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 2日【皿ケ嶺】
    

 “もも”は9月に石鎚山に登った時、登山道で転び、骨等は折れてなかったものの首のすじを痛めてて、まだ直ってないが、皿ケ嶺なら行けるとの事、私達も今夜のフェリーで大阪へ戻るので丁度よく、久しぶりに“もも”夫婦と一緒に皿ケ嶺に登る事になった。
 水の元から、すっかり花もなくなった登山道を風穴まで歩くと、木道が伸びており、旧登山道は土で埋められていた。なぜこんな事をするんだろう?と怒りんぼの私。風穴で雪(あられ?)が降り出した。カッパの上着だけ着て、ブナの紅葉を見ながら竜神平まで・・。途中のブナの倒木で作ったベンチは作った人の遊び心が、登山口の木道と対照的でうれしかった。
 寒いので愛大小屋で休ませて貰ったが、戸の板が割れて穴が開いていた。小屋にあったビニール袋をU氏が持っていた(レスキュー袋にはいざという時のグッズがいろいろ入っていた。)ガムテープでとめて仮修理をしておいたが・・・。

 愛媛大学も松山大学も山岳部は廃部となった事等が話題になり、「この小屋はどうなるの?」「OBの方が守る事になるんじゃろ・・」とか「下に立派な避難小屋があるけど、重信町が手を入れればいいのに・・」とか話して小屋を後にした。
 頂上までの紅葉は素晴らしく、写真教室の撮影会を3,4日に控えていながら、今回一眼レフを持って帰らなかった私は後悔した。雪がうっすらと積もる登山道、紅葉に雪、こんな事はめったにないと引地山の途中まで行った。
 身体が冷えて来たので、風穴の立派な避難小屋でコーヒーを入れて暖まり帰路に着いた。


 10日【八淵ノ滝〜武奈ケ岳】
     
 前々から 八淵ノ滝へは紅葉の最盛期に行こうと決めていたので、ねらいをつけて決行した。いつものように、湖西道路を走っていると、比良の山々は上の方が真っ白だった。ガリバー旅行村までの途中に見える“蛇谷ガ峰”も上部が白い。ガリバー旅行村の日帰り用駐車場に車を停めた。オートキャンプ場では一家族がキャンプをしていた。 8時に出発。遊歩道の紅葉は色とりどりで綺麗だった。魚止ノ滝〜大摺鉢までは遊歩道があるが、私達は滝を辿るコースをとった。

 大摺鉢までの魚止の滝、障子ガ滝、空戸ノ滝の岩場をハシゴを登り、鎖や木をつかみながら(緊張のあまり、左手の小指が・・・顔も引きつっているのだけど・・)行くと、遊歩道に出た。
 迷カメラマンの私は、やっと三脚を買ったので大きなザックにして持って来たのだけれど、やっぱり登山と写真を同時には無理でした。(2回しか三脚は出せなかった。)
     
 大摺鉢には“広谷〜武奈ケ岳”の標識があったが、私達は滝を辿って“比良スキー場〜武奈ケ岳”の予定なので真っ直ぐ進んだ。小摺鉢、屏風ガ滝を過ぎ、貴船ノ滝へは私の苦手な下降があった。先に下りたおっちゃんは「懸垂下降をしろ!」とか言うけど・・・すぐにはできません!! (:_;) 。(やっぱり、どこかで練習しないと・・こんな事では・・)

 ここら辺からますますきつい岩場になってきた。後から男性二人が「すごいところでんな〜」と来たので先行してもらい、慎重に登った。滝の上部からは雪が積もっており、木の上の雪が落ちてきて、フリースが濡れてきたのでカッパに着替えた。谷を右に左に何度か渡り、七編返しを過ぎると登山道となり紅葉が綺麗な所があったので、写真を撮った。(三脚は出せず)

 だんだんと雪が深くなってきたが、赤テープや先程の二人の踏み後があったので迷わず比良スキー場に飛び出す事が出来た。八雲ヒュッテに着くと、先程の二人が出発するところで、「登山道を倒木が塞いでましたやろ、その横を通る時、すべり落ちましたわ〜」、「どちらから降りられますか?」「細川越えから広谷へ降ります」、「一緒です、安心しました」等と声を交わした。ビールを二人で飲んで、渋滞に巻き込まれながら武奈ケ岳に12時20分に着いた。

 もう少し降りてから昼食にしょうと、記念撮影をして細川越え方面に下りた。結構踏み後があり、途中で女性4人、男性2人の若者のグループとすれ違った。滝を上がって来たが、なぜかこちら側に来てしまったと言っていた。途中の気持ちのいいところで昼食とした。やっと落ち着いて三脚を出す事が出来たが・・・。
 危ない所もなく、いろいろな紅葉の葉が雪に落ちて綺麗な登山道を快適に下りた。大摺鉢でコーヒーを飲んだが、寒くて長くはいられない。ここからは遊歩道を観光客に混じって歩いた。

 24日【葛川越〜烏谷山】

  
 先週は二人とも風邪をひいたので、山はお預けとなった。天気予報では、23日(土)がいい天気で、日曜は午後は雨だったので、土曜日に行こうと思っていたのに行く山が決まらず、夜になって、この前読んでおくようにといわれていた葛川越に行く事になった。
 ブッシュの為、コースは不明瞭とあり、体調は万全とは言えない中での久しぶりの藪こぎ(?)だったが、比良縦走コースの標識のある葛川越にあえぎながら着いた。
 
詳細は藪日記に・・・。