2012年      


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 30日【皿ヶ嶺】
 今朝もおっちゃんが所用から帰ってからなので皿ヶ嶺だ。上林林道の鉄塔の所で皿ヶ嶺のマドンナNさんが早くもバイクで帰るのに会った。10時に下りていると言う事は何時に登り始めたのだろう。23日に気が付いたのだが、カーブでクラクションを鳴らす標識があった所に新しくカーブミラーが付けられている。随分走り易くなった。♪

水の元 10:30 出発 ミズヒキ
 久し振りに天狗の庭から行こうと決める。水の元を10時30分に出発。そうめん流しはやってないようだ。雨がパラパラとしたので、おっちゃんはカッパの上着を出して着ていたが、すぐに止んだ。間伐した杉林の間の道はいろいろな秋の草花が咲いている。ハガクレツリフネやミズヒキが群落している。

 マムシ草の実 ハガクレツリフネ  キバナノアサギリ
 春に咲いた花は実を付け、色づいてきている。秋の花も咲いているのや蕾が出来ている。おっちゃんが暑い暑いと言っている。そりゃそうよカッパを着ているんだもの。

 ツクバネソウ  
 天狗の庭はしっとりとしてグリーン一色だ。蜘蛛の巣に太陽が当たり浮き立って見えたので、三脚を出して写す。おっちゃんは、キノコや虫を見つけて撮っている。

  ノダケの小道
 天狗の庭を抜けて上林峠までの峠道は全然風もなく暑い。(*_*; 峠のベンチに着くと風が吹き抜けて気持ち良かった。竜神平までの長い階段を登るべく、サンドイッチを食べて元気をつける。登山道の両側にノダケが生い茂りトンネルになっている。

竜神平 12:45 サワヒヨドリ カワラナデシコ オニユリ と 蝶
 12時45分に竜神平に着く。ご夫婦とすれ違い「蛇はいませんでしたか? この間はマムシが4匹もいました。」と言うと「こんな長いシマ蛇がいました。」との事。何処かでお見かけしたお顔だと思ったら、26日(日)に石鎚山の一輪咲いていたリンドウの所でお話した方だと気がついた。あの時にもどこかでお見かけしたお顔だと思ったので覚えていたのだ。23日に来た時は出てなかったススキの穂も出ている。オニユリに蝶が1頭舞っていたので撮る。男性が一人、補虫網を持ち、レフ板を駆使してなにやら一生懸命しゃがんで撮っている。

 小屋の横にあるベンチで、私はおにぎりに飽きたので、コンビニで買った冷やしうどんを、おっちゃんは相変わらずおにぎりを食べる。もう1組ご夫婦が頂上から下りて来て休んでいる。食べたらそのまま下りよう!

木漏れ日 キリギリス?  14:30 水の元下山
 登山道の木洩れ日や秋の虫などをおっちゃんが写すが、私はカメラを首に掛けてるだけでなんだか疲れて・・・。先日の石鎚山では登山に徹していたからそれ程疲れなかったのか、今回はカメラとレンズが重いからか、写そうと思う気持ちで歩くと疲れるのか・・・。良い被写体を見つけたりすると元気が出るんだけどね。風穴へ寄らず、途中から上林森林公園の遊歩道を上林林道に直接下りる道を行き、水の元に下りた。



 26日【石鎚山】

 今年は、何故か1500m以上の山へ登る機会が殆どない。おっちゃんの多忙と、それに伴って熱意も薄れ、体力も落ちて、結局「撮影でいいよ」と言うので限られた時間では近場の皿ヶ嶺になる。夏山の計画もなし、剣山の一の森にも管理人さんが変わったので挨拶に行かないといけないのに計画出来ない・・・etc

 その上に、ますます忙しくなる用事が増えたので、8月からwaiwai隊は解散の危機を迎えたのだ。一人でも行く事を考えないととしている時に、大阪から友達が来て下さったので一時休戦となり、この忙しいのに新たに3回の用事を頼まれていたみたいだが、1回でよいとの電話でなんとか矛を収めた。完全復活ではないがなんとか修復しようと、石鎚山に登るしかないと決めた。

登山口 9:7 枯木が登山道を塞いでいる ミヤマオトギリソウ シシウド
 子供達の夏休み最後の日曜日、石鎚スカイラインのあちこちで親子連れを見かける。手前の駐車場は空いているが、さすがにロータリーは駐車スペースがなかった。9時7分に登山口を出発。20分位歩いた所で枯木が倒れて登山道を塞いでいた。(帰りには片付けられていた。さすが百名山) ミヤマオトギリソウやシシウド、リンドウが一輪つぼみが膨らんでいるが未だ朝なので咲き切ってない。帰りに期待しよう。

第2ベンチ 9:46 シコクフウロ ミヤマヒキオコシ ハガクレツリフネ
 いつもの第2ベンチの岩場に9時46分に到着、大福を食べる。途中で、3世代(ばあば(孫さんが言っていたので)、娘さん、その子)の3人が休んでいて抜いていたのだが、その3人が「どうせ抜かれるけど先に行こう」と休まず登って行った。

シシウド レイジンソウ 咲く登山道 ミソガワソウの群落 レイジンソウの群落
 ルンゼ周辺はお花畑になっていて、レイジンソウやミソガワソウ、テンニンソウ、が群落を作っている。東稜分岐で例の3人が休んでいたので、「お先に、次は鳥居の所で休むから又抜いてね」と声をかける。

二の鎖元の鳥居 10:39  
 10時39分、二の鎖元の鳥居に到着。少々休憩する。関西から来たグループが下りてきた(確認はしてないが、関西弁だったんで・・)。登山者が少ないな〜と思っていたが、成就社からも登ってきてにわかに賑やかになる。巻き道の崩れた跡にゴミ類が散乱し、少々悪臭もしている。上を見上げると工事中のようだ。

三の鎖元 シラヒゲソウ ミヤマトウヒレン
 三の鎖元の工事看板によると、2年以上かかるみたいだ。登山道にはシラヒゲソウが見頃、この花がこんなにたくさん咲いているのを見た事がなかったので、この時期には登ってなかったんやねと話す。

 頂上 11:10 ガマズミの実
 11時10分に弥山に到着。登山者は少ないと思っていたのだが、赤ちゃん・子供づれや、若者もいてまあまあの賑わいだ。石鎚神社にお参りして、頂上社でお決まりのビールを一缶買い、2人で飲んだ。なぜかおっちゃんはお疲れのようで食欲がないようだ。(そりゃそうよね、山に25日も登ってないのだもの・・・影の声) 私は久し振りの事もあり、登山に専念しようとカメラは持って来なかったのでザックが軽く案外元気に登る事が出来た。 私の写真、まだ飾ってくれているか確認する。

 天狗岳は、一瞬の晴れ間に見えたと言う人もいたが見えず。それでも久し振りの石鎚山に登れて、やっぱり石鎚山だわ〜、来て良かったと強く思った。(*^。^*) 弥山を後にしていると、例の3世代のお母さんと子供が登ってきた。「あらもう一人は?」と聞くと遅れているとの事。西稜の手前で「もう食事も終わって下りているのですか?」ともう一人(ばあば)が上がってきた。静かな西稜でデザートのゼリーなど食べた後、下山開始。

テンニンソウ   
 下山は淡々と下りる。上で女性の声がするので東稜を下りているのだろう。東稜分岐でコーヒーを沸かそうと言うも却下される。

 リンドウ 13:37 下山
 朝のリンドウは、午後になってやっぱり開いていた。この時期、夏休みの自由研究の為か親子連れが多く微笑ましかった。13時37分に下山し、トイレ横の東屋でコーヒーを沸かし飲んだ。



 23日【皿ヶ嶺】

 昨日は、大阪在住時に大変お世話になったKさんとSさんが高知の梼原町に行くまえに我が家に来て下さる事になったので、冷戦状態も一時休戦した。四国カルスト〜梼原町を少し案内した。それでと言う訳ではないが、原因が少しは我慢出来るくらいの事になったので収める事にした。

 相変わらず朝の用事が済んで帰って来てからなので、8月になって初めての山行は皿ヶ嶺だ。

11:30 風穴  ナナフシモドキ
 11時に風穴の登山口を出発。今年は、上林森林公園のウバユリの時期に来る事は出来なかったな〜。九十九折れの登山道はもう秋の気配だ。途中で、虫に食べられて葉の茎だけが残っているのかと思った物が動いているのに気がついた。これは虫?? とおっちゃんを呼びとめる。「その枯れ枝の上のやつ虫よ」と言うと、「その枯れ枝も虫や」と言うのでよ〜く見るとほんとうに虫だった。うーん、擬態と言うけどほんとに上手く出来てるもんだ。帰って調べると『ナナフシモドキ』と言う虫らしい。これはメスでオスは稀で2009年に今治で見つかったのを入れて7匹だそうだ。(今年6月に岡山で2例見つかったそうなので9匹か)

ハガクレツリフネ クサアジサイ シンボルの枯木
 ハガクレツリフネが咲き出している。今年はクサアジサイも見頃には見る事が出来なかったな〜。ベンチの所のシンボル枯木も朽ちる寸前だ。

竜神平への分岐 ヤマジノホトトギス 非常用雨具がかけてある
 久し振りの皿ヶ嶺なので、まずは竜神平へ向かう。ヤマジノホトトギスが咲いている。愛大小屋で買ってきた おにぎり と ざるそば を食べる。小屋の中には非常用の雨具がつるされていた。

オニユリ  咲き始めたオタカラコウ
 誰も来ていない竜神平には、オニユリがたくさん咲いている。オタカラコウも咲き始めている。

ヒオウギ カワラナデシコ  フジバカマ 風穴 14:36
 ヒオウギは去年より花が少ないようだ。上林峠への分岐まで行って周回で風穴へ下りる予定で、竜神平の秋の花(ソバナ・カワラナデシコ等)をみようと歩を進めていると、おっちゃんの「マムシがおる!!」の声。刈られた笹が枯れている上で甲羅干しをしているのか・・・、なんと4匹も見た。\(◎o◎)/! いや〜ビックリした、不用意に笹やススキの中には入ってはいけないな〜。

 秋に写したい物があるので、その片鱗でもないかとキョロキョロしながら下山。風穴には数家族が涼しさを求めてか井戸を覗いていた。14時半過ぎに車に戻り帰った。今日は登山道で誰にも会わず、水の元のそうめん流しもお休みだった。


 20日【上林】

 今月になって、全然山に行ってない。このままでは足腰も弱り、心肺機能も衰えると皿ヶ嶺に行く事にした。訳あって、おっちゃんとは冷戦状態なので一人で行かないと行けない。2002年3月17日にママチャリで上林の五本松まで行ったことはあるが、今はその元気はない。大阪では、山のガイドブックはたいてい公共の交通機関を使って登山口まで行くと言うのが普通だったが、愛媛ではそれは難しい。

 何かの会に行った時に、市長が「地域の活性化を目指し、路線バスや鉄道などの公共交通の改善に取り組んでいます。バス路線の利便性向上を目指し、市内の路線バスを運行する伊予鉄道鰍ニ協力し、バス路線の新設、運行本数の増便、ダイヤの変更を平成23年10月から実施します。」と言っていて皿ヶ嶺登山口までの路線もその中にあったのを思い出したので調べる。家からだと、電車で横河原駅まで行って、上林線のバスに乗り換えて上林皿ヶ嶺登山口に行くのだが、1便が上林皿ヶ嶺登山口に着くのが10時53分だ。帰りは、上林皿ヶ嶺登山口発で3便が13時42分、4便が17時41分しかない。頂上まで登ると3便で帰るのは不可能だし、4便は少し遅いな〜。大体、登山口なんだから、もう少し早く9時くらいに着くのがあってもいいのに・・・。

伊予鉄横河原駅 発 10:29 上林皿ヶ嶺登山口 10:57 着 
 我が家最寄りの駅から10時11分に電車に乗り、横河原駅で10時21分下車。10時29分に上林線のバスに乗る。利楽温泉や市役所に寄ったりしながらバスは走る。乗客は私一人、運転手さんが「登山の人が乗るのは初めてです」と言われる。ダイヤの10時53分より少し遅れて57分に着く。車で走る道は知っているけど、皿ヶ嶺の旧登山道がある筈と思うが、そんなものはない。舗装された道路を分岐があってもひたすら上へ上へと歩くのみ、そうすれば155号鉄塔に着く筈。20日間も歩いてないし、暑いしでしんどいが、こんなに花がついているのを見た事がない道端のユリが元気をくれた。

登山道の標識 11:22 瞽女(ゴゼ)石 11:48 クサアジサイ
 25分で“赤柴峠”と“瞽女石経由皿ヶ嶺近道”の分岐に到着。もう少し登った日陰で10分休憩する。瞽女石を11時48分に通過。林道を横切り、また舗装された道を歩く。池の手前の登山道に入り、休憩。クサアジサイが咲いている。天気予報では昼から雷雨との事だったので、傘やカッパは持っているが、出来れば濡れたくない。3便の13時42分で帰るのなら、余裕をみて12時30分には下りた方がいいなと思いつつ登っていると、女性が下りてくるのに会う。すれ違いざまに「ひょっとして、写真の?」と話しかけられる。その頃にはパラパラと小雨が降ってきた。バスできた事を話したので、「雷雨になってもいけないし乗って帰りますか?」と誘ってくれた。久し振りの山歩きなので急に無理しても・・・、4便の17時41分で帰るには時間がありすぎる、頂上まで行く元気もないしな〜と、お言葉に甘える事にした。帰りながら話していて、2月に笹ヶ峰に御一緒したМ女史と気がついた。一緒に一泊した仲なのになんてことなの・・・、失礼しました。そして、無理やり我が家の玄関ギャラリーの写真も見て頂いた。

 バスで行くには、1便が10時53分では遅すぎる、帰りも4便の17時41分ではこれから日が暮れるのが早くなるのでいまいちだな〜。