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  6月


 10日【面河道〜西ノ冠岳】
              
 そろそろ雪割草が咲いている頃という事で面河道を登った。
 3月24日の芸予地震で崩れた遊歩道に立入禁止のロープが張ってあったが、観光客用だろうと慎重に越え、コケイランが咲く階段状の道をゆっくり登った。石鎚山が見え出し、愛大小屋を過ぎると西ノ冠岳が見えてきた。そして、雪割草は丁度見頃だった。ガレ場のお花畑にはイワカガミ、キバナノコマノツメ、アカモノ等も咲いていた。
 高瀑との別れまでに見える西ノ冠岳の斜面になにやらピンクの帯が・・・。別れから尾根を辿って行くと、なんとそのピンクのものは満開のシャクナゲだった。濃淡のピンクに混じって真っ白のシャクナゲもあり見事だった。こうも咲いていては、写真家の方には興醒めでしょう・・。花が多い分虫も多く、落ち着いていられない。木の間にはトゲの多いハリブキが下山路にはウスノキがかわいい花を付けていた。

 17日【土小屋〜南尖峰〜二の森】
          
 ミヤマダイコンソウに会いたくて東稜から登った。
 矢筈岩の所で岩にミヤマダイコンソウを見つけたが遠い、笹の直登の左手にちょっとした群落を見つけたがまだ上に咲いているだろうと撮らずに登った。最後の岩で(今回はロープがある方にしたのだが)、私はカメラ入れを肩掛けにしているのだが、お腹の所のそれが邪魔になって、岩を登れず、ロープに身体を預けてしまい肝を冷やした。カメラはザックにしまうべきだった。
 やっと南尖峰に登ったものの、お目当てのミヤマダイコンソウがない!。石鎚山に来たら必ずといっていいほど会うカメラマンの方に聞いてみると、弥山にあると教えてくれほっとした。ツマトリソウを写してから弥山に行き、岩に一株のミヤマダイコンソウを見つける事が出来た。
 二の森への縦走路の例のガレ場では、まだ雪割草が咲いていた。二の森の頂上で休んでいると、堂ケ森方面から来た女性が途中でバテた旦那さんが「ここで待っている」と言うので置いて来たとの事。「ここはどこですか?」石鎚山を指して「あの山は何ですか?」と聞かれたのには驚いた。(・・?
 昼食は“水場でそうめん”と決めていたので、面河道を水場まで、こんなに下るとは・・・、帰りに又登ると思うと・・・。でも、冷やしそうめんを食べたら元気百倍!! 虫に刺され、顔が腫れましたけど(:_;) 土小屋への下山路でコマガタケスグリを見た。


 24日【西の川〜八丁(三十六王子道経由)】

藪日記
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 30日【白髪山
  
 石立山にイシダテクサタチバナを見たくて行く事にし、まず白髪山に登った。
 べふ峡温泉に泊まる予定なので、ゆっくり家を出発し、昼過ぎに駐車場に着き、車の中で昼食とした。木々に名前の札がつけられていたので、タンナサワマタギ、リョウブ、ヒメシャラ等と覚えながらバライチゴ、コナスビが咲く登山道を登り、45分位で頂上に着いた、頂上は雲の中だったが、ベニドウダンがきれいだった。
 べふ峡温泉ではライダー達が温泉で汗を流しては出発していた。