2013年6月議会                    


 副市長は春日部に精通した人を
 春日部市議会6月定例会で、日本共産党は市長提出議案15件のうち14件に賛成、1件に反対しました
 反対した議案は、「副市長の選任につき同意を求める」もので、笠原副市長が一身上の都合により退任することに伴い、現国交省近畿地方整備局建政部長山田俊哉氏を選任するもので、賛成多数で同意されました。日本共産党は、「春日
部市に精通した人を」などの理由を述べて反対しました。
 日の丸は侵略戦争の象徴
   日本共産党が紹介議員となった請願のうち、「風疹予防接種の緊急措置を求める」「小児救急医療充実(県に意見書を)」は全会一致で採択されました。また、国に意見書を上げることを求める「生活保護基準引下げをしないこと」「年金2・5%削減中止を」「アスベスト被害者の早期救済と解決を」は、賛成少数で不採択となりました。
 「市議会議場に国旗・市旗の掲揚を」請願は、賛成多数で採択されました。日本共産党は「日の丸は侵略戦争の象徴として使われたこと。市民の中にも反対している人がいること、さまざまな思想・良心・宗教を持った市民の代表である議員による言論の府である議場にふさわしくないこと」などの理由で反対しました。請願の採択を受けて、議長室にあるポール式の国旗・市旗を議場に移すことになりました。
 
 「大阪市長の従軍慰安婦発言に関する」決議は否決
 日本共産党が提案した
「大阪市長の従軍慰安婦発言に関する」決議は、賛成少数で否決されました。
「子宮頸がんワクチン接種の精査と副反応被害者救済を求める」意見書は、賛成少数で否決されました。


 うづき武彦の一般質問
災害対策の強化を
 発生が心配される東京湾北部地震や茨城県南部地震において、春日部市でも大きな被害が想定されています。最大で建物の全壊約5百件、避難者数約4万人とされています。全壊した建物での捜索や救助、消火体制の整備を求めました。
食糧1日分、毛布2人に1枚は少なすぎる
 備蓄は、食糧が避難者の1日分しかありません。県と個人がそれぞれ1日分を用意することで3日分を確保するとしています。うづき議員は、食糧を持ち出す余裕のない人、外出先から直接避難する人などが、1日分の食糧を調達するのは困難であり、市が3日分を備蓄すべきと主張しました。毛布の備蓄は2万枚しかありません。少なくとも避難者1人に1枚を確保し、補助的に防寒用アルミシー
―ト(現在9700枚)も同数備蓄すべきと主張しました。飲料水については浄水場などに十分な量が確保されていますが、給水車が2台しかないなど、十分な配水ができるか心配です。各学校に耐震性貯水槽や災害用井戸の設置を提案しました。
 春日部駅の利便性向上を
東西自由通路を
  春日部駅は、東西自由通路がないなど大変不便です。市は、鉄道高架化を計画し、それが完成するまで東西自由通路の建設は行わないとしています。しかし、高架化が完成するのは15年から20年も先です。それでは、高齢化社会に対応できず、ますます中心市街地が寂れてしまいかねない、として自由通路を早急に建設すべきと主張しました。
タクシー乗り場に屋根を
春日部駅東口のタクシー乗り場には屋根がなく、歩道と車道に段差があるため大変不便です。タクシー乗務員からも改善の要望が出されています。早急に改善するよう求めました。建設部長は、検討すると答弁しました
 夏祭り後の清掃を
 春日部夏まつりは20万人が参加する市内最大のイベントです。終了後に、油やたれによる汚れや匂いに対する苦情も出ています。ごみ対策と、終了後に路面の洗浄を実施するよう求めました



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