2012年     

 今回から、このページは新着が上に来ます。古い日付は順次下段となりますので宜しくお願い致します。

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 17日、22日【白猪の滝、唐岬の滝】 滝巡り

22日 唐岬の滝 【waiwai記】

 19日の早朝お袋から電話があり、病院へ連れて行く破目となった。そして、お袋は其のまま入院となり、週末の予定もガタガタの有様。そんなバタバタの金土の二日を過ぎ、唐岬の滝の偵察に行ったのを思い出して、気分転換の外出である。

白猪の滝駐車場 国道から 唐岬の滝の全景 遊歩道から
 白猪の滝の駐車場には、「寒稽古」見物の車が沢山停まっていた。辺りに白いものは見当たらない。「この分だと、滝は凍ってないだろう」と白猪の滝の喧騒を避け、唐岬の滝を目指す。先日の偵察とは違って、道路にも雪が無い。国道から垣間見える滝も凍っていないようだが、暫く走ると道路脇には先日の雪が残されていた。唐岬の滝駐車場の道路脇にも、融け残った雪の中に沢山の足跡が残されていた。

 
 案の定、唐岬の滝は凍ってなくて普通の滝だった。暫くの撮影の間にも、男性が二人撮影に訪れて来た。今冬、これで寒波は終り・・じゃないんだろうなぁ〜。
 【正岡子規】 瀑五段 一段ごとの もみじかな


17日 白猪の滝 【千代記】
 暖かい日が続いていたのだが、小寒波がきたので白猪の滝のロケハンに出掛ける。

雪の遊歩道   
 駐車場から林道に行く途中の路面が凍っていたので、軽アイゼンをつける。トレッキングシューズに軽アイゼンなので雪がなくても歩きやすい。途中で会った「徒然に想う」というブログをたちあげている方と話しながら歩く。昨夜降った雪が杉や辺りの木々に積もっている。滝はあまり凍っていない。一日位の寒波ではあまり凍らないんだな〜。

 唐岬の滝駐車場 イイギリ
 太陽が出てくると、融けて落ちる水滴がサンピラーみたいに見えて綺麗だ。おっちゃんが撮影に挑戦しているがなかなか難しい。白猪屋でおでんを食べていると、除雪車が通ったので、唐岬の滝に行ってみることにした。駐車場から滝への道は新雪が積もっていてトレッキングシューズでは無理なので行くのを止めた。冬になると、実が目だつイイギリだが、写すのは難しい。



 15日【高瀑】
 7日の高瀑途中撤退は、新雪でトレースなしだった為だ。天候はこのところ暖かく青空・霧氷は期待できないが、トレースはあるだろうと決めた。

 今日も、石鎚林道に入った所で地元の猟師(猪駆除だろう)の方々に見送られる。道路はこの前より雪解けが進んでいる。駐車場には4台(香川ナンバーもある)停まっていて、一人が準備をしていた。滝までは、きっちりトレースがあり安心だ。と言っても、高度感のある所は高所恐怖症の私には怖い。慎重に、慎重に登る。

 滝に着くと、駐車場で会った一人が凍滝を見たのでもう降りると降りていった。滝で4人のパーティがアイスクライミングをしていた。この状況では全景を撮る事は出来ないが、霧氷無し、青空なしの今回、アイスクライミングしている方々を“滝の大きさが出せれば良いか”と写させていただく。

 そのうちに、犬連れの二人と、もう一組の二人がやってきた。しばらくたって、一の森で時々お手伝いをされているYさんと気がつく。あらま〜こんな所で会えるなんて♪ waiwai隊が先に下山を始めたのだが、丸渕で一服していると追いついて来て先行して行った。

11:26到着 
 滝には11時頃着いた。と言うのも、またしてもおっちゃんがカメラを忘れたのだ。私の携帯でもあれば良かったのだがそれも忘れた。おっちゃんの携帯は電池の容量が少ない。おまけに、画像が一杯で保存できませんときた。おまけに・・・(繰り返す)「まさか、花モードになってないよね」と聞いても、何年も前に使ったっきりだからわからない・・・。それで、登山口の出発の時間もわからなきゃ、到着の時間もわからない。やっぱり、花モードだったのでボケボケの画像なのだ。そして、駐車場に帰ってコーヒーを入れるつもりが、コーヒーそのものを忘れたというおまけつきなのだった。


 7・9日【高瀑・石鎚山】 【waiwai記】
 石鎚に雪の便りが来る頃から、相棒が「何時行くの?」との催促が絶えない。が、スケジュールや体調が思うに任せないまま年を越してしまった。昨年も、正月も明けた2月になっての一度だけの石鎚行だった。もう〜、“いい加減にしてよっ”の皿ヶ嶺通いである。しかし、皿ヶ嶺で、相棒には“これで良ぃ〜”の写真は未だに撮れないでいるみたいだ。
 待望の石鎚行の決行は、年末からの天気概況で決まった。しかし、山の天気は気まぐれなので侮れない。運は天に任せるしかないのである。

駐車場 7:15 なべちゃんと、7時40 ロープウェイ下車 8:10
 いつもの駐車場には、始発の発車時刻より小一時間余り早く着いた。駐車場のオジサンと話している間、次々と車がやって来た。みんなそれぞれの駐車場所へと走り去って行く。相棒が「あっ、なべちゃんと違う?」と、目ざとく見つける。ロープウェイ発車時刻の8時前に駅に行くと、やっぱり「やぁ〜やぁ〜」と、なべちゃんが現れた。なべちゃんも相棒を見付けていたみたいで、久々の出合いに挨拶を交わす。今日は、いつもの“ELK”山行の随行だそうで、グループは11名の参加者だそうだ。そして、皿ヶ嶺でお会いするNさんも同行だろう三名と共に改札口に居たのだった。

奥前神寺 成就社 8:35
 10分程の乗車とロープウェイ駅から、成就社までは20分との案内だ。ロープウェイの乗客は、殆どが登山者でスキー客は僅かしか居なかった。スキー場にとっては“
上客(これって、ダジャレなんよ)”とは言えないんだろう・・・登山者は、あまり金を落とさないもんなぁ〜。年々、スキー人口は減っているようで、寂しい限りである。そういう私も、先頃、スキー板を粗大ゴミに出したっけ。

山門 8:40 新設の鳥居 8:50 八丁 9:20
 今日の安全をお願いして、山門を潜ったのは8時40分だった。我々は、カメラを取り出す場合があるので最後の出発で良かったのだが、後続のグループがアイゼンを履き出発準備をする中、先頭の方のグループで成就社を出発。今日の足跡は未だ先行の二人のみである。登山道の雪道は、昨日からの積雪は数センチだった。しかし、八丁までの降りで早くも下山者と行き違った。大きな荷物を背負った人達だった。八丁の降りを終えて、後続の若い男女に先を譲り、アイゼンを履く・・・ついでに、コンビニオニギリを頬張るのである。我々は食欲がある中高年(?)でもある。

 前社森 9:53 
 上の写真は相棒の山行写真の三態である。この頃までは朝陽が射しこんだりしていたのだが、次第に、ガスが行き手を覆って来た。前社森あたりまでは、木々の枝にも霧氷も無い。昨日の午後の晴天が霧氷を落としたものと思われる。おかげで、相棒もここまではザックからはカメラを出さないでいる。直ぐ先で、男女ペアが、立ち止まっていた。男性の方がアイゼンを付けていたのだった。挨拶を交わし先行する。前社森の小屋で、先行の二名(単独男性)が休んでいたが我々と入れ替わりに出発し、先程の男女ペアも先行して行った。ここまでは、皆とあまり変わらない時間で登っていた。小屋は10時に出発である。

夜明かし峠 10:20 写真家 三人組
 お正月の贅沢三昧の所為でもないが“ぜぃぜぃハァハァ”の登りで、夜明し峠が見下ろせる場所では、もう、頂上が雲に覆われ始めていた。気持ちが焦っても仕方が無い。これも運命、いやっつ天命か!そして、またしても大きなザックの三名組。挨拶を交わし、去ろうっとすると「ひょっとして、Yさん!」と、相棒の名を呼ぶではあ〜りませんか。なべちゃん世代(10年前からのネット繋がり)のネットでの知り合いでもある“Dさん”(現在はサイトを閉じているものの“石鎚山の四季”という、サイトを公開していた石鎚の写真の大御所)だった。相棒は、声を掛けて貰った事に甚く感激していたのだった。またこの時期、頂上で朝を迎える事が出来る人に羨望の眼差しなのだ。

霧氷-1 霧氷-2 
 ここで相棒が三脚を構えた。私もウロチョロと歩き廻り撮影なのだが、コンデジの液晶画面は反射して良く見えない。帰ってからのお楽しみとするが、こんな場合、ガッカリする場合が殆どである。相棒は、なかなかシャッターを押す事とならない。そう〜、いつもの撮影モードである。登山者は次々と現れる。二の鎖下のテント場辺りまで、撮影タイムは続いた。その内、なべちゃん隊も通り過ぎていった。最後のグループと思われる高齢の6名程のグループが行った後、我々も二の鎖元へと出発である。

先行するなべちゃん隊 11:15 雪に埋もれた鉄バシゴ 三の鎖上の巻き道
 再出発後、二の鎖元の手前で“皿ヶ嶺の常連”のNさん4名連れが降りて来た。同行の方が「ここで引き返す」という事で下山だそうだ。二の鎖からの巻き道は、大方、夏道どおりの鉄バシゴや階段に沿っているが、所々で梯子よりずっと上に踏み跡が続いている。随分、高度感のある踏み跡なので、頭に木々が遮られる場所もある。足下だけでなく頭にも気を付けて通過する必要がある。うっかりしていると、頭を引っ掛けられバランスを崩して滑落の危険さえある。そんな場所でも、スニーカーの若者が上がって行った。

頂上直下のトラバース 弥山 12:05
 二の鎖から30分余りで弥山頂上だった。先行の人達はそれぞれ昼食休憩中で、楽しげな一時である。辺りは雲の中で、真っ白の世界だ。兎に角、我々も昼食を頬張る。とっても簡単な昼食である。なべちゃん隊は「12時40分出発です」との事だった。雲に遮られた頂上で長居は無用のようで、昼食を終えると三々五々下山のそれぞれのグループである。相棒は“2時に下山で大丈夫ヨ”と、どっしり構えている・・カメラをである。結局、絵になるシチュエーションに遭えないまま、下山予定時刻となった。唯一、我々と付き合って頂いた人は、単独の男性二人だった。

 その内の一人は、デジカメで熱心に撮影していた。どういう経緯でその話になったのか定かでないが・・、「昨日、高瀑(たかたる)へ行った」の話である。「私達も、一昨日行きましたが、途中で撤退しました・・雪が深くて、途中で引き返したのです」というと「昨日は、3組だったので行けましたヨ」との事だった。その話を聞いていた熟年の男性は、「昔はいろんな道がしっかり付いていた。雪瀑(ゆきたる)や老ノ川(おいのかわ)なんかもしっかり判る道じゃった。老ノ川から八丁を越えて西ノ川へ抜ける道なんかはリヤカーも通る道じゃった。」と、話が盛り上がったのだった。

          

 【7日の高瀑行】
高曝林道休憩舎 ここまで 雪と戯れた箇所
 
年末に高瀑への道の整備が出来たという情報を得、氷瀑の偵察に出掛けたものの、締っていない新雪のラッセルに途中撤退の憂き目に遭う。

岩峰を望む-1 岩峰を望む-2
 
朝方の荒れ模様の天候も、昼には暖かい日差しに林道の雪も融け出していたのだった。

          

弥山 霧氷-3 前社森あたり
 我々に下山まで付き合ってくれた熟年の男性は、石鎚へは年中通っているそうで、相棒の写真展にも来て頂いていたそうだ。ずーっと山での経験などを聞かせて貰いながらの下山は、楽しい時間だった。ロープウェイは、予定より早く4時40分の発車に間に合った。この時間の乗客はスキー客が殆どだった。兎に角、一月の石鎚行は“行って来ました”で終了のようであった。


 5日【皿ヶ嶺】
 昨夜は雪が平地でも降るとの天気予報だったので、今年の山初めは皿ヶ嶺に決めた。昨日、撮影の帰りに水の元で見た見覚えのある車は、やはり“おいわさん”だったようだ。おいわさんのサイトによると、“神の庭”を通ったようだが時間差で出逢わなかったようだ。

風穴 9:25 登山口 9:35 9:15 岩
 どこまで車で行けるのか、下から歩く事になるかもと思いながら車を走らせる。ところが、昨日とあまり変わらない道路の状態だ。水の元のあたりも同様で、結局風穴まで車で行けた。準備をしていると、一台車が来た。写真展に来て下さり、よく皿ヶ嶺で会うKさんだった。元旦は石鎚山に登ったそうだが、展望はなかったとの事。また、石鎚山で出会う写真家のFさんにも会ったとの事だった。ゆっくりと準備しているKさんに“お先に”と、9時35分に登山口を出発。

この木にぶつかり止まった石 ミズナラの大木 10:0 巨岩の下
 登山道は昨日のトレースはあるし、ちょうど歩きやすい雪量だ。木々には雪は吹き付けられているものの霧氷は出来てない。

白蛇 10:15  定点観測の木
 年末の31日よりは雪が深く、ロープを掛けてくれてある場所も、雪の少ない時はロープの位置が高く思えたのに丁度良くなっている。ベンチの所あたりに来てやっと薄い霧氷も付いているようになってきた。

いつもの枯れ木 10:28 森のフラダンサー 10:35 分岐 10:39
 おっちゃんがいつもの枯れ木を写し、森のフラダンサーの横を過ぎ10時39分に分岐にきた。上林方面には、今日のトレースはない。

竜神平 愛大小屋 十字峠へ 10:55 霧氷
 竜神平の愛大小屋を見て、まずは十字峠経由で頂上に向かう。植林帯を抜け、急坂を登ると良いブナがあり霧氷が出来ていれば良い被写体なのだが、去年より薄い霧氷だし青空でもないのでカメラは出さない。

 日が射すと影が出来る 十字峠
 去年の今頃は笹も雪に埋もれていたのだが今年はまだ出ている。十字峠を二人頂上に向かっている話声がする。皿ヶ嶺で聞くいつもの鈴の音なので、Nさん達だろう。少し撮影して、十字峠にさしかかる時に男性が一人引地山からの縦走路から来られたので挨拶する。

皿ヶ嶺頂上 11:43 もう少し
 皿ヶ嶺頂上に11時43分に到着。先の二人は愛大小屋にでも下りたのか誰もいない。日が射してくると暖かいしあまり風もなかったのでおにぎりを食べる。たしか男性がすぐ来るはずなのにと思っていたら、竜神平の方からきた。冬なので三角点あたりから少し下りて登山道に出て登って来たのだろう。冬の時期、いろんなコースを辿る人がいる。頂上直下から覗ける石鎚山の展望は今日もないが、その辺りのブナを少し写す。

 12:53 下山 
 竜神平までにロープが掛かる急坂があり、少し難儀する場所がある。冬に雪がたくさん積もると段差が消えて普通の登山道になるのだが、今年はまだ雪が少ないので慎重に下りないといけない。愛大小屋に入りコーヒータイム。中で休んでおられた女性2人と話をしていると、私の写真展に来て下さったとの事。最初は私とわからなかった・・・、山に行く時は化粧もせず、帽子をかぶり、顔は腫れているのでどうも誰だかわからないみたいだ。(^_^;) アイゼンも必要なく、14時過ぎに風穴に下山した。

 今年も山初めは皿ヶ嶺、頼りになります皿ヶ嶺、今年もヨロシクね。(*^。^*)


4日 上林トンネル下
 夜中に強風が吹き荒れている。天気予報も荒れ模様になっていた。それでも山へ行こうと早起きしたのだが、ちょっと風邪がぶり返した感じなので撮影だけとなった。

上林トンネル トンネル横の道にデブリが 上林峠への分岐
 一台分のタイヤ跡が続いていたが、第一カーブまで行かずに一台引き返した跡がある。上林トンネルまでは、昨夜降った雪で真っ白の道路だ。これ以上積もると走れなくなるが、なんとか慎重に走れば大丈夫。

 トンネル横の道は広いのに、何度か降った雪が落ちてきて道を塞いでいる。踏みしめてもサラサラとした雪なので危なくない所でも足下が心もとないものだ。上林峠への分岐を水の元方面に向かう。

神の庭 ミヤマシキミ
 次の標識から下りると、神の庭だ。ここまで来るだけなら、冬山の装備でなくても来れる。今の時期、あまり写すものはないが数カット写していると、水の元のほうから男女二人連れが通りかかり「トンネルの所からきたのですか?足跡がなかったので」と聞かれ、少し立ち話。トンネルまで戻る途中の上林峠への階段にお二人の足跡が続いていた。

 水の元には車が3台駐車していた。下からの登山道で今治の○○さんご家族3人が登ってこられたので車の中から少し話す。そう言えば、年末にも遅くに登って来られていたな〜。


2日 白猪の滝

 元旦は、おっちゃんの実家で初詣に行ったりして過ごした。2日は良い天気かと思ったら、夜中は外の風の音がすごかった。これは山へは行けないなと思いゆっくり起き、昼から白猪の滝へ行く事にして年賀状の整理をしたりする。

全景  
 昼ごはんを食べて1時過ぎに家を出発。やっと晴れてきて雪か霧氷か真っ白の皿ヶ嶺が見えてきた。滝に行くつもりの普通の格好なので、今から皿ヶ嶺には行けないな〜と思いつつ白猪の滝駐車場に着く。駐車場にはたくさん車が駐車して、家族連れが三々五々出発していく。

 滝が近づいてきても、軽アイゼンを持ってきたがいらないようだ。滝の下の渓流が凍っていたら写そうと、レンズを選定して来たのに・・・。滝の前に来る前にあまり凍っていないのがわかる。

 若者のグループ、子供連れの家族、恋人達・・・たくさんいるが、これでは盛り上がらない。

  
 私のカメラを出す事もなく、おっちゃんのデジイチで写し、熱い紅茶を飲み帰ってきた。去年の1日より凍ってなかった。