2005年         




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 4〜5日【東の川で沢遊び(台高)】

  薮日記へ


 19日【西大台ケ原
 暑い、山ヒルが・・等と言って行く山がなかなか決まらず「撮影でいいよ」と言うので西大台に決めた。
  

 まず2週間前の千石ーを登ったあたりからが綺麗だったので行ってみた。ガスが薄く来るが上の方を流れるだけだし、シロヤシオも終わっていてダメだった。
 駐車場に戻り早くもビールを飲んで、この前とは反対周りで展望台までの予定で出発。ナゴヤ谷にかかる最初の橋を渡ると、ナゴヤ谷の渓流に沿った道となる。渓流の綺麗な所で谷に降りて写そうとすると、対岸で男性がウロウロしているので、よ〜く見ると大きなレンズを装着しているので、鳥でも撮っているのだろう。お邪魔してもと思い早々に引き上げた。木橋を渡りタタラ水を過ぎると、白い花が咲く木がたくさん咲いていたので、お昼に休んで一枚撮った。ここまででカメラマン1人に会っただけだった。
 岩ゴロゴロの急坂を下りて、赤い吊り橋(錆びて赤いとは言いがたいけど)を二つ渡るとバイケイソウの群落がある湿原に着く。ロープが張ってあるので中に入って撮影が出来ないので、山手の方に行って一枚撮った。若い男性のカメラマンが向こうから来た。

 展望台への途中で、変わった木を見つけた。おっちゃんがデジカメで撮ったが暗くてシャッタースピードが遅くブレてしまっている。展望所でコーヒーの準備をしていると、少しガスが晴れてきて滝がチラッと見えた。しっとりとしている筈の西大台もこのところの梅雨とは思えない天気で、らしくないので期待はずれだった。
 帰りに、前回5時を過ぎて入湯できなかった入之波温泉の『山鳩の湯』(39.5度の泥水のような色の湯でダイエットに効果があるとの事)に入湯して帰った。


 25日【伊勢辻山】
 明日、車を車検に出すので、土曜日に山へ行く事になった。「明日は行った事のある所やな」と言う訳で、この前は東吉野の“大又〜薊岳〜明神平”だったので、今度は“大又〜和佐羅滝〜伊勢辻山〜赤ゾレ山〜国見山〜水無山〜明神平”の予定で出掛けた。大又へ行くには、針ICから行ったらどうだろうと、今日は近畿道〜西名阪〜R25号で針ICという経路にした。ここからは地道だ。R369号で榛原を目指し、県道31号〜R166号〜県道16号という“ややこしい」道順となった。結局、有料道路を使って、遠回りしたのだった。
和佐羅滝 滝の左岸を這い上がる 杉林の中にコアジサイが咲いてきた画像にマウスポインタを置くと説明がでます。

 大又で前回は道路脇の広い所に停めれたが、既に停まっていたので空き地に停めて準備をしていると、おばあさんがやって来て「何処へ行くの?」とか、親切そうにいろいろ聞くのでしばらく立ち話をした。「ここに停めていいですかね〜」と聞くと、「ここは家の土地で」に始まって、土を入れるのに最初はお金はいらんと言いながら口約束だったので30万かかった、固定資産税もいる・・・。駐車料金は1000円(高い〜*_*;)貰う。梅を買ってくれんか、お茶は買わんかと長々と話して、1000円払うとお土産にお茶をあげると言い家に帰って行った。出発の準備が出来たのにお茶を持って来ないので見に行くと、もう一組のご夫婦が滝への登山口に来たので、あそこ(私達が停めた所とは別の道路脇)は無料ですかと聞くと、おばあさんの土地で停めなはれと言われたので停めたとの事。おばあさんがお茶を二袋持って来て、もう一組にも渡していた。

 9時30分に出発。沢沿いの道を少し行くと、右に広い道が分かれているが滝に行くのだからと道なりに沢沿いを行くと、やがて小滝が現れて先ほどのご夫婦が「写真を撮りながら行きますのでお先にどうぞ」と言われるので先行したが、だんだんと道が判然としなくなり、赤いテープと黄色テープがあるもののどちらも不明瞭だった。先ほどのご夫婦も後を着いて来たが沢沿いの方を選んで、岩を越えたりしながら道とは言えない所を辿って行く。すると前方に立派な<和佐羅滝>が現れた。

 カメラを出して滝を写していると、ご主人が大きなカメラなのに小さなグラグラの三脚(今日は長帳場なので^_^;)にビックリしていた。滝の左岸を登って行くと涸沢のようなザレ場を登る様になり、落ち葉の降り積もった急斜面では這うように登る。木の枝に三脚がひっかかりそれを取ろうとして足がずり落ちたりして肝を冷やした。上の方でご夫婦の姿が見えて、道なき斜面の後はなんとか道があるようで安心した。もし予定通りに縦走出来なくて引き返す事になっても、ここを降りるのだけはイヤだな〜と思っていると、ひょいと広い道に躍り出た。
二股 朽ちかけた小屋 北部台高縦走路の標識
 ここからは、高速道路のたとえがピッタリの道だったが、滝上の登りと暑さで体力を消耗してしまったので足が重い。前後して歩いていると、どちらかが休憩の時に追い越したりするものだが、伊勢辻山の頂上までご夫婦にあう事はなかったので、健脚だな〜と思った。

 11時40分に二俣に着いた。右手に進み、沢で休憩したりしながら廃屋の横を通り、尾根の急登を上ると三度小屋辻と呼ばれる処らしい、大木が倒れた場所に出る。左手からも道が続いている。やがて自然林になり、気持ちのいい縦走路(北部台高縦走路と標識がある)と出合った。頂上は目の前なのだが、お昼にする事にした。12時40分だった。

赤ゾレ山・国見山・水無山方面 伊勢辻山で休憩
 昼食後、頂上までの道で単独の男性、5〜6人のパーティが明神平方面から縦走してきたのにすれ違った。頂上で先程のご夫婦が休んでおられて「道を迷いました」と言われるので聞くと、二股を左手に行ってしまい、道なき道を登り来たとの事。「そう言えば上の方で声がしました」「降水確率が20%なので縦走はやめます」「私達もバテたのでここまでです」と話した。
 伊勢辻山の頂上は木が刈り払われて広っぱになっていて展望もよく気持ちのいい所だった。下山の途中のコアジサイの所で撮影していると、迷った所は山全体がコアジサイの群落でこれどころじゃないと撮ったビデオを見せて下さった。30分位で行けると言う事なので二俣で別れて、わいわい隊は群落の所まで行く事にした。
往路のコアジサイ 二股から見に行った山全体のコアジサイ
 これが〜 ほんとに 山全体が 杉木立の中のコアジサイの群落だったのよ〜 (*^_^*)
バテたのも忘れました〜♪ 
そして珍しく、おっちゃんだけが20数箇所もアブに刺されたのよ (>_<) ブンブン

 二俣に戻りコーヒーを飲んでいると単独の男性が「バスで朝一番に来て、大又から薊岳に登り、明神平からずっと縦走して来ましたが最終のバスの5時に間に合うかな〜」と言うので「ここからは広い、いい道ですし、コースタイムでも1時間15分だから間に合いますよ」と答えた。「じゃ〜」と爽やかに降りて行かれた。いやはや凄い人はいるものだ! 滝の所は広い道の方をとり下りた。途中で滝への分岐があったがあの先はどうなっているのだろうか。4時30分には大又に着いた。帰りは『やはた温泉』に入湯した。