので天気が良いのは今日しかない、とアケボノツツジを見に出掛ける事にした。

   
 連休の最終日なのでそれ程混んでないだろうと思っていたが、手前の駐車場からぼつぼつ車が停まっている。岩黒山登山口の前辺りの駐車場はバス用の所しか空いているように見えないので、戻って下の方の道路脇の駐車場所に停める。後方には丸瀧小屋が望める。

 出発準備をして、車を11時5分出発。まずは土小屋でトイレを借りて、岩黒山登山口を11時17分に登り始める。今日は、久し振りの山なので、丸瀧小屋まではトラバース道を歩き、岩黒山へ登ろうと決める。

  
 トラバース道とは言え、アップダウンはある。下りに使う人が多いのですれ違う時は避けて待つ事になる。二言三言、声を交わすが花を見に来ている方たちなので機嫌のいい人が多い。おっちゃんが単独の人と何か言葉を交わしていたが、『waiさんですか?』と云うではありませんか。その方は、なべちゃんと一緒に写真クラブ『くもの会』で活躍している方だった。


 アケボノツツジは今年はあまり咲いていないとの情報だが、どうだろうか。12時16分、丸瀧小屋で昼食とする。おっちゃんが丸瀧小屋の裏のアケボノツツジを見に行っている間にも、家族連れやグループが下りてくる。姉妹らしい子供を残して、ザックを置いて親たちはおっちゃんが行った方へと登って行った。姉妹は手持無沙汰なのか登山道をあっちに行ったりこっちに行ったりと走り回っていた。その内に、裏から20人くらいのグループが下りてきて、「ここから先(筒上山方面か?)は行かない、待っていると言う人がいるので、予定を変更して温泉と蕎麦に行きます」と言っているが、高知からのツアーだろうか。また、日蔭ツツジが咲いてないからなのだろうか・・・。

  
 昼食を食べて12時36分に岩黒山に出発。尾根に上るまでは結構な急登だ。頂上までは、家族連れが一組下りてきたのと、頂上直下で休んでいる3人組に会っただけだ。

  
 今年は蕾も少ないとの情報だったが、2、3の木は蕾もあるしまあまあの咲きだ。途中で仕入れた情報どおり、背後に瓶ヶ森を従えるアケボノツツジは、花付きが良かった。写真を撮り終えた時、先ほど頂上で休んでいた三人組が降りて来た。「ここのアケボノツツジが綺麗に咲いていますヨ」と云うと、感嘆の声がした。降りるに従い、花付きの良い木と良くない木、これから咲くだろう木など様々だ。通称『貴婦人』と言われるアケボノツツジの左側がほとんど枯れているのではと思える・・・。

   
 14時17分下山。登山口に駐車していた関東と春日部ナンバーのオートバイの一人は女性だった。土小屋のロータリーにある東屋でコーヒータイムだ。『5月15日、町道瓶ヶ森線・瓶ヶ森西線は『石鎚山系元気ウォーキング大会』 の為、8:00〜10:30一方通行、10:30〜14:30通行止』の看板が立てられている。14時37分、車に戻り帰路についた。


【waiwai記】

≪追悼≫
 1日早朝、携帯からの電話が鳴ったが、相棒が受話器を取るも電話は繋がらなかった。相棒の携帯にも着信があったのだが、先方は出なかった。暫くしてかかって来た電話は“悪い予感”のとおり、訃報だった。先日から調子が悪かったので、一抹の予感があったのだが・・・。電話の主は、小生の文中にも時々現れる古くからの友人“U氏”の夫人だった。小生、亡“U氏”とは27年来の付き合いだった。ひょんな事からお互いが新しい職場で同じ仕事を始めたのだが、偶然にも同じ電車の駅で通う事(つまり、自宅が近所だった)となったのが運のつきだった。

 彼との思い出は尽きないが、一時期、同じ趣味のスキーや釣りへと同行したりした。また、山釣りを教わったのも彼だ。少しして、山登りへ誘ったのは小生からだが、音楽の趣味は小生がロックで彼はジャズだった。同級生の彼は、小生が罹患した『悪性リンパ腫』を何年前か「10年経ったから“完治です”と云われた」と喜んでいた数年後に、医師から難病(現在も尚、不治の病である)の病名宣告されるのを知る由もなかったのだ。勿論、それを聞いた際は小生も声が出なかった。

 そして、彼の見舞いに行き「がんセンターで“悪性リンパ腫”と云われた」と小生が打ち明けた際、しみじみと「waiよ〜、神は居ると思うか?」と云った言葉は忘れられない。勿論「何もいえねぇ〜」である。兎に角、先月初めに「Jさんが会いたいと言っている」との連絡で訪れた際は、「また来〜わい」と別れるまでたわいもない話をず〜っと喋りっぱなしだったが、その時が最後となってしまったのだ。延命治療を拒んだ彼は、随分と苦しい4年間の闘病生活だったと思うが、それまでの60年余は十分幸せな人生だったと、小生は思う。

 ご冥福を祈る。合掌。


 2日【皿ヶ嶺】

1日

  
 最近の我が家のブームは、縄文時代の遺跡巡りだ。「四国のみち」愛媛を踏破し、次は香川だと思っているのだが、資料を貰いになかなか香川県庁に行けないので、目移りしてしまったのだ。西予市の城川町に縄文遺跡があるらしいと出掛ける事にした。

 そのついでに、 去年「四国のみち」を歩いていた時に「中山池」に立ち寄ったのだが、池の木の映り込みが気になっていたので寄ってみた。去年は歩きなので横から池に行けたが、車は通行止めなので駐車場からだ。ポピーが植えられていた。女性のお坊さん遍路におっちゃんが道を尋ねられている。おっちゃんが云うには「若い女性の坊さんで、頭は剃っていた」との事だった。

   
 「道の駅 森の三角ぼうし」で昼食を食べて、城川町立歴史民俗資料館に行く。その顛末はおっちゃんがそのうちにレポするそうだ。


2日

   
 先月の23日から皿ヶ嶺に行ってないので花を見に行く。10時40分、水の元から歩く。タチツボスミレがたくさん咲いている。天狗の庭のヤマブキソウは満開だ。その中にセリバヤマブキソウもあるはずと探すが、終わりかけているのか綺麗な花はなかなかない。

   
 ヤマシャクヤクも良く咲いている。

 
 フデリンドウ、ルイヨウボタンも咲いていた。女性3人組が来て、その内の一人が蛇に驚き「キャ〜」っと岩の上に飛び乗っている。普段はあんな素早い動作は出来そうにもないのに・・・。(殴)オバサンでも黄色い声が出るんだ〜。

   
 ヤマエンゴサク、ツクバネソウが咲いている。11時45分、林道に上がり昼食にする。先程の女性3人組が上ってきて、この林道を行くと何処に出るのか、水の元に戻れるのかと聞くので、トンネルの横に出て道路を行くと風穴へ行けますよと答える。先程の蛇に驚いた方が、もう行きたくないと言ったようだった。初心者を連れてきてあげるのも大変だな〜。

 12時8分、waiwai隊は予定通りに上林峠へ向かう。
   
 上林峠付近のミツバツツジがちらほら咲いている。12時30分、階段を登り尾根道に向かう。

  
 尾根道沿いにミツバツツジが逆光に映えて綺麗だ。こんなに良く咲いているのを見るのは初めてのような気がする。

   
 分岐を竜神平に向かわず尾根道を歩き、次の分岐を竜神平に向かう。今日は反時計回りだ。竜神平には、丁度小梨の花が咲いている。13時28分、愛大小屋前に到着、コーヒータイムとする。今日はここから引き返すこととした。

  
 13時55分、ベンチの所の枯木前を通過。ここからは、一眼レフデジカメを持った人にたくさん出合う。今年はピンクの愛らしい花は良く咲いているな〜。去年までは咲いていなかった場所でも目に付くようになった。その場所は、何年か前に笹を刈っていた場所だ。また、土砂は毎年のように落ちているので、登山道の下にも若芽が広がっている。まったくもって生命力の強さに感心する。

   
 ヤマウツボ、イチリンソウ、今の時期定点観測のヤマブキソウ、ウラベニイチリンソウ。

   
 ずっとヘリコプターが飛んで旋回したりしている。訓練をしているのかと思っていたが、風穴の駐車場に愛媛県防災消防航空隊の車が停まっていたのでやっぱりそうだったんだと思う。駐車場の下にあるヘリコプター広場への道は通行止め、14時56分に隊員が帰ってきたので、今日の訓練は終わったのだろう。

   
 蕾のユキザサやフウロケマン(?)を見ながら水の元に下りるとヤマシャクヤクが満開で、カメラマンがあちこちで写していた。こんなにヤマシャクヤクが咲いているのは記憶に無い、この時期に来てなかったのだろうか。15時15分水の元に下りて帰路に着いた。