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 3日【石鎚山】
 おっちゃんが「石鎚山に行こうか?」と言うので、去年も4、5日と登ったし、今年は山の花の咲く時期が遅れていたので去年よりはアケボノツツジが咲いているかもと決めた。
登山口 9:5 いつもの第三ベンチで休憩 9:41 
 朝5時起きしたのだが、結局家を6時30分頃の出発となり、登山口を9時5分の出発となった。土小屋の駐車場には県警の車がたくさん停まっている。夏山シーズンも近いので遭難救助訓練かな〜と話す。9時41分にいつもの第三ベンチの近くの岩で休憩。次々に抜かれるが、今日は一応カメラとレンズをある程度背負ってきたのでザックが重いからとしておこう。(^^ゞ

ヤマシャクヤク 10:20 登山道の整備 10:31
 朝5時から登ったという人が下りてきてヤマシャクヤクが咲いていると教えてくれる。その群生地を過ぎると、登山道を整備してくれている箇所を通る。去年もたしか会ったと思うが、被った網の周りをブヨがぶんぶん舞っているのまで同じだ。

県警の訓練 二の鎖出発 11:0 シコクハタザオ
 二の鎖元が近づくに連れ、県警のヘリコプターがホバーリングして人を釣り上げたり、下げたりしているのが見える。三脚を立てて一応写したのだが、1枚写したのみでレンズを替えている間に終わってしまった。(^_^;)彼らは、点呼を終えたら、早々の下山だった。

頂上 11:20 石鎚桜 石鎚桜
 11時20分頂上に着いてビックリ!!。写真展にも来て下さった近所の方(大阪の山岳会に入っていて、今は奥様のお里の愛媛に在住している)が庭木の消毒に来て下さった時に、北海道の縦走に松山の方を引率するので訓練の為に保井野〜石鎚山をピストンすると聞いていたのだが、会うかもとは思っていたもののピッタシ会えるとは。(*^。^*)

 去年よりアケボノツツジは少なく、ムシカリが目立つ。石鎚桜が咲き残っていて可愛かった。霧が出ていたのだが・・・、天狗岳に行く登山者と丁度良い霧の開け具合が難しい。天狗岳に行く登山者はザックをデポして身一つで行く人が多いので、観光客みたいだ・・・、登山者か信者さんなら良いんだけど。シャッターチャンスを待っている間に穴のあいた手袋の穴の部分からブヨが刺した。(>_<) 痛く、刺した痕も明瞭だ。すぐに軟膏を付けたのだが、あっというまに腫れてしまった。

東京から山ボーイ、山ガール コイワカガミ コイワカガミ 12:57
 登山口から前後していた東京からの山ボーイ、山ガールのお二人と話していて、私の石鎚山の写真が頂上社に飾ってくれていると言うと見たいと言うので案内する。二人が下りて行った後、頂上社でビールを二人で一缶飲む。waiwai隊が下山する頃、保井野からピストン組が西の冠岳下の登山道で居るのが見えた。

 西稜の方に立ち寄り、コイワカガミを見る。去年より花は遅れているみたいだった。第三ベンチの岩でコーヒーを飲んで午後3時には登山口に下りた。




 4日【皿ヶ嶺】
 昨日の土小屋で、石鎚山へ出発前におっちゃんの元同僚の奥さんと偶然会い立ち話したのだが、彼女達は名野川に一台車をデポし、もう一台で土小屋に来て、筒上山〜手箱山〜名野川と縦走し、シロヤシオ、シャクナゲを見る予定だとの事だった。

 筒上山に行けばシロヤシオが見えるのは分かっていたが、今回はパス。花も端境期だが近場の皿ヶ嶺に決めた。
風穴登山口 9:15 ヒマラヤの芥子 メコノプシス 花筏
 土曜日とあって、水の元も風穴の駐車場にはたくさんの車が停まり、たくさんの人が準備をしている。ちょっと気勢をそがれたが、写したいものがある訳でもないのでいいか〜と登り始める。水の元の青いケシが手入れされて、見やすい場所に一輪咲いている。のんびりと、みんなが写し終わるのを待っておっちゃんが写す。

 四国森林○○局の腕章を付けた女性がいるグループが急登コースを登って行ったので、風穴の横にある途中でトラバースに出るコースを登る。先を別のグループがいろいろ観察しながら登っていたので追い越させて貰う。珍しい(?)花筏も見つけた。
 フモトスミレ? クリンソウ
 周りはグリーンに包まれて吹きわたる風が気持ち良い。この前不思議に思ったクリンソウも咲き終わっていた。

 いつもの枯れ木 10:0 愛大小屋 10:40
いつものベンチで休憩、定点観測のブナを写して竜神平へ。ベンチで昼食をとる。おとうさんと来た子供たちが可愛い。小さな時からこんな気持ちの良い日は自然と親しむのは良い事だ。

ナベワリ コケイラン
 今回は、この前見なかったブナを見て、愛大小屋から植林帯を抜けて急登コースで下山する事にする。クマ○○ソウを見ようと来ているのか、たくさんの人とすれ違う。自生地でも説明する声が聞こえる。丸太のベンチでコーヒーを飲んでいると、おっちゃんの元同僚U氏が下りてきた。一緒にコーヒーを飲む。ここは、昔から皿ヶ嶺に慣れ親しんでおられる方や、クマ○○ソウは咲いていますかと登ってくる方などが出会う、心和む交差点になっている。盗掘などされず、いつまでもみんなの楽しみの場所である事を願わずにはいられない。

 下山してほとんど下りた場所で、お年寄りと女性が登って来て「人に聞いたのですがクマ○○ソウの場所はここを登ると行けますか?」と聞かれる。山登りはあまりした事がないような感じだし、枯れ木を杖にしている。女性は「野草の名前」と言う本を手に持っている。なんと答えたらいいものか・・・。「ゆっくり行けば行けますが、無理と感じたら引き返して下さい」とU氏が答えている。

 風穴で、男性一人、女性二人が手にスーパーの袋と剪定ばさみを持って下りて来た。袋の中には、笹とか、草が入っているようだ。何の目的で何を取ったのかを聞こうと思ったが、さっと通り過ぎてしまった。男性のザックの後ろに古いグリーンの腕章がぶら下がっているのが見えた。たとえ、研究目的(ひょっとして、放射線量測定だったりして・・・( 一一) )であっても、こんな一般の人達が多い日はザックにしまうとか、誤解を与えないようにしないと、見た人は山の植物は取っても構わないと思ってしまうのではないかと思う。


 9日【石鎚山】
 5月に撮影旅行に来る予定だったひよこさん夫妻だったが、体調不良の為に中止になっていた。大川嶺のツツジが撮影したいとの事で日程を決めたのだが、3日に石鎚山に登った後でロケハンに行ったが、なんて事なの・・・、全然咲いてないし蕾もついてなかった。それじゃ〜と、石鎚山のシャクナゲの撮影に決めた。

 7日夕方に我が家に到着。翌8日は私とひよこさん夫妻は“皿ヶ嶺”で撮影会、おっちゃんは私達が撮影に時間を費やすのにつきあうのはしんどいとの事で渓流釣りに行き夕食のアマゴを釣ってくるとの事で別行動になった。雨上がりで霧の中の撮影会、ブヨに刺されながらも大満足の撮影となった。おっちゃんもなんとか一匹づつアマゴを釣ってきた。

登山口 7:57 第2ベンチ 8:43 定点写真
 夕方、おっちゃんが用事があるとの事で午後3時までには土小屋に戻る計画だ。石鎚スカイラインのゲートが開く7時にゲート前に到着。登山口を8時前に出発となった。いつもの第2ベンチで休憩。

  面河道分岐10:26
 私は、おっちゃんに軽い三脚(マミヤ7Uは長時間露光しなければこれで充分)を担いで貰っているのだが、ひよこさん夫妻は三脚を担いでいるので大変だ。夏山のボッカ訓練のつもりだとか・・・。二の鎖元で休憩。三脚をザックにつけた男性2人と前後しながら登る。途中で「ひょっとして○○さんですか?ご主人に見覚えが・・・、仏心さんと写真展に行きました」と話しかけられる。そのお二人も目的は同じようだ。弥山への巻き道から面河道分岐を辿る。

二の森縦走路分岐 10:33 石鎚山をバックに 二の森方面
 その分岐から7分くらいで二の森への縦走路に入る。この時期、笹原の中の縦走路を歩く人は西の冠岳のお花畑に行くか、三角点に這い上がる人が多い。


三角点へ這い上がる三角点到着 10:57 石鎚山 三角点
 さすが〜、人気ダントツのエントツ山さんの掲示板、おいわさんのレポと四国のhpのサイトに三角点のシャクナゲが見頃の情報が出たからか、こんなマイナーな場所にも次々に登山者が訪れている。
 先の二人連れより遅れて三角点近くまで登ったのだが、シャクナゲが咲いているのが見えたので三角点に行くより先に撮影とする。この狭い場所でカメラマンが5、6人となると大変なので、先に私達が写して交替しますのでと言う。何カットか写して、三角点に行き「又、後でゆっくり写しますから」と交替する。

 昼食を食べて、コーヒーを飲んでいる間にも、賑やかな親子づれとかがやってくる。

シャクナゲと蝶 次々に来る登山者 今日のベストショット
 おっちゃんが、ここでのタイムリミットは12時30分と言うので、薄いガスもたまには上がってきていたのだが、フイルムを使い切り、カメラをしまい三角点に上がる途中で「ガスが上がってきた〜!」と声が、でも後の祭りでした・・・。がくっ! これが、デジタルカメラと、機動性のないフイルムカメラの違いね。 (*_*;

瓶が森方面 分岐でKさんにまた出会う 13:11 キバナノコマノツメ
 弥山への登山道の分岐に出る所で、「また会った〜!」と賑やかな声がした。3日にも土小屋で会ったKさんだった。「いつもhpを見てますよ〜、今日は東稜を上がってきて、お花畑へ行ってきます」と言いながら、颯爽と歩いて行った。

古い味のある標識 13:44 15:3 帰着
 私達は、土小屋に着いたらソフトクリームを食べるのを楽しみに、下山を急ぐ。おっちゃんは、途中で見つけた年代物の標識を撮っている。東稜分岐で休憩し一気に土小屋へ。なんとか3時に下山する事が出来た。

【waiwai記】
 今日もまた出会った、私の元同僚の奥方には本当に良く出会うもので、ほとほと感心する。最近では、昨年の寒風山登山口(10月23日)・先日の土小屋(6月3日)、そして本日である。また帰媛後、石墨神社の登山口の件でネットを検索していると、エントツ山さんの
「しまなみ登山隊」(平成16年11月3日)にも“高知の『はちきん』さんならぬ松山の怪力美女”として登場していた。彼女には会うたび毎に「いつかご一緒したい」と言われているのだが、まだ機会に恵まれない。もっとも、相棒のカメラ持参の山行スタイルでは実現不可能だろうし、相棒は“藪は嫌”というスタンスなので・・同行が実現するかどうかは判らない。しかし、山で会う彼女の元気を私達も貰っている。


 25日【皿ヶ嶺】
 先週の土曜日は、高速料金1000円の最後なので何処か遠くへと思い別府峡へ行ってきた。残念ながら峰越林道(林道大栃線と呼ぶらしい)が途中で崖崩れを起こしており敢無く途中までとなってしまった。その後、おっちゃんは用事が多く、又ここのところずっと暑い日が続いているので体調管理が難しい。こんな時はやっぱり皿ヶ嶺だなと決定。

久万林道の畑野川登山口 9:45 ベンチ テンナンショウの仲間
 今年の3月5日に頂上から尾根道を畑野川方面に下り、途中で竜神平と頂上の登山道に合流し下山したのだったが、雪道だった事もあり判りずらい所もあったので今の時期はどうなっているのかと畑野川コースに決めた。上林トンネルまでの上林林道を走っていると、猛スピードで下りてくる自動車にぶつかりそうになった。相手が急ブレーキをかけて事なきを得たのだが、若い女性ばかり4人が乗った乗用車だった。土・日の9時過ぎには、上林からはどんどん登って来る車がある事を知らないのだろうか!

 上林トンネルを抜けて少しの所の広場に車を停める。陣が森方面へ行ったと言う男性が早くも帰り支度をしている。久万林道を10分程で畑野川登山口に着く。このコースは一昔前(2000年9月29日)に歩いているが、楽なコースだとの記憶だ。

ギンリョウソウ 分岐 10:13 オタカラコウ?
 ここ2、3日は梅雨の中休みで雨が降ってないが、この時期の森のなかと言うとギンリョウソウだろう。あちこちに咲いて(?)いる。登山道から見える沢の流れが綺麗なので撮影出来るか下りてみたりしながら登る。少し山歩きをさぼると直ぐに身体が重くピッチがあがらなくなる。おまけに今日は暑い。(>_<) 後少しで分岐かな〜と思う辺りで、頂上からの道との分岐がある。赤いテープがついているのですぐわかる。そこを少し行くとオタカラコウだろうか、沢にぴっしり葉が茂っている所があったので三脚を出して撮る。

植林帯の道 ブナ出て来たら頂上は近い 頂上 11:5
 そこから植林帯になる。3月に下りた時は雪で登山道がわからず、何日か前に誰かが通った消えかけた足跡と赤テープを頼りに辿るしかなかったのだが、今の時期は思ったより踏み跡が明瞭で迷うところはなかった。自然林になりブナの木が出て来たらすぐに賑やかな頂上だった。

頂上のツツジ ギンリョウソウの群落 若者のグループ
 土曜日とあって頂上には次々に登山者がやってくる。ササユリが咲いているか探している人がいたが、蕾も見つける事が出来なかった。昼食後、十字分岐経由で竜神平、上林峠と下山する事にした。途中の登山道にはギンリョウソウの群落がたくさんあった。若者のグループ5人が登ってきた。

十字分岐 竜神平でコーヒータイム 12:20〜12:45 おっちゃんの山ボーイ姿
 竜神平への途中で、何やら歌が聞こえてきたので、水の元でそうめん流しでも始まったのかと思ったが、“今日は中止”となっていたので違うしな〜と思っていたら、明神平のベンチで女性二人が歌を練習していたのだった。コーヒーを飲んで下山開始。掲示板におっちゃんが『右膝の調子がうまくなく(?)一年ほどが経過しました。近々、診て貰うようになりそうです。たぶん、“油切れ”状態じゃなかろうか?と、自己診断しています。』と書いていたが、病院での診断では、膝のレントゲンで見ても大丈夫、軟骨がすり減っているのかな〜とかで湿布を貰って来たのみだった。それで、私のCWーXを貸してあげたので、それに半ズボン、今風のソックスを履くと、後ろ姿だけは山ボーイだ。(^^ゞ

初夏の竜神平 アザミと蝶 蕾が付いているのを見かけたのはこれのみ
 竜神平には、ノカンゾウが一か所だけ咲き、咲き始めたばかりのアザミには蝶が舞っている。登山道脇で見られたササユリに蕾がついているのは一株だけだった。

展望岩から陣が森  上林峠 13:25
 上林峠への階段の途中の岩の展望所は風が吹いていたのだが、湿気の多い南風だった。階段の下の方で女性の声がしていたのだが、頂上で会った女性ばかりのグループだった。いったん階段を降りて、また登ってくるので「夏山の訓練ですか?」と聞くと、苗場山方面に行くとの事。予定が決まっていて羨ましい。

分岐 下りてきた道を見上げる 上林峠への標識 13:35 車に帰る
 後は、標識に従って陣が森への道路に出て、久万林道を少しで車に戻った。やっぱり、このコースが一番頂上に近いようだ。上林林道は、2時頃だと言うのにどんどん車が上がってきて、スポーツタイプの車とすれ違うもこんな道路は苦手なのか離合に手間取る。これも、今週から高速道路1000円がなくなった影響なのか・・・。