年度別へ 


  7月


 1日【石立山】
        
 べふ峡温泉に泊まっていたので、6時25分に登山口を出発。暑くて調子が出ず45分で沢に着いた。木の根等につかまりながら登り、足元のキヌタソウ、ツルアリドオシ、ヒメキリンソウ、コバノイチヤクソウを撮ったりしながら、さらに登ると第一の目的のイシダテクサタチバナが一株咲いていた。花はある時に撮っておかないと、まだあるだろうとか、後で撮ろうと思っているとそこにしかないということが多いのであわてて撮影したがさらに行くと、登山道の脇にたくさん咲いていた。涼しげで清楚な花だった。

 風に揺れるカラマツソウ、ツルカノコソウを見ながら分岐を頂上方面にとり10時20分に着いた。昼食後、分岐に戻ると団体さんが登って来た。花を見ているとおじさんが縦走路の方へ向かっていたので花の情報を聞いてみるとこの先に咲いているとの事、ついて来てもよいと言ってくれたので着いていったが、ちょっと急な所だった。おじさんが指し示す岩に第二の目的のムシトリスミレが咲いていた。私はあわてて撮ったが丁度フイルムが終わってしまった。フイルムを入れ替えているうちに虫がワ〜〜っとたかって来て顔を何ヶ所も指されてしまった。頭に網を被った2人目のおじさんが降りて来て、はじめて私も網を持っているのに気がついたが後のまつりとはこのことだ・・あわてて被ったけど (>_<) おっちゃんはというと、虫のいないところで高嶺の見物だった。
D軟膏をすぐつけたが、次の日顔が腫れ仕事を休むはめになった。

 そのあたりにはギンロバイ、ミネウスユキソウ、シモツケソウ、イワキンバイ等が咲いており、顔見知りらしいおじさん達によると以前はキンロバイも赤いヤマシャクヤクも咲いていたとの事で、他の花も近年だんだん減って来ているとの事だった。
 分岐に戻り、モリイバラ、イワツクバネウツギ、コゴメウツギ等を撮り下りた。途中で会った方に後どれくらいか聞かれたので教えてあげるとコアツモリソウの場所を教えてくれたが、行ってみて探しても終わりかけの一本を見つけただけだった。そのうち、おじさんが下りて来て、やっと写真に収めることができた。いや〜小さい!


 8日【河又〜八巻山〜権現越え】
          
 先週、石立山で会ったおじさんにオオヤマレンゲの事を聞かれたので、河又からの登山道にあったのを思い出し決めた。
 タカネバラは終わりかけ、オオヤマレンゲは綺麗に咲いていた。今日は花が目的なので赤石越から八巻山へ行った。タカネマツムシソウ、イワギボウシ、オトメシャジン、チダケサシ、ホソバシュロソウ、ネバリノギラン、ウバタケニンジン、イワキンバイ、シライトソウ、ミヤマママコナ等が咲いており、ホシガラスも見る事が出来た。
 東赤石山頂には行かず、権現越へのトラバース道を行く事にした。ミヤマガンピ、クロズルも咲き岩場で休憩後、おっちゃんが通った後、なにやら動く物が見えたので変だなと思い見ると、なんと!まむしだった。 ~>゜)〜〜〜 あぶない、あぶない(福田和子じゃないよ〜)

 無事踏まずにすみ、整備されたトラバース道を行くと、ヤマトキソウ、アキカラマツ、ゴゼンタチバナ、権現越にはナンゴククガイソウ、カノコソウが咲き、イヨフウロが咲きかけ、去年刈り取られていたバイケイソウも満開で、下山路は道いっばいのシャラ?(ヒメシャラ?)の花だった。
 下りていくうちに工事の重機の音が聞こえてきた。日曜日だから工事はないだろうと駐車している車の事が気になってきた。結局大丈夫だったが、この工事も何年かかるのだろう、出来ても何年もつのだろうか?



 15日【土小屋〜石鎚山】
      
 以前、面河道で見たシコクイチゲを弥山で見ようと出かけた。
 土小屋からの登山道でヤマボウシを撮影している例のカメラマンの方に会った。私も撮ってみたがうまく撮れない・・。道にはタカネオトギリ、イケマが咲いていた。法螺貝の音が聞こえ、行者の方々が下りて来られた。礼儀正しい方達だった。沢沿いのお花畑にはナンゴククガイソウ、ミソガワソウ、イヨフウロ、アカバナ、ミヤマダイコンソウが咲いていた。
 弥山には天狗岳への通行止めの看板とロープが設置されていた。霧で展望はなし、人工の岩の横から少し降りて昼食をとり、岩を覗き込むとなにやら白い花が・・シコクイチゲだ!降りてみようとおっちゃんに言うもダメと言われ、あきらめ切れない私はどこか降りれないかと探し、なんとか安全に花の所に行く事が出来たのだった。ヽ(^o^)丿


 21日〜28日【八ヶ岳・穂高連峰】

 
北アルプス遠征記 ’01八が岳編へ 穂高編へ