1月


 4日【東赤石山】
  
 昨年の納会は西赤石山だったので、やっぱ東でしょ!と決めた。

 今回は筏津から、分岐は赤石山荘の方へとり、トレースのない新雪の気持ちのいい登山道を登るうち、道は判然としなくなった。夏、判り易い登山道にもたくさんテープがついているのを見て、こんなところにはいらないだろう、なんて思っていたけど、冬は有り難い。やっと、八巻山が見える所まできたが、ここからは雪が深くたいへんだった。交代でラッセルをしたが、すぐに音をあげてしまい、雪の上で泳いだ(?)方がいいかとやってみるが、沈んでしまう(・・?。

 赤石山荘の、吹きだまりの雪と氷をピッケルで掘って戸を開け、休ませて貰った。思ったより時間がかかったので、昼食は簡単にすませ、山頂には寄らずに帰ろうと分岐まで来たところ、私達の後から来た人のトレースが続いていた。くやしいけど、慎重な(?)おっちゃんが降りるというので旧道を降りた。(>_<)

 14日【手箱越え】
   
 よさこい峠から土小屋経由で岩黒山に行こうと出掛けたが、よさこい峠まで後少しの所で工事中だったので、名野川から登る事にした。
 一台(高知ナンバー)車があり、工事関係者のかと思っていたが、雪が現れるとトレースがあった。だんだん雪が深くなって来たので分岐まで行って、トレースがある方に行こうと決めた。夏道のトラバース道に出会う辺りで、手箱越えの方から夫婦らしい二人が降りて来た。昨日手箱越えにてテント泊し、筒上山に登ったとの事だった。筒上山までトレースつけてますから登って下さいと言われたが・・・。お陰で楽に来れましたとお礼を言って別れた。

 岩黒山方面にはトレースなし。尤、トレースがあると言っても、膝上まで雪があるので、いちいち足を上げて足跡に着地しなければならず(固くしまっているので)たいへんだった。キレンゲショウマのロープの所は、特に雪も多く傾斜もきつくて、やっとの思いで道場の石垣の所に着いた。昼食をとっていると小雨が降り出したし、思いのほか疲れたので、筒上山には行かず下山した。普段使わない筋肉を使ったのか、脚の付け根が痛くなった。

 20日【引地山】
 
藪日記に掲載


 25日【東赤石山】
       
   
 4日に頂上に行けなかったので、今度こそと東赤石山に出掛けた。途中、大永山トンネルの手前で黒森山に朝陽があたりきれいだった。
 筏津から分岐を旧道にとり、いろんな動物の足跡を見ながら、登った。リスが前をチョロチョロ走ったり、木に登ったりしたのでその場所に行って、リスの足跡を確認した。
 頂上への分岐を少し上がった岩の上で昼食として、ザックをデポし、樹氷の花咲く間を頂上まで登った。快晴だったので石鎚山はもとより、徳島の剣山、次郎笈まで見えた。今日は、誰にも会わなかった。