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  11月


 4日【皿ケ嶺】
  
 紅葉も降りてきているかと、皿ケ嶺に登った。ちょっと、遅かったかな?マメグミの実を食べて、小さい頃を思い出した。自然林の中は、いつ来ても失望しない。もっとも、山歩きをはじめて、どんな山でも、どんな天候でも失望した事は一度もないのだが。

 17日【弥山・八経ケ岳(大峰)】
       
 おっちゃんの大阪での二週間の研修終了日と、私の大阪出張が終わる日が同じ日になったので、チャンス!と車に登山道具を積み込んでおき、大峰に登る事にした。
 おっちゃんの最後のテストが長引き、駅で2時間も待たされたものの、無事遭うことが出来、高速をとばし天川村の民宿(?)に着いた。ところが、夜遅く着いたというのに、出てくる料理が凄い! おっちゃんによると、役場に問い合わせて番号を聞いたとの事、民宿と言ったのに、一番高い料理旅館を教えたらしい・・料金も聞かず予約を入れるのもおっちゃんらしい・・泊まり客は私達だけ・・まっいいか、おいしかったし!!

 登山口の行者還トンネルまでの道の紅葉は終わりかけていたがきれいだった。沢を越えたあたりからの尾根歩きはきつい、分岐からは快適な道になり、石休場宿跡、理源大師像、聖宝宿跡等を通り、樹氷の登山道をジグザクに登ると、雪が積もっていた。弥山小屋は閉鎖中で、ザック泥棒がいるので置いて行かないようにとの注意書きがあった。ここから八経ケ岳までは25分位だ。途中のオオヤマレンゲの自生地には鹿避けの柵があり、開け閉めしながらの登りとなる。頂上は狭く、先客もいたので弥山に引き返し昼食とした。往路を下りる途中で縦走すると言う大きなザックの若い女性二人に会った。

 下山後、洞川温泉は改修中とかで、天の川温泉につかり気持ちよかった。どこかで一泊して帰ろうと言うのに、夜走る方が楽と、高速を飛ばして帰った。



 24日【平家平(徳島)】
        
 この間の黒笠山で会った人もそうだったが、徳島の人に会うと平家平に行ったか?と聞かれる。へっ、平家平?とすぐにこちらの平家平を思い浮かべるがどうも違うらしい・・一の森ヒュッテに置いてあった“徳島の隠れた名峰と峠”が欲しくて友達に買って送ってもらったが、その中に詳しく載っていた。黄色いテントに投稿している‘讃岐富士’さんも行かれていたので、連休を利用して行く事にした。

 蝉谷から行く事にして林道を走っていると、東蝉谷の看板が橋の所に見えたのがいけなかった。案内図を見て、ここが登山口と思い込んだのが運のつきで、ちょっと偵察しただけで、登山口からこれでは到底無理となってしまった。
 急遽、岩倉の方に転換し、道路から広場になっている所でテント泊とした。ところが、テントを積んだと思ったらフライシートだった。仕方なくツェルトやらフライシートやらを吊るして寝た。
 6:20に登山口に着いたが‘讃岐富士’さんの写真にあるガードレールに掛けてあった登山口の標識はなくなっていた。まだ暗いので7:00まで待って出発した。後は本と‘讃岐富士’さんの書かれた通り行き、迷わずに10:45頃頂上に着く事が出来た。途中で鹿かなにかが驚いて谷に向かって走る音を聞いた。展望はよく、剣山、次郎笈、高城山等が見えた。下山後、四季美谷温泉に寄ったのは言うまでもない。