2006年    




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 11日(日)は、去年の6月4〜5日に大台・東ノ川に行った時に見つけておいた場所のシロヤシオを撮りに行く予定だったが、写友と9日(金)に大台ケ原に撮影に行ったのでやめて、津風呂湖温泉でゆったりする事にした。
 吉野山が近づいて来た頃に思いついて、写真教室で吉野山へ行った時に、古代マキを撮影したのだけれど、今ひとつの出来だったので寄って貰う事にした。上千本の方へ行かなければならないのに、道を間違えて下千本の方へ行ってしまったが、途中で自然でなくて植えてあるんだけど、綺麗なササユリを見る事が出来た。


ササユリ 古代マキ
 津風呂湖温泉は注意してないと通り過ぎてしまいそうな小さな温泉で設備もいいとは言えないし、入浴料が900円と高いが、食事も出来るしいい温泉だ。


 18日【大台ケ原】

 天気予報では、午前中は雨で午後は晴れるとの事なので、正木峠辺りのシロヤシオが咲いているだろうと思い決めた。途中で苔の原生林を撮る予定なので3時30分に家を出発した。2時間30分で撮影ポイントに着いた。

原生林の苔 岩にも苔
 去年の秋に写友と来た時は、晴れていたので苔のしっとり感がなかったが、梅雨で苔もよく付いていて思い通りだ。おっちゃんは一眼デジカメを忘れて、私の助手に専念してくれたしね。(^_-)-☆

シロヤシオ 雨中のシロヤシオ
 大台ケ原駐車場から大台荘の横の道を日出ケ岳方面へ向かう。ふと見ると、おっちゃんは登山靴でなくてスニーカーを履いている。いくら整備されているとは言え、雨の大台は・・、9日に写友と来た時も、スニーカーの写友は靴の中までビショビショになったって言うのに・・。案の定、すぐに水溜りが出来ていてビショビショになったみたいだ。やれやれ、せっかく登山靴を持って来ているのにどうした事なの〜?

 日出ケ岳と正木峠の分岐にある展望デッキに来ても、シロヤシオはちらほらしか咲いておらず、正木峠から来たカメラマンも「今年は既に散ってしまっている」と降りて行ったが、私はあまり散った後もないし、今年は裏年で咲いてないのだと思った。それでも、少し咲いていた木と枝を写した。


サラサドウダン 苔
 枯れたり、立ち枯れしたトウヒの正木ケ原の木道を降りて行くと展望デッキがあって、一昨年来た時は鹿がたくさんいたが、今年は遠くに数頭のみだった。さらに降りると中道との分岐で、屋根付きの休憩所がある。おやつを食べる事にして行くと、カメラマンが休んでいて「シロヤシオが咲いていませんね」と言うと、「去年はシャクナゲも良く咲いていたが、今年はシャクナゲもいまひとつだったし、シロヤシオは全然咲いてない。靄が出たらブナを撮ろうと待っているが、出そうにないね」、「鹿避けのアミや柵がたくさん設置されてますね」と言うと、「鹿も大分減らしているんだよ、余り出会わなかっただろ」等と話した。

 ここから牛石ケ原〜大蛇ぐら、シオカラ谷に行くのだが、9日にシロヤシオは満開だったし、靄も出そうにないので引き揚げる事にした。駐車場には昼前に着いたので、食堂でうどんセットを食べて帰る事にした。

 フィルムが4枚分余ったので、朝撮った場所のサラサドウダンを撮っていると、苔の所に陽が射して来たので2枚撮った後、大台ドライブウェイを帰っていると、所によっては霧が吹き上がって来た。苔の所にも靄が出てるかも・・と引き返してみたが靄はなし・・。道路から原生林に降りれる場所があったので偵察に行くと、いい被写体があったので、写そうと準備をしたが・・、サ〜っと靄は消えた・・。そこでコーヒーを入れて飲んだりしながら1時間ほど待ったが、二度と靄は来なかった。(^^ゞ そして、蚊取り線香を付けていたのに、私だけブヨに刺されたのだった。

 入之波温泉・山鳩湯は相変わらず駐車スペースがなかったので、五色の湯に入湯して帰った。


 25日【伊勢辻山】二俣

 21日に病院に行って、とうとうリウマチの本格的な治療をする事になり、リウマトレックを22日(木)朝・夕、23日(金)朝飲んだ。薬が合わない事もないのか、心配した副作用もまだ出てないし、先生が「むしろ、少し運動した方がいい」と言われたので、一時間位の山歩きなら大丈夫かと、鎮痛剤を飲んで、去年の今日登った“伊勢辻山”の帰りに寄った、コアジサイの楽園((^_-)-☆)に行く事にした。

コアジサイの群落1 コアジサイの群落2
 天気予報では、午後から小雨だったので、ゆっくり出発。大又のあのおばさんに1000円の駐車料金をとられないように、なんとか林道に車を停めて10時45分に出発。和佐羅滝への分岐(標識がないので、つい行ってしまう)を右手の登りの方へ辿る。すぐに急坂になるが、急な登りはここだけなのでゆっくり登る。

 去年は和佐羅滝に行って、滝の上部の道なき道を這い上がるように登ったが、今年はそんな元気はない。その滝の上部で雨が降ってきたのでカッパを着る。私は35ミリカメラのザックと軽い(おっちゃん用)三脚、おっちゃんは私の67判のフルセット、重い(私用)三脚と自分の一眼デジカメを背負っているので、スピードが遅い。最近、山へ行けないので、その代わりのポッカ訓練と思ってね、おっちゃん!
 (^^ゞ

 又迫谷の左岸を滝や渓流を見ながら、ゆっくり歩く。途中のコアジサイが余り咲いてなくて・・、今年は他の山の花と同じで一週間遅れてるのかな〜と心配しながら歩く。一時間くらいで着くと思っているから休まず歩いたが、二俣まで1時間45分かかって、12時30分に着いた。そして、二俣から20分で、ほのかな花の香りと共に、満開のコアジサイが咲いている場所に着いた。

コアジサイ
 おっちゃんに「雨だから、先に私の助手に徹して、終わってから自分のデジカメで写してね」と言ってあったのに・・・、あっち行ったり、こっち行ったりして、助手に専念は無理だったわ・・。 (-"-) 

 最初は靄はなく、雨でしっとりしているからいいかと写していると、時々下の方から靄が漂ってきたりする。それを写そうとするのだが、すぐに消えてしまう。山ヒルがいるかもと、靴にヒルノックをスプレーしておいたが、いないようだった。その代わりブヨはたくさんいて、シャッターを押している時にこめかみを刺されたが仕方がない。その後すぐにD軟膏をつけたら、腫れもせず治った。持って来た蚊取り線香や、網を被ってしばらく靄待ちをしたが、なかなかシャッターチャンスは巡って来ない。それでも何枚か写せたし、4時前になったので帰ることにした。

 珍しく登山道で誰にも会わず、5時前に車に帰って、やはた温泉に入湯して帰った。