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 15日〜16日【一の森】
満月 19:17 山に恋するへ


 21日【皿ヶ嶺】
 台風6号が徳島に上陸し、急に曲がって太平洋に進んだ。台風一過とはいかず、皿ヶ嶺は雲の中だ。朝からおっちゃんはいつものように所用、義母の病院送りと忙しい。昼前に帰ってきて皿ヶ嶺に行ってもいいよと言ってきた。
雲の巣に靄の露がついている 風穴のアジサイ 風穴を13:0出発
 コンビニ弁当を買って出掛ける。ギンバイソウの開花状況、森林公園のアジサイを見て車の中で弁当を食べる。アジサイの見学に観光目的の人も来ている。13時に風穴を出発。

ギンバイソウ ギンバイソウの道 来た道を振り返る
 ガスに覆われた登山道のギンバイソウがちらほらと咲き始めている。4、5人の登山者が下りてきた。台風が過ぎたので登山道の点検に来たんかな〜とおっちゃん。落ちた枝が片付けられているのが見えた。

濃いガス 黄色いホトトギス トンボ
 もうヤマボウシの花は終わっている筈なのに咲き残ってガスに浮かんでいたので一枚撮影する。今日は1日に来た時に見つけておいた黄色のホトトギスを見るのが目的だったのだが、ついていた蕾の最後の花が咲いているだけで殆ど終わっていた。

カニ 竜神平の愛大小屋 14:25 ハンカイソウ
 おっちゃんが、トンボやカニを見つけては写している。竜神平に2時30分頃つく。濃いガスの中にハンカイソウが咲いている。愛大小屋でコーヒーを入れて休む。意外とブヨは少なく、私は刺されず、おっちゃんが2ヶ所刺されたのみだ。
 下山の途中で三脚を持ったカメラマンとすれ違う。ベンチの所を少し下りた所で、中年の男女二人が登ってきて、竜神平まであとどれ位ですか?と聞かれる。おっちゃんが30分と答えると「ここまで25分だったのでまだ半分も来てないの〜」と言うので、私は「おっちゃん、30分はないだろう、25分くらいかな〜 大丈夫行けますよ」と言う。下りている途中であとどれ位?と聞かれる事があるが答えるのは難しい。せめて、下り始めの時間を見ておいたら、かかった時間の2倍を答えればそんなに間違ってはないかもしれない。そんなこんなで4時には風穴に下りて帰路についた。既にそうめん流しは店じまいしていた。


 23日【寒風山】
 珍しく、今日は用事がないとおっちゃんが言うのでいろいろなhpの山行記でwaiwai隊が大阪にいる間に整備された(個人が整備して下さったらしい)という裏寒風から寒風山に行く事になった。

旧194号線沿い 登山口 8:50 植林帯を登る 
 台風で降った雨の為か、旧194号線の道路脇が白糸の滝のようになり、しばらくは道路に水が流れている。カープの広い所に2台車が駐車し、男性が一人出発するところだった。登山口は何気なく通ると通り過ごしてしまうような所で、僅かに踏み跡がある程度だ。8時50分に出発。ひたすら植林帯の尾根を登るのみだ。ピンクのテープは国土調査や境界線のテープなので信用ならないが、今回は尾根をはずさないように登るだけなのでピンクのテープも間違いないようだ。

自然林の尾根になる 岩尾根になる 9:30 休憩
 踏み跡は明瞭にあるが、たまに交差している所もある。やがて岩の尾根になる。長袖のシャツでは暑いので、50分程で休憩しシャツを脱ぐ。

植林帯になる  混合林
 檜の植林帯や自然林をひたすら赤テープを見落とさないように登ると、やがてシャクナゲ尾根になる。その頃にはブヨがまとわりつくようになってきた。刺された所にゆっくり薬を付けたいし、蚊取り線香をつけたり、虫よけスプレーをかけたりしたいと思うのに、おっちゃんはまだ展望所に着かんと先へ先へと行く。早くも下山してきた男性が「花は何も咲いてなかった」と言っていた。

少しの切れ間から展望出来た 10:38 笹が出て来た 10:42 10:50 寒風山手前の岩が見える
 少し開けた所があるが、おっちゃんは「ここじゃない」と言って休まない。オオヤマレンゲの枝が登山道の直ぐ上にあるが花が終り実になっている。やっと10時50分に寒風山の手前の岩場が見える場所にきた。

伊予富士方面 もう最後のオオヤマレンゲ バイケイソウ
 辺りは、なんか見覚えのあるような風景、トンネル西口から登って来る所との合流点が近いんだな。気を取り直して登り始める。茶色くなったオオヤマレンゲの咲き残りが一花だけ残っていた。13日に堂が森で笹ダニに刺されたので、笹藪になるとなんか気持ちが悪いが仕方ない。

 岩のところにシモツケ 見覚えのあるロープ 11:20
 岩の所にシモツケが咲いている。そしてロープが掛けられた場所に20分位で来た。「ええ〜!、これって、登り切ると頂上手前の岩展望所じゃないの〜」と、思ったより簡単に着いたのだった。

11:30 展望岩のイワキンバイ  
 11時30分、岩展望所に着く。イワキンバイが咲いている。岩で休む登山者や、すれ違ったご夫婦と挨拶をする。

頂上は近い 11:37 頂上 頂上から 登山道と裏寒風の展望所
 まずは頂上へ、11時37分到着。ガスが出たり、吹き飛んだりしている。それぞれに寛ぐ登山者に混じっておにぎりを食べる。

又会った K嬢 12:30 下山口 12:48 展望所に下りてきました
 岩展望岩に戻る。登山口でお会いした男性がいて、上る途中であった男性は職場の同僚だとの事だった。コーヒーを飲んでいると、裏寒風の方から賑やかな声がする。おっちゃんが「高知弁ではないな〜、伊予弁や」と言うので、「こんな所から登ってくると言えば、(おっちゃんの元同僚の奥さんの)Kさんじゃないよね」と言っていると、ひょいと覗いたお顔が・・・、まさかのKさんだった。(*^。^*) 一昨日、皿ヶ嶺で停めた我車の前に停まっていたのが彼女の車だったとかで、昨日メールを貰ったばっかりだったのだ。彼女とは同じ部署ではなかったものの職場が隣りだったので、トイレ等であうとおっちゃんの同僚の奥さんと言うだけで挨拶する程度の間柄だった。その時から彼女は、いつも昼休みには松山城を走って往復するスポーツウーマンだったのだ。

 12時30分まで展望岩でゆっくりして下山開始。おっちゃんはどっちに下山する?ピストンじゃ面白くないし・・ と言っていたのだが、下山口から車までの車道歩きの事を考えるとな〜と、あっさりピストンとなった。展望所に戻るのにかかった時間も、しっかりしたロープがあっても、激下りの苦手な私だから同じくらいの18分もかかってしまった。

苔蒸した綺麗な所 花モードで撮影成功 ギンリョウソウ 暗いヒノキ林を下りる
 この登山道には危険な場所はないのだが、一ヶ所だけ木の根の下の土が流れてしまっているが、苔だけはついている所がある。大勢がそこで立ち止まると危ないかな〜、綺麗な所だし。良く太った(笑)ギンリョウソウが生えていて、おっちゃんのコンデジでも良く写っている。なぜか、檜の植林帯は暗い。

岩場の下り 手入れされた杉林 14:15 下山口
 上りでは使わなかった踏み跡に時々出合うが、たいていは大きな木が倒れていたりして通れなくなった場所だ。下草にミヤマシキミが生えている美林を下りると朝の登山口だ。14時15分に下り立った。朝方停まっていた2台の車は既になかった。


 29日【伊予富士】
 前回の寒風山の山行を決める時、おっちゃんから「伊予富士はどうだ」と言われたのだが、今の時期に伊予富士?と却下した。一週間も経たない今回、何故伊予富士なのか。私の写真集「精霊の森」が欲しいと電話を下さった内子在住の方からの手紙に、東黒森〜伊予富士を縦走されるとの事が書いてあったのだ。前日の夜には、「伊予富士にする?」と言う私の問いかけに返事がなかった。朝になって、「伊予富士に行くか?」と言ってきた。という訳で、遅くに出発したのでうまく会えるかどうか。

登山口 9:35 桑瀬峠手前 10:17 
 家を8時前に出たので、登山口を9時35分の出発となった。直ぐ前を男女2人が先行していた。おっちゃんにゆっくり行こうと言ったのに、先行の2人に待たれてしまって追い越す事になってしまった。追い越したからには、後の人よりは早く登らないといけない。(*_*; 桑瀬峠の手前でもう一組、ご夫婦と連れの女性に追いつく10時17分だった。桑瀬峠には4人のグループが休んでいたが、入れ替わりに登って行った。3人は和歌山県から来て、昨日は石鎚山、今日は伊予富士との事だった。

ナンゴククガイソウ 先行の4人 と 3人 ヤマアジサイ
 そのうちに、追い越した2人が到着、寒風山に向かうとの事だ。3人が出発してしばらくして出発。登山道にはナンゴククガイソウが咲いていた。先行の4人、少し遅れて3人が見えるだろうか。尾根道は風が吹きわたり涼しいが、少し樹林帯が右手にある場所は風が通らず暑い。木のトンネルになっている場所はひんやりとして気持ちがいい。そこで、先行の3人が休んでいて先に行って下さいと言われる。ブナが生えている所辺りは日陰になっていてヤマアジサイのブルーがすがすがしい。

シコクフウロ 伊予富士への登山道 アップダウン 先行する4人
 シコクフウロもぼつぼつ咲いてきた。伊予富士の頂上に大勢の人が立っているのが見える。早くも内子のパーティが東黒森から縦走してきているのだろうか・・・。先行の4人パーティが最後の急登に差し掛かっている。

 寒風山方面 この前歩いた尾根が見える 登っている私
 頂上直下の急登になる前の平な場所で休憩。3人が近づいて来たので頂上に登り始める。先週23日に登った裏寒風の稜線が良く見える。下りて来た人に、「さっきまで頂上にいた団体さんは、ピストンで引き返しましたか?」と尋ねると、「下の道路に下りましたよ」との事。

頂上に到着 11:50 下山開始 登って来る人とすれ違う 12:15 ブナの下でコーヒータイム 13:15 下山 13:58
 11時50分、頂上到着。頂上から道路を歩く団体さんを見る。あ〜あ、後30分早く家を出ていたら会えたのに〜残念! 先行の4人は、伊方町から来た方々だった。弁当を食べた頃に3人が到着。12時15分に下山開始。12時55分大ブナのところでコーヒータイム。14時には旧寒風山トンネル口の駐車場に帰った。あまりに暑かったので木の香温泉のアイスクリームを食べて帰った。(^。^)