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 1日【石鎚山】
 天気予報ではこの寒さも先月末までとの事なので、昨日は白猪の滝へ撮影に行った。おっちゃんは朝から用事、昼からも用事、その後母の病院と忙しい。白猪の滝の駐車場まで送って貰い、朝の用事を済ませて迎えに来て貰った。白猪の滝は今までで最高の凍り具合だったので、滑川渓谷に行きたかったんだけど・・・。
 「こんな事では石鎚山には行く事にならないよね」と言ったら、「明日いくか」と言うので、日帰りで行っても撮りたい写真は撮れないけど、夜明かし峠の霧氷は撮れるかもしれないと登る事にした。

ロープウェイ 8:30 成就社へ急ぐ 快晴の石鎚山
 石鎚山ロープウェイの始発(9:00)に間に合うように出掛ける。思ったより早く家から1時間くらいで8:0に到着。駐車場のおじさんに始発時間を聞くと8:30との事。急いで支度をして飛び乗った。(帰って石鎚山ロープウェイのサイトを見ると、トップページの『石鎚ロープウェイ不定期通信(冬はゲレンデ情報)始めました。こちらをご覧下さい』とあって、クリックすると *明日の営業時間* が書いてある。)

9:15 出発 鳥居の所 9:27 八丁 9:34
 成就社まで20分、白石旅館で前日はカメラマンが二人入山している、雪は降ってないからトレースはある事を聞き、登山届を書いて9:16に出発。八丁9:34、登りになった所でアイゼンを着ける。

徳島の登山者 8:59 登りはだんだんきつくなる 
 アイゼンを着けた後、ロープウェイで会った徳島の男性に抜かれる(10時前だった)。その後、傾斜がだんだんときつくなってきた。

前社ヶ森 10:34 休憩所への巻き道を下る やっと着いた10:42
 10:34に前社ヶ森の標識を通過、巻き道は歩きにくく、休憩所への登りもきつい。1時間くらいで着くと思っていたのに1時間20分かかってしまった。ここまで休まず来たので疲れた。先程追い越して行った人が入れ違いに出発していた。休憩所では、「昨日降りてきたが、16時過ぎになったのでここでテントを張って泊まった。頂上では“プロ級”の二人のカメラマンが泊まったようだ」と男性が言っていた。おっちゃんが「プロ級って、何がプロ級なんかなぁ〜」とつぶやいている。昨夜は風がきつかったと言っていたので夜明かし峠の霧氷の期待が膨らむ。

見えて来た  
 ますます雪が深くなって、先の徳島の人のトレースが夏道と違う所についている。そこを乗っこして少しで、石鎚山が見えてきた。

石鎚山 夜明かし峠 11:25
 11:25に夜明し峠に到着。

撮影中  
 期待した霧氷はかけらも着いてなかった。(*_*; 仕方なく、影と天狗岳方面を撮影。頂上まで行けば行けない事もなかったが、撮影目的の私はめげてしまった。

テント場付近から  
 テント場の手前で、先程の徳島の人が二の鎖の巻き道へと行くのが見える。私たちは、ここから引き返すこととした。少し下りると、男性が一人登って来て「疲れた〜」と言って登って行った。夜明し峠で弁当を食べて13時に下山開始。

ツララ 休憩所に戻る 13:17 
 シラベ(?)の雪が融けてツララになっている。休憩所では休まず、途中でコーヒー休憩をとる。

八丁に戻る 14:10 14:36 成就社に戻る
 八丁を14:10に通過。雪遊びに来たのか若者3人が「頂上まで行ったんですか〜」と聞いてくる。成就社まで1キロの標識からがしんどい。14:35成就社に戻り、白石旅館でぜんざいを食べる。奥さんに頂上まで行ったのかと聞かれる。(^_^;) 根性無しのwaiwai隊でした。


 19日【皿ヶ嶺】
 今月は、1日に石鎚山に行ったのみで5日(土)は写真クラブの例会・新年会だったし、6日(日)は5日に夜遅く帰ったので山へ行きそびれた。11日からの連休も、最後の冷え込みと思われるチャンスだったが、奈良で開催中の知人の写真展、写真クラブの講評会、その他もろもろ大阪での用事があり予約も済ませていたので山へ行けなかった。

そんなこんなで、久しぶりの山歩き。霧氷はなさそうだが、このところの気温の上昇も今日だけは冷え込むとの事なので皿ヶ嶺に決めた。

水の元出発 9:0 堰堤の雪も融けて減っている 風穴には新しい車のタイヤ痕はない
 今週は雨が降ったり、暖かかったりしたので林道の雪も融けているだろうと水の元まで車で行く事にした。途中の“林道上林河の内線”は3月15日まで改良工事中で回り道を通る事になる。殆ど雪もなくなりカーブを曲がるうちに雪の上を走るようになるが、その雪を剥ぐ工事をしていてショベルカーが避けてくれる間に工事の人が「昨日剥いだ所の融けた水が今朝は温度が低いので凍っているかもしれないので気をつけて」と言ってくれる。その工事は、水の元から下へ進んでいる。

 車はwaiwai隊車と、後からきた軽自動車のみだ。9時に水の元を出発。堰堤の雪も大分融けている。

9:25 風穴を出発 直登コース 古いトレースしかない 
 風穴を9:25に出発。急登コースを登る事にする。古いトレースはあるが、雪が融けて判然としない所もあるし、あまり締まってないので壺足になる。

深い壺足 直登コースを止めていつものコースで 9:57 途中の分岐から直登コースへ
 この壺足になった時って、なぜが可笑しい、なったからって怒ってもしょうがないしねぇ、笑ってごまかすしかないよね。おっちゃんが壺足にならなかったとしても、重量級の私がならないとはかぎらないし〜。(^^ゞ という訳で、急登コースは途中で諦めて引き返し普通の登山道を行く事にした。30分はロスしたな〜。

 のっこした所 十字峠分岐 11:6
 カメラを首からぶら下げた方が早くも下りて来た。「早いですねぇ」と言うと「途中で引き返してきました」との事。「今日は霧氷がないからね」と言うと笑っておられた。

 途中にある分岐から急登コースに入る。上の方では霧氷がサラサラと落ちた上を歩くようになる。引地山との分岐の辺りで、いつもお会いする女性が登ってきて、「昨日よりは今日は温度が低いから締まっています。昨日の私の壺足がたくさんあったでしょ。だまし討ちに遭うようなものですから」と言って先行して行った。だまし討ち・・・、上手い事言うな〜。(*^。^*)

11:36 頂上 山の色が何とも言えない良い感じだった 石鎚山
 尾根の右側の雪は植林の檜の枯れ葉が落ちているが、左側の自然林の雪は真っ白で綺麗だ。頂上に着いた途端に見えた久万方面の山々のすっきりとした色合いに思わず「わあ〜!」と声が出た。単独の男性が休んでいた。ちょうど昼前の11:30過ぎだったので昼食とした。

頂上から竜神平へ直ぐの所の石鎚山ビューポイントからは、スッキリと石鎚山が見えた。

  夏道は厳しいロープがかかっている岩場
 竜神平への登山道にも所々に深い壺足の後がある。登山者とすれ違う時は特に注意しないといけない。登り優先だが、4、5人のグループが待っていてくれた。

12:25 愛大小屋 明神平 明神平への標識
 今日は暖かいので愛大小屋には入らず、ベンチが露出していたので腰かけてコーヒータイムとした。前の広い所にシートを敷いてゆったりお弁当などを広げているグループもいた。竜神平を横切り、上林峠コースの道へ。

少し霧氷が残っている  ベンチ
 霧氷が融けかけているがまだついている木がある。この辺りは風の当たり具合で霧氷がつきやすいのだろう。単独の女性とすれ違う。すれ違ったとたんに、なにやら唄を唸っている。それぞれに楽しんでいるのねぇと嬉しくなる。

いつもの枯れ木 瀬戸内海と島がなんという色だろう 足一本のトラバース
 いつもの枯れ木とベンチの所で、むこうから人声がしたのですれ違うのは大変だから待つ事にした。途中から見た瀬戸内海に浮かぶ島が今日は不思議な色をしている。靴一足のトレースの場所はいつ通っても気持ちのいいものではない。

 大きな木の所で、若い女性二人が休んでいて「行こうか止めようかと迷っています」と言うので、おっちゃんが「年寄りでも行っている、若いから行けると思うけど」、私は「アイゼンは持っているの? 靴一足の所もあるわよ」と言って別れた。

風穴へ下りる 14:10 水の元に帰着 雪をはがした道路の様子
 風穴に一台分のタイヤ痕があり、水の元に下りる所の道路に車が一台停まっていた。水の元への林間から堰堤の向こうの道路に軽トラが停まっていて、チェーンを巻いているのが見えた。水の元には軽四で来た夫婦が水汲みに忙しい。帰り支度をしてさあ帰ろうと、さっきの軽トラの様子を見るとタイヤが空回りしているし、道具がないらしく板切れて雪をどかしているのが見えたので手伝うことにした。運転席にはワンコが不安げにしていた。持って行ったスコップで、あっちやこっちの雪を除けて、何度か前から押したり、後ろから押したりしているうちに脱出できた。困った時はお互い様よね。