2月


 3日【伊予富士】
    
 横峰寺に登ろうと登山口に行ってみたが、水を汲みに来た人が何台も待っているのを見て気をそがれ、急遽、伊予富士に行く事にした。
 登山口は新雪で一面真っ白、桑瀬峠まではトレースもありアイゼンなしで登れた。殆どの人は寒風山に行ったみたいだが、伊予富士方面にもトレースがついていた。雪は深いもののワカンらしき踏み跡があり、所々ずぼっと落ちるが適当に固まっていて歩き易かった。
 なんとか頂上直近まで来た頃、先行されていた年輩の高知の男性一人、女性二人に追いついた。「ラッセルを変わりましょうか」と頂上直下まで先行し、交代しようとすると「先に行って下さい」と言われた。「せっかく此処まで来られたのですから先に頂上を踏んで下さい。」と辞退しょうとしたが「私達はこだわっていませんから」と言われ先に頂上に立たせて貰った。周りはガスって何も見えなかった。降りはこれが楽しみでと尻すべり用の物を取り出し、降りていかれた。楽しそうな歓声が時々聞こえた。


 9〜10日【東赤石山】
       
 今年3度目の東赤石山、今度は河又から一泊で登る事にした。
 日曜だというのに工事をやっていたので、車を止めていい所を訊ね、ちょっと下に止めた。トレースがあったし、今日は泊まりなので、ゆっくり行けばよいので割りに楽に登れた。赤石越えの急登を越えると、テントを張っている人達がいた。香川のグループで、下山ルートは権現越えから大森方面と同じだった。荷物をデポし展望のない山頂に寄って、今日の泊まり場の赤石山荘に。

 ローソンで買った竹輪とカレー等でビールを飲んだら、寒かった。暗くなったら寝るしかないので、しょうが湯やウイスキーのお湯割で温もって早々に寝た。靴下の間にホッカイロを入れて寝たら、温かくなりまあまあ寝れた。朝、部屋の中なのに雪を溶かしておいた水が凍っていた。部屋の中でマイナス5度だった。支度をして外に出たら、周りはモノトーンの世界だった。

 東赤石山頂までは昨日より雪がしまって、アイゼンが適当に効き、歩き易く、山頂も夏だと岩をヨイショと越えないといけないが、ひとまたぎだ。権現越えまでの降りも、おっちゃんは心配してロープを用意していたが、夏より楽な程だった。途中で香川のパーティが権現越えにいるのが見えた。権現岩を見ながら、鉄塔から大森越え方面に時々尻セードしたりしながら降りた。香川のパーティは大森越えへ降りていたが、私達は分岐を左にとり元の登山口まで降りた。


 24日【三ケ森】

  
 先週は雨で山に行けなかったので、足慣らしと、降水確率がよかったので展望を求めて、決めた。
 登山道は先週(なべちゃんのパーティか?)の足跡が融けたり、凍ったリしていた。アイゼンを付けたり、はずしたりしながら登った。頂上では時々雲が吹き飛ばされ、二の森や五代の分かれピークが時々見える位だった。去年、最高の展望を見た事があったので、余りがっかりもせず降りた。
 そうは言っても、帰りに川内のさくらの湯に寄り、車を降りたとたんに見えた石鎚山にはやっぱ、もうちょっと早く晴れてよ!と叫びそうになった。