2009年・・「waiwai隊」の山歩きの記録  
   2009年10月24日〜25日  
     
     
    今年は、やっと二度目の訪問だった。小屋閉め直近での今回の山行は、このところ定番となった徳島市内(義姉宅)からの行程である。(waiwai記)  
     
   
     
   ・10月24日(土) 徳島(姉宅泊)見の越〜一の森ヒュッテ  
     
    定年まで半年を切った大阪からの“一の森詣”は、今回が最後の機会かも・・。真っ盛りの紅葉の中でのドライブは、感傷に浸っている場合ではない・・四国の山道は国道の名を付けた『ガッタガッタ道』なのだ。途中の撮影場所でカメラを出すのは、私だけである。見の越に着き昼食を取り、出発は11時半だった。  
     
      
     
    いつものように、剣神社脇の登山口を出発した。登り始めて10分も歩くか歩かないかで、ストップの声である。そして、登山リフトの下を潜った直ぐ先でも三脚を出し、撮影タイムである。  
     
     
     
    私達がいつも使う“源流の碑”があるこの道は『これが百名山の道か?』と、感じないくらい静かな山歩きが楽しめる。現在のスポーツ登山や趣味登山が始まるずっと以前から続いてきた“お山講”の名残の道なのだろう。私は、何時の頃からかそういう道を辿るのが好きになっているのだ。相棒も同様である。  
     
     
     
    リフトの駅がある西島に着いたのは、13時前だった。西方に聳える三嶺と、ジロウキューから延びる稜線が望まれるこの場所は、剣山系の山々や祖谷川の谷の奥深さが再認識する場所でもある。  
     
     
   
     
    今日は“頂上小屋経由で登ろう”との、事前の打ち合わせどおりに小屋に着く。14時過ぎだった。新居さんと少々の雑談を終え、出発しようと外へ出ると与力さん夫婦(一の森繋がりでお馴染の)と鉢合わせ、なんと紫雲(リンク仲間の)さん夫婦と“ほら貝の滝コース”から登ってきたそうで、今日は一の森泊だそうだ。全くの偶然である。  
     
     
     
    今日は、一杯の泊り客の予約があるらしい。常連客が集まる一の森は、四国では珍しい『昔懐かしい山小屋らしい雰囲気』が満ち満ちている・・そんな小屋が少なくなってきたこの頃でもある。紫雲さん(こちらから山行記にリンク)を先頭に、一の森に到着すると、懐かしい顔のお出迎えだった。  
     
     
     
    懐かしい顔ぶれの一人の、今春、定年を前に離職した“K田さん”は、宴会の隙間を縫って、夕景をカメラに収めていたそうだ。。酒があまり強くない私は、暫くで寝入ってしまったようで、その辺りの記憶が無い。しかし、一の森での楽しい夕餉は消灯時間とともに終わるのが定番なのである。。  
     
     
     
   ・10月25日(日) 一の森ヒュッテ〜追分〜一の森ヒュッテ〜見の越〜松山  
     
     
     
    相棒の今回の目的の一つでもある、追分辺りの紅葉を撮るため、朝一番に垢離取りへの道を下る。小一時間ほどで追分に着く。  
     
     
     
    辺りは、色鮮やかな紅葉の大自然だ。自然が残っているのは素晴らしいことなのだが、近年、‘鹿’などの食害被害が報告されるようになって、生態系の変化が問題視される今日この頃である。相棒の写真に残る景色も、来年も約束されることは無い。兎に角、落ち葉とともに動物の糞などが散らばっている自然が残されている豊かな森が、現在は残されているのだ。  
     
   
     
    相棒が森に惹きつけられるのは、私達人類の祖先が生まれた場所が森だったからかもしれない。現代社会で生活して行く上では、森を見ないまま一生を終えることが可能である。都会のマンションで電車を利用して、デパートやスーパーで買い物をして、ビルの谷間で一生を終えることも出来る。森など無縁のままで終える人達に伝えたい事がある・・相棒は、それが撮りたいのだろうか?  
     
   
     
    一瞬きた靄も、すぐに消えてしまった。撮影会も終わり、一の森に登り返すと、辺りは濃い靄の中だった。帰路のお花畑周辺も靄が森を包んでいた。  
     
     
     
     
    おっちゃんがお酒が弱いのは、結婚したての頃にトイレで倒れとったり、飲み会で帰ってきて玄関や布団に○○を吐かれたんで分かっとんじょ。特に、いろいろな種類のお酒を勧められるままに飲むとそうなるみたい。最近は、長年の練習で大分強く(?)なったんやけど、こないだの四国がんセンターでの検査でお酒、たばこはご法度になったんじょ。隠れて吸ってるみたいやけど・・・。

 で、すぐに椅子の上で寝てしまって、このあと転げてしもうたんじょ。本人は全く覚えてないみたい。($・・)/~~~

1月の富士フォトサロンと、6月の徳島シビックセンターでの写真展を終え、今回は気楽な一の森行だった。剣の宿とヒュッテに置いて貰った写真集もたくさん買って頂き嬉しかった。買って頂いた方、ほんとうにありがとうございました。