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 2日【寒風山】

 10月23日に笹ヶ峰に登った時に、寒風山・伊予富士の登山口で会ったおっちゃんの元同僚の奥さんが、旧寒風山トンネルの西口から寒風山に登ったとの事で、waiwai隊も登ってみる事にした。

8:45 旧寒風山トンネル西口 頂上まで3時間の標識 有り難い標識
 23日に見上げた時は、岩峰に紅葉が綺麗だったのだが、もう上の方は紅葉が終わっているようだ。27日には今年初めての寒波で紅葉に霧氷の写真が、新聞の紙面やネットを賑わしていた。今日は、曇りのち晴れの天気予報だったが、岩峰の辺りでどうなるだろう。

 8:45に出発。すぐに“寒風山へ3時間、ロープあり”の標識がある。標識が整備されていて安心だ。


9:5 第一ロープ 9:15 第二ロープ 登る
 20分で名付けて第一ロープに着く。ここを上がるともう引き返せないし・・・、としばし考える。上でおっちゃんがあきれている。(^_^;) 意を決して上がる。10分弱で第二ロープ、ここでも直ぐには上がれない。なんとかクリア出来た。(元気そうに見えて、リウマチ患者なのよ〜)


尾根の岩の辺りから 紅葉が綺麗 伊予富士方面
 落ち葉で踏み跡が隠れているが、先行した女性グループ5人が登っているので少し踏み跡がある。テープを確認しながら登るが、所々判りにくい所がある。そんな場所では、立ち止まって落ち着いてみると、間違って行きそうな所に枯れ枝で通せんぼをしてくれている。後は、足を置く場所さえ間違わなければそれ程危険な場所はない。

 9:55に写真撮影に良い場所に着き、カメラを出す。

  終わりかけの紅葉も風情がある 岩稜が近づく
 再び登り、岩峰が迫って来た場所でカメラを出す。先行の女性グループの歓声が聞こえた。


岩に左頂上への標識がかけられている 岩の所の紅葉が綺麗だったんだけど 小沢にかかる落石注意の標識
 岩峰の下をトラバースするようになる。ぬかるんでいるので少し緊張する。小沢を渡る所に落石注意の札が下がっている。

トラバースの道 標識
 まゆみの大木があり、紅葉が終わっていてがっかりした気持ちを慰めてくれる。岩の下で休憩。

まゆみの小枝が落ちている わ〜い まゆみ! 有り難い 標識
 ここらあたりから、あちこちにまゆみが咲いていて嬉しい。お花畑を上に辿って登山道に出るのと、直接登るのとの標識がある。

大岩の陰で休憩 まゆみ
 天気予報通りに天気が良くなってきた。

  笹原になりつけられている赤テープ ここは私でも大丈夫
 しばし、まゆみを撮影する。笹原、ガレ場をを登るようになる。

有り難いロープ 頂上まであと少し 13:20 寒風山頂上
 しっかりしたロープを設置してくれている所を登りきると、寒風山の頂上に後少しの登山道に下り立つ。13:20に頂上に到着。4時間30分もかかった事になる。(写真を撮るのに時間がかかるからね。(^_^;))

 弁当を食べていると、九州のご夫婦が笹ヶ峰に縦走していたと帰ってこられた。行く前は、ガスの中だったそうだ。

 危ない所はロープ 登ってきた裏道の辺りが見える
 桑瀬峠までの登山道も懐かしく、よく整備されているのに驚いた。

14:20 桑瀬峠  15:10 下山 旧寒風山トンネルを歩く 
 桑瀬峠でコーヒータイム。先程のご夫婦が降りてきて、27日の寒波の時は石鎚山に登ったそうで、一週間も四国に滞在してあちこち登っているとの事だった。車を停めている西口までヘッドランプの光を頼りにトンネルを歩く。結構長く、真っ暗で風が強くて寒かった。それにしても、先行の女性グループ、高齢の方もいたようだがすごいな〜!


 4日〜6日【轟の滝めぐり・蒲生田岬】

滝への鳥居 本滝 二重の滝
 徳島生まれなのに、轟の滝へ行った事がなかった。滝の駐車場で車中泊、蒲生田岬の民宿で一泊の予定で出掛けた。轟の滝は暗くて、私のカメラ(4秒しか測れない)では撮りにくかった。車中で買ってきた弁当を食べると、寝るしかない。ふと目覚めるとまだ10時。トイレに行って、もう一度寝る。2時30頃に車が来た。カメラマンかな〜と思ったが、明るくなってみると車の主はいない。近くの住民の車だったのだろう。

二重の滝を横から 丸渕滝 三十三才滝
 轟の滝の本滝を撮影後、滝巡りをする事にした。時間はたっぷりあるので、二重の滝に下りたりして鍋割神社まで1500mを巡った。おっちゃんは滝の撮影に余念がない。私は、ジンジソウが群生していたのを写しただけだった。

鍋割神社 鍋割の滝 バス停でバスを待つ人々(笑)
 平日だし、まだ紅葉には早かったので観光客も少なく、一組のご夫婦とすれ違っただけだった。後は、海の幸が楽しみな蒲生田岬の民宿に行くだけなので、日和佐から南阿波サンラインを走り、海岸線の道を辿って、おっちゃんが徳島時代によく釣りに通った伊座利に寄ってみたりした。

蒲生田燈台から  モニュメント
 民宿のおかみさん(と言っても若い)は、一の森で同宿したのが御縁で、大阪の写真展にも来てくださり、徳島での写真展では竹の器にお花も生けて下さったのだ。私の写真集をお店に置いて下さっているとの事で、ぜひ行きたいと思っていたのだ。この一年、家の事で忙しく久しぶりの遠出だった。

 まず、翌日の早朝撮影のロケハンに燈台に行き、場所を決めた。それから、近くにある船瀬温泉に入湯後、民宿に帰る。夕食のお魚料理が豪華、美味しい! グレの姿造り、伊勢海老のさしみ、サザエの壺焼き、カワハギのさしみ、その他いろいろ、サービスで伊勢海老の塩焼き、ご飯はむかご入り。食後のコーヒー、お腹一杯になりました。(*^。^*)

 翌朝は、5時に出発。岬はすぐの所。カメラマンはwaiwai隊のみ。海の向こうに厚い雲があったが、伊島の周りに漁船の灯りがともってなかなか良かった。これに味をしめて、又行くのだ。


 8日【皿ヶ嶺】

前の家から移植した“初嵐”が咲いた 大阪でもずっと咲いてくれた小さな水仙を寄せ植えした 道路側にはジュリアンを植えた
 今年の初め、旧家を壊す前に植木屋に仮植えして貰い、新築後に移植した椿の木10本、夏の間の毎日水やりがたいへんだったが全部無事についた。そして、蕾もびっしり付けて花(初嵐)が咲きだした。
風穴の森林公園のもみじ ブナの黄葉 ブナ
 今日も、おっちゃんの用事が10時過ぎに終り、皿ヶ嶺にブナの黄葉を見に行く。木によっては散っていたりしたが、まあまあの木もある。

太陽を入れて 森のフラダンサ〜 竜神平への道
 いつもの竜神平への周回コースをたどる。一か所、紅葉が散り敷いて綺麗な場所があった。いつ行ってもガッカリさせない山だ。(^。^)


 9日・12日【小田深山】撮影
 9日、12日と夕方から用事があるおっちゃんなので、それまで小田深山へ撮影。おっちゃんの写真です。(いままでも山行記の写真は殆どですけどね)

9日
  

12日
  


 13日【法師山】
 今日は、一日大丈夫と言う事で、久しぶりに撮影抜きの山行となった。この時期になると、藪も薄くなっているだろうし、さくら山行会が登山道の整備をして下さっているとの事なので、懸案の周回コースに決めた。

唐岬の滝との分岐 9:24 この前裏返って倒れていたのを立てなおした標識 右手にある踏み跡に矢印があるが白猪峠への矢印ではない
 9:24出発。唐岬の滝との分岐の辺りの道も落ち葉が散り敷いている。この前、作業林道の抜けて裏返っていたので立てておいた標識も無事立っている。その標識に誰がつけたか、赤テープが巻かれていた。20分程で、尾根に着く。こんな矢印、前にあったかな〜? 矢印って難しいよね。帰りはこちらと言う意味か、それとも伐採地に向かう道をさしているのか・・・。

おっちゃんが行ってみた伐採地 白猪の滝方面
 おっちゃんが、伐採地の方へ探索に行く。さあ〜、尾根から下って、白猪谷分岐へ。遠くに白い標識が見える。道もはっきり見えるな〜。

白猪分岐より伐採地 法師山方面 
 白猪谷分岐から一枚パチリ。法師山方面もパチリ。植林帯の明瞭な道を抜けると、石垣の積まれた広い所がある。

茶屋(?)跡で休憩 白猪峠 10:50 峠のお地蔵さん
 10:33ここで休憩。10:51白猪峠着。

ツチグリ 笹を掴みながらの急登 残っている紅葉もある 白猪山 11:15
 この辺りの紅葉は終わっているが、少し残っているのもある。11:15白猪山。

林道が伸びてきている 石墨山への標識 11:30 法師山 11:38
 縦走路のすぐ下に林道が通っている。石墨山のトラバースの標識があるが、まっすぐ登る。11:38法師山。法師山を下りてすぐの所で、男女2人づつのグループに会う。唐岬の滝登山口から石墨山に登り、石墨神社からの登山道が整備されたので偵察に下りて、こちらへ来たとの事。白猪峠から周回で唐岬の滝登山口へ下りたらと言うと、まちがったらいけないので、今回はピストンしますとの事だった。また、一人男性が白猪の滝から登ってきたとの事だった。その人は、『東温アルプスガイド』を持っていたとの事だった。

石墨山方面 石墨のわかれ 12:5 東温アルプス方面
 丁度12:0頃に石墨のわかれに到着。お昼にした。この分なら石墨山に登る体力と時間はあるが予定通りここまでとした。下山の急坂は滑りやすく、難儀した。


伐採されたひのき林 東温高校の小屋前でコーヒータイム 13:5 伐採の為作られた作業道
 植林地帯は伐採が進んで様子が一変している。東温高校の小屋の辺りで、コーヒータイム。この前の作業林道よりは固まって歩きやすくなっていた。

植樹年月日の標識  唐岬の滝
 ≪昭和37年に全校生徒職員にて植樹≫と書かれた木が立っている。そう言えば、切り株の年輪をおおよそで数えたら約45年だった。この時期の登山は夏より楽なので、いつもなら唐岬の滝に行くのはパスするのだが、ロケハンに行く気持ちになった。簡単に行けると思うのだろう、ハイヒールの若い女性や、赤ちゃん連れの方も行っているが途中で引き返しているようだ。滝の前まで行くのは、けっこう下りるからね。

 滝から帰り、白猪谷分岐に行く分岐の正面の小滝を見に行ったのだが、白猪の滝から登ってきたという男性だろう、石墨山からこちらに下りて、白猪谷分岐方面に行くのが見えた。そして、法師山の手前で会った女性達が白猪谷分岐への道の確認に来ていたのにも会ったのだった。


 27日【伊予富士】
 山の紅葉も終り、何度か撮影に行った小田深山も晩秋の佇まい、我が家に植えたイロハモミジも綺麗に色づいてきた。後は霧氷、雪の撮影しかないねと、次の冷え込みが来たら“伊予富士”と決めていた。

11/19 小田深山  我が家のイロハモミジ
 紅葉に霧氷は、“寒風山”へ行けばよかったのに10月の末には黒岩山へ行ったので、その時は薄〜い霧氷しか撮れなかった。

伊予富士方面 9:35 登山口 休憩 10:0
 「そんなに早く行かなくても良い」とおっちゃんが言うので、家を8時頃の出発となった。旧寒風山トンネルへの道路から、まだ雲に覆われている伊予富士方面が見えた。9:35に登山口を出発。三々五々グループが出発している。

寒風山 一回目 カメラを出す 10:30
 桑瀬峠を越えて振り返ると、寒風山方面も霧氷に覆われている。道路から見えた雲も吹き飛んで、雲一つない青空に霧氷が綺麗だ。一回目のカメラを出す。

二回目 カメラを出す 10:57 霧氷のトンネル 
 登山道が尾根の北側になると、大きなブナが現れる。私の好きな大木だ♪ 二回目のカメラを出す。その間におっちゃんは霧氷のトンネルを写している。

三回目 カメラを出す 11:30 四回目 カメラを出す 12:0 
 やがて、瓶が森への稜線が見えてきて、三回目のカメラを出す。箱庭のような場所でも四回目のカメラをだす。

  12:30 頂上着
 いよいよ頂上が近づいてくる。早くも下りて来た方が「360度のパノラマで、綺麗ですよ〜」と声をかけてくれる。途中で抜きつ抜かれつしたグループも下りてきて、写真を撮っていて遅れたのですかと話しかけられたので、「フイルムカメラなので時間がかかります」と答える。

 女性が一人、登っていたので声をかける。仲間には先に行って貰い、行ける所までと来たとの事。「もうすぐだからがんぱって!」と声をかける。その女性の仲間が下りて来て、彼女が頂上近くまで来た事にビックリしていた。「愛南町から来た」とのことで、石鎚山、笹ヶ峰とここで登山は三回目だそうだ。靴も普通のスニーカーだった。

石鎚山 瓶が森方面  12:43 下山
 頂上からは、石鎚山への稜線が全部見えた。風が強く寒いので、少し下りて風の当たらない所でお昼にする事にして下山。アイゼンはいらないものの、凍っている所もあるので恐る恐る下りた。さっきの女性のお尻が泥だらけだ。おっちゃんによると、滑る所は尻で滑って下りていたそうだ。

寒風山方面 霧氷のかけら
 昼を過ぎると温度が上がり、霧氷が溶けて登山道に降り積もりシャリシャリと気持ちよい。

霧氷舞い散る
 大ブナの所でフイルムを使い切ろうとどうでもいい写真を撮ってしまったので、おっちゃんのコンデジのような、風が吹き、溶けた霧氷が舞い散っている写真は撮りそこなってしまった。(*_*;

 桑瀬峠で少し休んでいると2時過ぎだと言うのに、寒風山に登るという人が来る。伊予富士から瓶が森方面に行けますか?と尋ねられる。土曜日だから高速の1000円効果で他県から来て、今日は寒風山、明日は瓶が森方面へ縦走と計画しているのかも。

 このコースで、一番いやなのは登山口まであと少しの急坂だわと思いながら車に帰ると、おっちゃんが誰かと話している。なんと、kyoさんご夫妻だった。waiwa隊が家を出た頃には登山口を出発して、寒風山〜笹ヶ峰〜笹ヶ峰南尾根〜林道と歩いた(kyoさんのサイト)そうで、今までで一番の霧氷だと言っていた。山で知人に会うのは、やっぱり四国に帰ったのねぇ〜と実感させられる。