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1月の2
31日【唐岬の滝】
【waiwai記】
京都の友人で、夫婦で相棒の写友でもある“ひよこさん”夫妻が白猪ノ滝の撮影に来た。相棒は何時頃が良いかと、正月明けから週刊天気予報と睨めっこしていた。例年だと、1月中旬が狙い目だと“やきもき”しながらのお勧めの日が今日になってしまったのだ。2〜3泊出来ればグッドコンディションの氷瀑が見れたと思うが、1泊しか出来ない都合があって、31日〜1日となってしまった。京都を早朝に立ち、10時過ぎに川内ICを降り我が家へ到着した。
もう昼前なので、白猪ノ滝は滝見見物の人が沢山訪れているだろうから、唐岬の滝見物とした。コンビニで簡単な昼食を調達して、10台近く停まっている白猪ノ滝駐車場を横目に雪の無い国道を一路、唐岬の滝駐車場を目指す。駐車場には、一台の車とオバサンが出発準備している。ひよこさんのご主人に私の簡易アイゼンを貸し(10本爪しか持ち合わせていなかったので)、滝へと降りる。もう、11時半だ。先着のオバサン二人組は、滝見テラス(?)でカシャっとし帰って行った。ひよこさん達も千代さんも嬉々として、それぞれの場所に三脚を据え撮影に没頭。さて、どんな写真が出来上がっているのだろう。ここに掲載の写真は、勿論、私のデジカメ写真である。
27日【寒風山】
【waiwai記】
ここんところ、小生の出番が続いている理由は、前にも記したように相棒の眼の調子がイマイチのせいである。早く復調してほしいと願っているのは、私の腹の内にヨコシマな考えがあるというのではありませんヨ。そういう私も一週間程前から、本調子ではありません。その件については、また触れる機会が出て来るでしょうね。
雪道の寒風山トンネル駐車場は、一年振りである。昨年は伊予富士だったが、今回は寒風山を目指す。駐車場には3台の高知ナンバーが停まっていて、三名の登山者が出発準備をしていた。一足先に出発したそのグループは、伊予富士へと向かうらしい。出発は9時半だった。今回は、のっけからアイゼン着用で出発である。
場所によっては、夏より歩きやすい場所もあるのは承知のすけ・・。それにしても雲が低い。雪は今朝まで数センチ積み足したみたいだ。まっさらの白はいつ見ても良い。30分ほど登ると、相棒の「靴下が薄かったのか、靴がイマイチ」と、ブツブツ・・ブツブツ・・。桑瀬峠の手前の馬酔木の実が雪から見え隠れしていた。
桑瀬峠に着いたら、例の三人組が伊予富士に向けて出発したところだった。ここまで一時間も掛かっていた。ここまでは、三脚を出さなかったのに、この所用時間は腑に落ちない。我々は予定通り、寒風山へと向かう。先行者は一名のアイゼンとダブルストックの跡だ。峠から直ぐの雪屁風の景色で相棒は三脚を出した。
今回の寒風山行は、先日の「雲の会写真展」の寒風山の雪景色を見たのが、一要因だ。まっさらの雪の白は、被写体としては良いのだが、どうしてもモノトーンの世界になってしまう。だが相棒は、そんな事にはお構いなしなのである。相棒の目的は“雪(霧氷)のブナ”である。もう、すっかり撮影モードとなってしまった。
暫く上がって行くと単独の男性が降りて来た。「途中(寒風山の)までで引き返した」との事で、「トレースは有りませんヨ」と、降りて行った。私達も頂上を目指す予定では無かったので、「そうですか?」とつれない返事。相棒は、少し先の最初の“アルミ梯子”で「あんた行っといで・・」と、全く歩く気力無し・・である。
結局、アルミ梯子を上がり暫くで、例のロープの掛かった鞍部だった。標識は“寒風山→25分”だったが、降りると登り返すのが面倒なので、ここで引き返した。相棒の撮影場所まで、往復30分程だった。ここからも、カメラを構えながらの下山となった。
引き返す頃から、雲の流れが忙しくなり、薄日が差したりもする。その度に、相棒はストップの声である。雲が走って行っても、青空の場所は僅かで、それも一瞬だったりする。それでも辛抱強く待てば“海路の日和”ありっと言うぅ?でも、そんなには待てないから、“か〜ぃろ”かなぁ〜。
で、再びの桑瀬峠は13時25分。実に三時間の彷徨である。そして、伊予富士からの帰着三名組も同じ時間に下山だった。行き程では無かったが、桑瀬峠からの帰路も40分程掛かっていた。
25日【皿ヶ嶺】
【waiwai記】
昨年末頃から、相棒の眼の調子がイマイチだ。眼科に行ったのだが、目薬を処方してもらっただけである。時々、相棒の眼を覗くと“兎の眼”になっている。相棒は「近々、眼科に行こうか?」と言っている。相棒の言に寄れば「PCに向かうと疲れる」らしい。そんなこんなで、私が担当続いている。
久々の皿ヶ嶺は、「今年最大の寒波襲来」のお天気オネェサンの予報を信じてである。登山口の風穴までは問題なく(雪が少ない)着いた。駐車場には車は無い。9時45分に出発である。その間に、一台の車が着いたのだった。第一カーブで、先行のペアを確認する。
さすが皿ヶ嶺である。残雪に薄っすらと雪が被さっている。昨晩からの新雪は、標高1000m付近で3cmぐらいか?
しかし、春先のベチャベチャの雪と違って、この時期の雪は好ましい。四国でこんな雪質に出合えるのである。昨年末から続く皿ヶ嶺行なので、ことさら変わったコメントを書ける程の文才を持ち合わせていない小生。筆が進まない(今どき、筆はないじゃろ・・キーボードを叩いている筈)。
ベンチがあるこの木あたりで、先行のペアに追い着く、時計は10時半。あたりは、普通の冬景色である。
いつもの木で、相棒が撮影タイムである。愛大小屋へ向かっていると、先程のペアが引き返して来た。もちろん、熊に出会ったので帰るのじゃ無かった。天候に不安を感じたようだった。小屋には11時前に着いたが、小憩の後、簡易アイゼンを履き頂上へと向かう。新雪の雪を踏みしめながらの登行は、気持ち良い。誰もいない頂上でカシャッ・・として、相棒のお気に入りのブナへと向かった。
我々が撮影に熱中している時、単独の男性が通り過ぎた。暫くの撮影の後、十字分岐へと向かう。分岐下で、またしても撮影である。
そして、再びの竜神平は、1時過ぎだった。小屋には、二人の男女が食事を終えたところだった。昼食後帰路に着くのだが、予報通り吹雪いて来た。お天気オネーサン=大当たり・・・なのである。
こんな天候でも、相棒の撮影意欲は失うことが無い。愛車に辿り着いたのは、14時40分だった。エンジンを掛け車に積もった雪を除けていると、単独の男性が「これから降りられますか?鉄塔の所に車を停めているのですが、乗せて頂けないでしょうか?」の申し出だった。山登りの考え方には、最初から最後まで自分の足で完走したいという人もいれば、その気力がない時もある。近場の山と侮るなかれ・・南国四国の山にも雪が降るなのである。