7月
13日【六甲高山植物園】
転居後、初めての山行は滋賀の山へ登る予定だったが、朝方の落ちたかと思える程の雷と雨で目が覚め、どちらからともなく「中止だね」となったのだった。
ゆっくり起きてみると、曇り空ながらも雨は降っていなかった。愛媛なら皿ケ嶺となる所だが・・。前日のニュースで六甲高山植物園のニッコウキスゲが満開だということで、前々から行ってみたかったし出掛けた。阪急六甲駅から、霧の中を六甲山頂までバスで行き、1.4kを最初は道路、途中からはちょっとした山道を歩き到着。
園内は結構山行き姿の団体客が多かった。ササユリ、クリンソウ、夏山に咲く高山植物群は終わり、ニッコウキスゲ、チダケサシ、クサレダマ、皿ケ嶺の竜神平に群落しているヌマトラノオ等が咲き、キレンゲショウマも先の方にひとつ咲いていた。
スライドショーを見たり、レストランでカレーを食べて帰った。電車・バス賃だけで、二人で4千円を越えていた。皿ケ嶺ならガソリン代の2g分だけだが・・・
14日【釈迦岳(大津ワンゲル道)】
比良連峰が何処にあるのかさえも知らなかったが、大阪へ転勤後初めて山の話をした京都在住の「kさん」が譲ってくれた「比良連峰」という、ガイドブックのコースに興味を持ち早速地図を買ったのだ。
この山系の盟主である“武奈が岳”は1214mだが、今回の山行には含まれない。「リトル比良」と呼ばれる山域の縦走を計画した。
吹田のアパートから名神を使い湖西道路で、登山口の“イン谷口”に車を置く。ここから“ワンゲル道”と呼ばれる、大津ワンダーフォーゲル部が造った道を辿る。今の時期は、花も咲いていないみたいで、花後の“いわかがみ”の葉が登山道に続いているだけだ。道はよく整備されていて、迷う処もない。が、相棒のペースが上がらない。やがて、尾根道となり傾斜も増し右手からの近海舞子からの道に出合う。ここで休んでいると宇治の山岳会の人に会う。「縦走ですか」「武奈から・・・へ」との会話だが、私はこの山は初めてなのでよくわからない。と答えたが、相棒は「どんな有名なブナがあるんだろう?」と立派な勘違いをしていたそうだ。
・・・で相棒はというと、急斜面の昇りで一輪の“トキソウ(?)”に出会った時だけ元気で、後はゾウの登りで間もなく(やっと?)山頂だった。
そして、縦走計画は断念して、ぐるっと一回りコースで昼過ぎに“イン谷口”に帰り着いた。(後で、ガイドブックを見るとこのコースは、上級者コースだった。) waiwai記
22日〜25日【栂池〜白馬岳〜不帰の瞼〜唐松岳〜八方尾根】
北アルプス遠征記’02白馬へ