2016年                      

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 27日【皿ヶ嶺】
 このところの冷え込みも明日からは緩むとの事だ。霧氷もなくなってしまうだろうな〜。生協の宅配が来て、内科クリニックの診察に行かないといけないしとあきらめていたのだが、診察が意外に早くすんだので、さっさと昼食をとって皿ヶ嶺に行く事にした。チョコレートとキャラメルがあるのでコーヒーの準備だけして出掛ける。

  
 上林林道がどんな具合か分からないが、スタットレスでダメならチェーンも車に積んでいるし走ってみるしかない。上林の集落の最終民家のヘアピンのところで、林業関係の人がこんな日でも伐採をしている。道路は踏み固められたように真っ白で真っ平だ。タイヤの轍もないので気持ちよく走れる。まだ下りてくる車もなく、ここまでで一台とすれ違っただけだ。数台、途中で停めている車がある。上林トンネルの下で工事をしているから除雪してあるのだろう快適な雪の道だった。

 出発時間が遅いので、風穴からより歩きやすいのは上林峠コースだと決める。上林トンネルから先は除雪してないので途中まで車のタイヤ痕はあるが、引き返している。13時50分、チェーンをまたいで峠へ向かう。二人が先行しているようでトレースがあるので楽勝だ。積雪は30p以上はあるようだ。

  
 おっちゃんの後を歩いて行くのだが、登山口に上がる所で壺足になってしまいなかなか足が抜けない。溝に嵌ってしまったようだった。(^^ゞ 14時8分上林峠に到着。天狗の庭方面から一人分のトレースがある。

  
 もう霧氷が落ちてしまっているかと思っていたが、まだまだ残っているので良かった。階段の上のトレースのお蔭で心配なく登れた。

  
 途中で一ヶ所カメラを出している間に先に稜線に着いたおっちゃんが、「すごいぞ〜」と言っている。皿ヶ嶺でこんな感じの霧氷は初めてのような気がする。一ヶ所目のベンチは、先行者が雪を取り除いて、休んだようだった。結局、上林峠から続いていたアイゼンの足跡は龍神平方面へ向かっていた。所々で撮影をしながら二ヶ所目のベンチの所まで来ると、ベンチ(右端の写真)は雪に埋まってしまっていた。

  
 風の向きによって霧氷の付き具合に差はあるが、本当にすごい光景だった。ヽ(^。^)ノ 15時24分竜神平への分岐を通過し森のフラダンサーを見に行く。

   
 朝のうちならもっと凄かったんだろうな〜。さて、撮影会も終わって龍神平へと戻り、15時38分に愛大小屋に着いて、小屋でコーヒーを飲む。石鎚山の二の鎖のトイレの利用料も盗難にあったとの報道があったが、皿ヶ嶺の愛大小屋の宿泊料金を入れる箱も又壊されて盗られたのか、箱は取り外されていて『山小屋利用の皆様へ! 盗難多発の為、当分の間ご自由にお使い下さい』と書かれた張り紙がしてあった。さっきもTVで神社の賽銭箱泥棒の映像を放送していたが、せちがらい世の中になったものだ。15時55分、竜神平を反時計回りに下山。

   
 やはりウサギやテンなど、小動物の足跡は、そこかしこに残されているものだ。登りから少ししか時間が経ってないようなのに階段の雪が緩んでいた。上林峠まで降りて来ると、真下の工事個所で工事の音が聞こえて来た。16時53分、上林トンネル南口の車に戻る。来た時は、車の轍は引き返した跡だったが、新たに、畑の川方面におりた車のタイヤ痕があった。上林トンネル手前に除雪車が停めてあった。工事の人が除雪をしているお陰で、恩恵を受けるのだった。林道を降りたヘアピンの所に、スポーツタイプの車が置かれていたが、暗くなって来たのに運転手は居なかった。チェーンは履いていたので、動けなくなって放置されているのでは無いのは確かだ。

 この時間、集落の辺りに駐車していた車は、どこの場所ももぬけの空となっていた。


 25日【白糸の滝】
 昨日と今朝は、最低気温が相当低いので滝が凍っているかもと撮影に出かける事にした。上林から霧氷の皿ヶ嶺を見たとたんに、「皿ヶ嶺にしょうか」と言うものの、ピッケルも持ってこなかったし、車のタイヤはスタットレスであるものの、帰りはチェーンが必要になるかも・・・だし、仕方なく決めていた白糸の滝に行く事になった。

   
 上林の広い所に車を停めて滝の入口まで歩いて行く。林道はツルツルの状態だが、凍ってない所を選んで歩けば大丈夫。昨日は日曜日なので何人か滝見物に行ったのだろう足跡がある。10時30分に滝入口に着く。この寒波が来るまでは暖冬で凍ってなかったと思われるが、このところの寒波でまずまず凍っている。

 
 奥の滝までの遊歩道上に、昨日の足跡があり子供の足跡もずっと続いていた。奥の滝は今まで見た中では一番凍っている。真ん中が今年の写真、右端が2013年1月18日の写真だ。

 一通り写して滝入口への間に3人とすれ違った。白猪の滝へ行った帰りなのかな〜。


 23日【唐岬の滝】
 今年に入って、私の体調が少々優れなかったし、義父の転院等の折衝で山へ行く気分にならなかった。それも落ち着いてきたので撮影に行く事になった。

   
 暖冬だと言われていた今冬だが、久々の大寒波がやってきた。その中休みの今日、滝が凍っているかと唐岬の滝に決める。白猪の滝の駐車場に10台くらい車が停まっているのを横目に唐岬の滝駐車場へ向かう。国道には除雪の跡があり、伐採の林業関係者が仕事をしている。唐岬の滝駐車場に一台車が停まっていた。滝へ10時30分に出発。薄い足跡が白猪峠方面へ向かっているが、waiwai隊は滝へ向かう。

 雪面にウサギや小動物の足跡がずっと続いている。

  
 これはテンだろうか。私は最初から軽アイゼンを付けているが、おっちゃんは滝の手摺が見えてきた頃に付けた。滝は期待した程は凍ってなかった。

   
 それでも、久し振りに少しは撮る事が出来た。おっちゃんの闘病で2年間休んでいた奈良の写真クラブの復帰を決めたので、講評会用に撮っておかないと・・。真ん中の写真を撮ったおっちゃんが面白いのが撮れたと見せるのだが、デジタルカメラならいざ知らずフイルムカメラで三脚を立てて真上を撮るのは至難の業だ。腰の痛みを騙し騙し生活しているのに、頸を痛めたらいけないし〜。

   
 あまり凍ってないので一ヶ所で撮影を切り上げた。滝への道は、野生動物とwaiwai隊の共有の道だ。白猪峠方面から二人の足跡が駐車場に向かっていた。12時20分に車に戻ると、男性二人の登山者も戻ったばっかりのようだ。「お千代さん?」と名前を呼ばれた。皿ヶ嶺でランスケさんとお会いした方だった。もう一人はスローシャッターさんだった。石墨山に登ってこの時間に下山出来るとは凄い体力だ。帰路、石墨山方面を垣間見ることが出来た。


 3日【皿ヶ嶺】
2016年の初山行で皿ヶ嶺に行った。元日は午前中は家族の用事だった。帰路、皿ヶ嶺を見ると霧氷が付いているようだったが家でゆっくりとして、近所の神社に初詣に行った。昨日(二日)はおっちゃんの実家で過ごした。
   
 さて、初登りは誰云うともなく、皿ヶ嶺だ。昨日、今日と暖かいし、皿ヶ嶺を見ても白くなってないので雪もないのだろうと軽装で出掛ける。水の元には5台くらい駐車していた。風穴の駐車場にはわが車を入れて4台だ。駐車場の路肩に四駆の車のタイヤ痕が今年もついている。「毎年、必ずここを駆け上がる車があるのね」と言っていると、駐車場の上の方から何台もの車が下りてきた。四駆の車体に似合わない大きなタイヤを付けた車が5、6台は下りてきただろうか。“四駆走り屋グループ”の初走りというところか。

 準備をして11時16分に出発。登山道は凍ってないし雪もない。いつも登山道を整備して下さっているIさんが早くも降りて来た。暫く言葉を交わした。「雪はないし、登山者も少ないし寂しい」と言って下山された。やっと、薄い雪が現れた頃に今治のОさん家族の息子さんが下りてきた。しばらくしてОさんご夫婦が降りてきたので、暫くお話しする。

   
 お昼のチャイムが聞こえて来て、12時4分にベンチに到着。いつもの枯木も、ベンチ手前の枯木も随分小さくなったものだ。単独の女性二人、男性二人とすれ違う。12時17分に竜神平に着き、愛大小屋で昼食とする。

   
 外の竜神様にお飾りが祀られていたが、愛大小屋の中にもお飾りが祀られている。小屋の外で話し声がしたが、小屋には入って来なかった。昼食を終えた頃に男性4人が入って来られた、見るとS先生(もう何年前になるだろうか、雪の笹ヶ嶺をご一緒した)だった。

 天気もあまり良くないし、石鎚山方面の展望も期待出来ないので竜神平を反時計回りに周回し帰る事にする。12時43分に分岐を通過、暖かいからか季節外れのキノコが出来ている。淡々と下りていると、後ろから男性ばかり5人のグループが下りてきたので、ベンチの所でかわす。「今日は男性ばかりのグループだったね」と話す。このグループは水の元でも会ったが、登山道を下りて行った。13時54分に下山、今年の初登山は暖冬の影響で雪も霧氷もなく寂しいかぎりだ。