2005年         




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 15日【御在所岳】
 今年はシャクナゲが当たり年らしい、そろそろハルリンドウも咲いているだろうとあの気持ちのいい上水晶谷〜地獄谷経由で御在所岳に決めた。
自衛隊の訓練 前尾根を登る登山者 登山道脇に咲くシャクナゲ画像にマウスポインタを置くと説明がでます。

 6時過ぎに自宅を出発。近畿自動車道、西名阪自動車道、名阪国道と走るがいつになく車が多い。「なぜかな〜、愛知万博があるからかな〜」、東名阪自動車道と乗り継ぎ四日市で降りて鈴鹿スカイラインの裏道登山道の駐車場に行くが満杯。そこから中道登山道のあたりの駐車場も満杯、仕方なくもっと上の車が置ける所に停めた。
 鈴鹿スカイラインを「下山のバリエーションがいろいろとれるからいいか」と話しながら裏道登山口まで歩く。登山口で自衛隊の隊員が大量の資材を担ごうとしている。藤内小屋まで、大きな荷物を担いだ新入隊員(?)は続いていた。「何キロ担ぐんですか?」と聞くと「7、80キロだと聞いています」との返事だった。災害救助隊で頑張ってね! 藤内小屋では隣の岩でクライミングの練習をしている隊員もいた。

 少し休んで出発。藤内沢の出合から少し上で岩壁を登るクライマーを見ることが出来た。何度か通っているが壁が見えたのは初めてだ。ガレ場で前の尾根を登る登山者を見ながら休む。遠くにボツボツとシャクナゲのピンクが見え出して、登山道にも咲いてきた。
シャクナゲを写していると、にぎやかな女性軍団が登って来たので早々に済ませて国見峠を目指す。

水晶谷を下りる シャクナゲ シャクナゲ シャクナゲ 水晶谷の渓流 チゴユリ
 国見峠からは人目を避けるように(笑)笹薮の中を上水晶谷に向かう。やっと静かな歩きが出来るとルンルン気分だ。まだ、ハルリンドウ、イワカガミは蕾が多く、チラホラとしか咲いてないが、シャクナゲの所はちょうどいい具合だった。(*^_^*) これで靄があればね〜。

地獄谷 地獄谷の上部に咲くシロヤシオ 御在所岳頂上
 撮影を終えると、さあ〜今度は地獄谷だ。途中で雨が降り出し、少し寒くなった。所々にシロヤシオが咲いているがハルリンドウは蕾だった。上の方で声が聞こえ始めると頂上は近い、ひょっこりと頂上に躍り出る感じが気持ちいい。良い子の皆さ〜ん、頂上から紙飛行機を飛ばさないでね〜! 缶も投げ捨てないで〜!

鎌ケ岳 ヒメイチゲ シロヤシオ咲く中道下山路 ギンラン
 後は寒かったので、鎌ガ岳が正面に見えるレストランに入り、生ビールときのこラーメンでゆっくり過ごした。中道を下りる途中にはかわいらしい“ヒメイチゲ”が咲き、シロヤシオも見頃だった。鈴鹿スカイラインの道端には“ギンラン”も咲いていた。なんか、まったりした一日だった。温泉はまだ連休の薮漕ぎでのウルシかハゼのかぶれが治ってないので止めにした。



 22日【薊(あざみ)岳】

 今週は、相棒が東北地方へと旅行(写真教室)なので「こんどは、アンタの番やね!」と、出掛けて行ったせいもあり、仕方なく【waiwai】が担当しています。少々文体が違ってきますが、ご了承ください。

 先週、職場の友人から「知人と話してたら、馬ノ鞍峰のシャクナゲが今週には満開らしいから、行ってみてはどうか?」と、hpの打ち出しを渡された。さて、「馬ノ鞍峰」って一体何処?と・・検索してみるものの登山口までのアクセスは長そうだし、イマイチ林道の様子が解らない。大台方面へは未だに何処から入ればいいのか解っていないのだ。
 おまけに、【山と高原地図(大台ヶ原)昭文社】には、案内記事に沢登りのルートが多い。この「馬ノ鞍峰」の紹介も、沢登りの紹介だった。

 そんなこともあって、その地図を見ているうちに、聞き覚えのある名前の「明神平」を見つけて、「薊岳」からの縦走を計画。
林道にあった標識 植林の道 大鏡池
 ガイドブックの紹介の登山口を見つけるまでが一苦労。朝、バタバタと準備して物音を立てないよう5時に吹田を出発で、東吉野村の大又を目指す。近畿〜南阪奈道を経由して東吉野へ着く。「四郷川」沿いを走って行く。実に気持ちのいい渓谷だ。大又に着き、何処か駐車場所は、と捜す内に集落を通り過ぎてしまった。Uターンである。道路脇の広くなった場所へ無事駐車。

 もう8時前だったが、出だしは林道を歩く。もちろん植林の中だ。相棒はザックにカメラ道具一式だが、今日は「余分なレンズを置いてきたしカメラも三脚も軽い方なので軽い」と、歩が進む。しかし、暑い。直ぐに汗が噴き出て来た。しばらくで、林道から登山道へと入る。「古池辻」と呼ばれる場所に着いたが、標識の文字が読めない。ここまで40分ほどだった。

 再出発後も植林の中へと九十九折れの道が続いていた。高度計が1200mを越えても、「大鏡池(1150m)」に着かない。踏み跡が交錯している場所でウロキョロする。そこが「大鏡池」だった。休憩を兼ねての撮影だが、相棒は「イマイチやねぇ!」だった。「えらい上まで植林しとるなぁ〜」と相棒に話しかける。再出発の後、尾根が顕著となってきた。自然林の緑は4月とは違って、もう力強い緑になっている。

シャクナゲが咲いてきた 雌岳への登り 咲き乱れるシャクナゲ
 尾根道にはシャクナゲが見えて来た。こういう尾根でのシャクナゲは、あまり経験がない。小屋ノ尾の頭のピークから岩稜地帯となって、灌木の中を進む。相棒もシャクナゲをバックにカメラに収められたいみたいだ。「このあたりで撮影したいなぁ〜」との相棒の言葉だが、細い尾根の岩稜なので適当な場所を見つけられない。相棒の撮影タイムの間に、私は先を進む。今日初めての人の話し声がする場所が薊岳だった。

薊岳 ブナ・カエデ・ヒメシャラの林 ツツジ

 そのカップルは「木ノ実ヤ塚」から来た。と、林道麦谷線に登山口があることを教わった。11時過ぎだ。ここで、おにぎりと味噌汁の豪華な昼食である。食べている間に雨粒が落ちてきた。早々に、出発である。先のカップルが年配の男性と立ち話をしていた。我々はその側を「お先に!」と明神平へと降りるのだが、直ぐにその景色に眼を奪われる。「バイケイソウ」の群落と、見たことの無い景色が広がっているではないか。実に気持ちの良い尾根だ。撮影ポイントを探しながらしばらく進むと、鮮やかなツツジに出合った。もちろん、「ちょっと、待って!」の声で、撮影タイムである。
 

明神平から前山への道を迷う登山者 バイケイソウが群落している明神平 明神平から小屋と水無山方面を望む 

 明神平を見下ろせる場所で例のカップルは、眼下に広がる明神平を後にした。ツアーの団体らしい人たちと入れ違いに、明神平に着いたのは、12時45分だった。ここで大きな木の下でコーヒータイムである。コーヒーを飲んでいると、もう一組の団体が上がってきた。実に寡黙な一行だった。その20名ほどの団体を見送って、しばらくの撮影タイムである。30分ほどの休憩の後、下山路は明神谷だが、こういう場所は踏み跡が交錯しているので標識が無いとウロキョロとするものだ。結局、テン場への道の延長線に続いている林道への道を発見だ。

歩いて来た尾根 滝 渓流に咲くヒメレンゲ 岩止めの堰堤? 大又林道

 左手に、先程辿った薊岳の稜線が雨雲の中に見え隠れしている。道は急勾配の所もあるものの、歩き易い。台風で崩れた場所を過ぎ、滝を見送って降りていると「岩に咲いとる花を撮る!」と相棒が言う。さて、出来上がりには期待しないほうが良いのかも?
 何箇所かの崩壊場所を通って、林道には14時45分に降り立った。ここから1時間余りの林道歩きだ。駐車場には二台の乗用車が停まっていた。明神谷に設置されている不思議な構造物が、土石流を止める物だとは直ぐには理解出来なかった。

 何処の川でもそうだが、源流域の明神谷は、この辺りでは大又川と呼ぶらしい。大又集落を過ぎると、四郷川と呼び名が変わる。景勝地によくある「七滝八壺」とある標識からは少しで大又の集落に着いた。笹野神社脇には大型のバスが停まっていた。縦走してもバスが下山場所まで先回りしていてくれるのでツアーは楽なんだ。【waiwai記】

 「やはた温泉」で
 連休の五代の尾根でウルシかハゼにかぶれて腕はもちろん身体のあちこちにぶつぶつが出来ているので、温泉は止めようと温泉セットは用意しなかったが、やっぱり入りたくなった。その前に温泉の下にある休憩所でビール(350ml)を2人で飲もうと注文すると、おじさんが「うちと同じじゃ 奥さんが好きなんやな〜」と嬉しそうに話しかけてきた。横の奥さんも笑って、いろいろ話してくれた。うちはおっちゃんも好きなんじょ!【千代記】