2016年                      

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 21日【皿ヶ嶺】
 16日(日)、17日(月)は写真クラブの講評会で奈良へ行った。18日(火)はフェンスの工事、19日(水)は生協宅配とおっちゃんの皮膚科と予定があり、20日(木)と今日はお天気マークの快晴の筈だったので石鎚山に登ろうと決めていた。ところが、昨日は朝から曇り空でスッキリしない天気だし、今日も同様だ。

  
 こんな天気では・・・と気乗りがしないので、あっさりと石鎚山はやめていつもの皿ヶ嶺に行く事にした。上林林道は先日に工事の案内のあった法面の工事中で少し待たされた。そしていつものように、風穴の上の駐車スペースに車を停める。既に、車が2台停まっていた。出発準備が出来れば風穴を出発する、10時40分だ。歩き始めれば、登山道脇の紅葉は少し進んでいる。

   
 すぐ先のトリカブトもまだ咲残っている。ミズナラの巨木の向こうの木が綺麗に紅葉している。通り過ぎて振り返ると登山道に敷き詰められた落ち葉が綺麗だ。

   
 おっちゃんが、この木は凄いと感心しきりだ。左の写真だが、先日の台風の影響と思われるが、上部と、横の枝が折れてしまい、左の枝が一本だけ残っているのだ。そして、例の、登山道を塞いでいた倒木をくぐり、15分程でベンチの所だ。いつもの枯木を写すのだが、もういつ倒れてもおかしくは無い。


【千代の1pマクロ館】
 今日もおっちゃんのカメラを借りて持ってきた。山行記の写真はおっちゃんが撮っているのだが、このところおっちゃんは小物をしゃがんで撮ったあとは、立ちくらみでいつもふらついている。私もしゃがんで撮ってみたがしんどいな〜。

    
 11時36分、分岐を上林峠方面に向かう。15分程で分岐を竜神平へ。リンドウやヤマラッキョウも咲いているのは少なくなってきた。

  
 小道のススキも終わりかけだ。愛大小屋が近づいてきて、トイレの方を見ると重機が置いてあり、竜神平にもヘリコプターで吊り上げるのに使用するのだろう、大きな網にくるまれた荷が置いてあった。

  
 既にトイレはグシャと潰れている。解体工事は、看板によると10月30日までのようだ。小屋の前で休んでいた女性が出発しようとしていたが、小屋から出て来た男性と何やら話していた。その男性は、トイレの撤去作業に来ていた作業の方だった。久万高原町では、老朽化した小屋の維持が難しいので撤去するのだが、『ヘリコプターで降ろすので費用が嵩む』とか『新たなトイレは東温市が建てるらしい』とかいろいろ話してくれた。そんな話をしていると、このところよく合う単独のおじ様が降りて来て、話に加わったのだ。昨日から工事を始めたそうだが、撤去作業は始めたら早いものだ。


 
 いつまでも話が尽きないようなので、おっちゃんは昼食の準備を始めた。食事が終わるころ工事の人がもう一人と一緒に小屋から出て来て『お休みのところ、ちょっと音がしますヨ』と作業再開だ。waiwai隊はもう降りることとした。竜神平のマユミの木は、今年は殺風景だ。自然の中の花、庭の植木などと違って年によってむらがある。直ぐに、単独のご婦人とすれ違った。工事の音は、縦走路を曲がるところまで聞こえていた。帰路は淡々と降りるのみ・・。登山口の傍まで降りて来ると下から中年のご夫婦が上がってきた。男性が「久し振り」と挨拶をしたので見ると、隣組のMさんご夫婦だった。いつものように、水の元でコーヒータイムだ。見上げるとモミジの実が赤く色づいていた。

 上林林道を下りていた14時7分、車のテレビ(音だけ)からこの頃よく耳にする緊急地震速報の音が聞こえてきた、何処に地震が・・・と聞いていると、鳥取県の倉吉市が震度6弱、中国・近畿・四国も注意との事だ。道路工事の人達は何事もないように重機を操作しているし、waiwai隊の車も揺れは感じなかった。家に戻りテレビをつけるとここらは震度3だった。最近、地震が多いので怖いな〜。


 14日【皿ヶ嶺】
 フェンスの工事は毎日来るのかと思ったら、支柱を立ててセメントで固めるので、二日後に来ますとの事。一日空いたので山へ、今回も皿ヶ嶺だ。

  
 さて、どのコースで行く? この前、お花畑で上下作業服、足元は地下足袋の男性を見かけたので、気になり水の元から行く事にした。準備をしていると、下から登ってきた単独男性が、「ここまで一時間ですね、二日前に石鎚山に登ったが帰りに200人とすれ違いました」と話しかけてきた。「紅葉はいかがでしたか?」と聞くと、「頂上付近が良く紅葉してました」との事。さてwaiwai隊は11時25分に出発、淡々と登る。

  
 気になっていた花は無事だった。この前竜神平でお話しした皿ヶ嶺のマドンナNさんが『以前怪しい3人づれを見かけた後で貴重な花を盗掘されていた』と言っていたが、他の花が目的だったのだろうか・・。

   
 登山道を横切るように獣道がついていて新しい足跡がある。この足跡の主は誰だろう?今日は少し寄り道をしたので、早くも昼のチャイムが鳴っていた。12時12分、上林峠について昼食とした。ここで、陣が森へ行くか、道路を歩いて畑の川コースかと相談したが、結局階段を上がり竜神平へ行くことにして12時30分に出発。

   
 おっちゃんは、階段になった途端に休み休みになるがなんとか上り、13時2分分岐を竜神平へ。途中で、女性2人が来て「この道は何処へ行くのですか? 初めてなので」と尋ねられた。おっちゃんが「どちらから来て、どちらへ下りるのですか」と聞いて、「それなら、このまま進んで突き当ったら左に行くと風穴に下りられます」と答えている。

  
 おっちゃんは「さっきの二人は姉妹だろう」と、しきりに言うがどうなんだろう?13時22分、竜神平へ到着すると、なんとテントが張られている。竜神平では初めて見る光景だ。ベンチでいつもは4人組で来られている(今日は3人組みだ)方が休んでいて、いつものように少しお話をしたが、間もなく、彼女らは先に下山された。

  
 waiwai隊はコーヒーを飲んで13時37分、竜神平を後にする。今年はマユミは全然実がなってないな〜。おっちゃんがベンチの所の枯木を後ろから撮っている。

   
 途中で男性2人とすれ違う。台風被害の倒木の所で途中で会った女性2人に追いつく。「教えて貰った通り来ました。良い道でした」と言ってお花の話などをしながら下りる。14時20分、水の元に下りるので風穴の井戸の方に下りず、途中の分岐を林道方面に下りる。途中の林間に植えられたナナカマドの実が真っ赤に熟れている。14時39分、水の元に下りたった。


 11日【皿ヶ嶺】
 明日から我が家のフェンスの工事に来ると言うので、今日しかないと皿ヶ嶺に行く事にした。

   
 風穴の上の駐車場に車を停める。平日の為か他に車は停まっていない。10時15分、登山口を出発。登山口をキョロキョロ探していたので初めて来たのだろうペアが来た。登山道にはトリカブト、ハガクレツリフネが咲き残っている。さっき、上の方で声がしたと思ったら、その声の主らしい年配のご夫婦がゆっくりと花を見たりしていたので、先に行かせて貰う。先程のペアは、そんな花などには目もくれず来たので追い越して貰う。

   
 天気予報は降水確率0%だが、曇っているので色づきを始めた木々の葉の色が冴えない。例の台風16号のつめ跡の大木の下をくぐって、10時58分にベンチに着く。

  
 いつもの定点観測の枯木を写す。私の写真集「精霊の森 森遍路」のひかるツキヨタケを写した枯木に、今年はツキヨタケが全然生えていない。何年か経ったので、養分がなくなってしまったのかな〜。11時6分、分岐を真っ直ぐ上林峠方面に歩く。ツルリンドウに実がついている。


【千代のキノコ館】
 木の横に赤い丸いものが着いている。今日は1pの距離から写せるカメラをおっちゃんに借りて持っているので、写してみる。正面からと少し下側から。正真正銘のキノコだった。きのこも色とりどりで、花々とは違う彩を見せている。

   
 11時26分、竜神平への分岐を通過。11時36分、竜神平の入口を通過。単独のオジサンが「少し晴れて来たのでリンドウが開いているね」と、すれ違う際に声を掛けて行った。

   
 11時40分、愛大小屋の前で昼食とする。皿ヶ嶺のマドンナNさんと、いつもは4人組で来られている(今日は2人組みだ)方と、3人が食事中だ。花の情報や、どのコースで来て下りるのかとか話題は尽きない。waiwai隊は、頂上には行かず、引地山の迂回路分岐あたりまで行って、のっこしから下りる予定だ。12時4分、腰をあげる。ぬかるんだ登山道に猪のひずめの跡がついている。京都科捜研あたりが見つけたら飛び上がって喜びそうな、立派な“ゲソコン”だ。

   
 栗のイガが落ちているが、栗の実はほとんどない。リス等が食べたのだろうか。12時48分、引地山の迂回路分岐に着く。結局、めぼしい(これという目的があった訳ではないが)ものは無く引き返して、のっこしを12時55分に通過して直登コースを下りる。

   
 登山道は、木の葉が少し色づいて秋の気配だ。13時17分、風穴に下山。井戸にオタカラコウが咲いていた。登山口には、朝方はwaiwai隊の車だけだったのに、他に4台の車が停まっていた。そして、いつものように水の元でコーヒーを飲んで帰った。


 7日【皿ヶ嶺】
 土、日は天気予報では雨となっていて、天気が良いのは今日だけとなっているので皿ヶ嶺に行く事にした。

  
 さて、何処から登ろうか。8月26日から「畑の川」から登ってないので、久しぶりの畑の川コースに決めた。登山口に車を停めていると、皿ヶ嶺のマドンナNさんが来られた。彼女は、瞽女石の上の池にバイクを置いて〜天狗の庭〜上林峠〜陣が森〜畑の川登山口と来たそうだ。いろいろな花の情報を教えて下さるのだが、waiwai隊はあまり細かく花を見ている訳ではないので半分以上は、チンプンカンプンなのだ。先に出発して貰い、私たちも準備をして11時に出発。8月26日には途中の谷を横切る所は水が流れてなかったが、いつも通りの流れだ。白、黄色のキノコを写す。

   
 ナギナタダケがボツボツ出ている。濃い色や、薄い色のもある。スギヒラタケも木株にたくさんついている。

   
 11時32分、頂上と竜神平の分岐を頂上に向かう。林間に日がさしている。前から良くお見かけし、最近一言二言お話しするようになった単独のおじさまが下りて来られて、頂上はたくさんの人で賑わっているとの事だ。12時14分、頂上に着く。6人の登山者集団や、単独の方などベンチが一杯なので十字峠方面のベンチで昼食とした。平日に頂上でこんなに多いのは初めてだろう。

  
 12時40分、竜神平へ向かう。ここにもこの前の台風の爪痕があった。13時に竜神平へ着いたが、珍しく誰もいなかった。みんな頂上へ来ていたのだな。

   
 9月27日に水の元から来た時に、竜神平の花は見たので、周回路を時計回りに辿り上林峠に行く事にした。おっちゃんが、「リスがドングリを食べているんかな〜」と言っている。尾根道を歩いて、13時33分上林峠に下り始める。

  
 上林峠でコーヒーを飲んでいると、畑の川コース頂上直下でお会いしたおじ様が来られて「またお会いしましたね」と言葉を交わす。Nさんに聞いて花を見に陣が森に行かれていたのだろうか。お地蔵様の前を14時に通過。小さい可愛い花が咲いている。帰って調べるとキッコウハグマらしい。トンネル横の野菊にアサギマダラが飛んで来ていた。

  
 トンネル横の林道で又おじ様に会った。同じ方に3回も会ったのは初めてだ。ジンジソウと、センダイソウを見て帰路についた。


 4日【天狗の庭】
 おっちゃんが闘病中の2年間、所属している奈良の写真クラブを休んでいたのだが、今年から復活した。ところが、写真展と講評会に2回出席しただけで、また2ヶ月休んでしまった。10月の講評会は出席する予定だが持って行く写真がない。という訳で撮影に出掛けた。

9月28日

 上林林道を走って行くと道路に倒れ掛かった木の蔦がたれさがって邪魔になるのか、おっちゃんが車から降りて切り払った。道の半分ぐらいは開いていたので、無理したら通り抜けれたのにねぇ〜。今日は、上林林道のトンネル横から下りる事にした。少し手前の広くなった場所に停車し車を降りると、薄日もさしてきて雨は降りそうにもなかったので傘、カッパはいらないだろうと私は軽装で出掛けた。

  
 トンネル横の林道は、工事が終わって工事車が通らなくなって落石などで荒れ放題になってきているが、台風16号の影響で新たに木の枝などが落ちてきている。天狗の庭に着き、昨日山登りの途中で見た定点観測の木が根こそぎ倒れている所に着いた。雨がぽつぽつと降ってきた。やっぱり、いつ何時でも雨具は持っていないと・・・、油断した時に限ってこうなるのだ。


  
 私と違っておっちゃんは用心深い、傘が壊れたので先日アウトドアショップで買ったばかりの折り畳みの傘を出している。私には傘はいらないと言ったのに・・・。やがて雨脚が強くなって来た。ここからなら車まで近いし、言った事の責任をとって貰って、おっちゃんに傘を取りに行って貰う間、木の葉の下でジッと待った。スズメバチがブーンと飛んでくるが、ジッとしていたら向うも知らんぶりをしてくれている。ハチは、少しだけ根っこが岩にへばりついている場所へ入ったり出たりを繰り返している。この奥に巣があるに違いないが、平穏な生活を脅かしたのは、私らじゃ〜あ無くて、台風なんヨ。雨が降り風が吹くと、霧は流れてしまうが、そのうちに漂ってきて幽玄の世界になる。

 おっちゃんが戻ってきて、傘を差し掛けてもらって数枚撮って、今日は終わった。


10月4日

 明日は台風17号が接近して来るが今日は降水確率が低い。約一週間後の森はどうなっているのかと、天狗の庭に出掛けた。

  
 今回は、水の元からゆっくり上る。試験管ブラシのようなオオバショウマ?にアサギマダラが飛んで来て蜜を吸っている。アサギマダラって、もう飛んで行ってしまったのかと思っていたが・・・。

   
 天狗の森の原生林の感じを写そうとするのだが、霧がなくても暗い。人間の目は優秀なのであまり暗く感じないのだが、写真を撮るとバルブ撮影をしないといけない程に暗いのだ。(デジタルカメラだとiso感度で調節出来るが、いまだに旧式のカメラだからね)

 林道に上り、少し奥へ行くと小滝が現れてきて、その頃から霧が出てきた。やっと、原生林の感じが撮れると、ここで残りのフイルムを全部使って撮った。と言っても、今日の撮影で撮ったのは20枚(数カット)なんだけどね。

  
 私が撮っている間に、おっちゃんは奥まで行っていたみたいでジンジソウを写している。アサギマダラの羽が痛んでいるのが痛々しいな〜。撮り終えると昼食時間だ。すぐ傍には『蜜蜂の設置許可』の許可証が貼ってあった。


 今日はどこまで行くのかを決めてなかったが、重いカメラと三脚を担いで来たので疲れた。もういないと思っていた虫にも長袖シャツの上から両腕を刺されたし・・・。(>_<) おっちゃんは半袖のTシャツだが刺されないのは何故だろう。そして、定番のコーヒーは水の元だ。