みんなにやさしい 授業づくりのための チェックシート

 このチェックリストは、特別な支援を必要とする子どもだけではなく、すべての子どもが学びやすい授業を実施できることを目的として作成しました。現在もより使いやすく妥当性の高いチェックリストになるよう研究を継続しており、完成されたものではありません。
 そこで、このチェックリストを実際に使用した方からのデータ、もしくは感想やご意見をいただけることを期待しております。このような事情をご理解いただき、できるだけ多くの人に使っていただければ幸いです。

責任者 新潟大学 長澤 正樹
研究実践者 新潟県長岡市立 越路中学校 小林 浩子
                    大島小学校 古田島恵津子             

1.使用方法

(1)「クラスの学習の様子チェックリスト」でクラスの様子を把握し、クラス内に増やしたい児童・生徒の行動を決定します。


(2)増やしたい行動に関わる「教師用授業チェックリスト」を選択します。(例)増やしたい行動は「聞く」→チェックリストの【聞く編】を選択


(3)選択した「教師用授業チェックリスト」をチェックし、やってみよう と思う指導行動を3〜5個選択します。
(4)選択した指導行動のイメージがわかない場合は、メール等でご相談ください。
※現在、指導行動をイメージできるビデオや指導行動を実践できるデータを作成中です。

(5)選択した指導行動を授業で実践し、実行具合を「目標チェックシート」に記録します。クラスの子どもの変化も可能な限り記録します。


(6)記録から、実践の有効性を評価し、次の指導実践に生かします。

<ご使用上の注意>
・けっして無理をしてはいけません。
・無理なく継続できる項目をご自分できめてください。
・他の先生の授業を評価するものではありません。
 あくまでも、授業をするご本人が、自分の授業を振り返り、今後の授業改善に生かすためのものです。

2.お願いしたいこと 

このチェックリストを使用後、以下の点をご報告いただければ幸いです。
 (1)クラスの実態
 (2)チェックリストの結果
 (3)実践した指導方法・指導技術
 (4)行動変容を示す実際の記録

 このようなデータが困難な場合、感想だけでも結構です。よろしくお願いします。

3.今後の方向性

このチェックリストを改良し、多くの先生が使いやすく実行しやすいものにし、実際のデータを収集して有効性を確認し、学会など、しかるべき方法にて公開したいと考えています。


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