ユニバーサルデザイン(UD)とは,ノースカロライナ州立大学 ユニバーサルデザインセンター所長のロン(ロナルド)=メイスが提唱した思想です。 そのコンセプトは, 「できるだけ多くの人が利用可能であるようなデザインにすること」であり, そもそも建築やデザインの分野から生まれた思想です。 「バリア・フリー」が障害のある人たちを対象にしているのに対して,UDの対象は全ての人たちです。 生活必需品やみんなで使う公共空間や交通機関がすべてユニバーサルデザインであるならば、そもそもバリアフリーにする必要はないわけで, 「もともとバリアのない世界を最初から構築すること」を目指すことを真のねらいとしています。 参:wikipedia |
ユニバーサルデザインの7原則 |
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原則1 | 公平な使用への配慮(Equitable Use) ○どのような人にでも公平に使えるものであること |
原則2 | 使用における柔軟性の確保(Flexibility in Use) ○多様な使い手や使用環境に対応でき、使う上での自由度が高いこと |
原則3 | 簡単で明解な使用法の追求(Simple and Intuitive Use) ○製品の使い方が明解で、誰にでも積極的にすぐ理解できること |
原則4 | あらゆる知覚による情報への配慮(Perceptible Information) ○必要な情報が、環境や使い手をめぐる能力に関わらず、きちんと伝わること |
原則5 | 事故の防止と誤作動への受容(Tolerance for Error) ○事故や危険につながりにくく、安全であり、万一の事故に対する対策を持つこと |
原則6 | 身体的負担の軽減(Low Physical Effort) ○からだに負担を感じないで自由、快適に使えること |
原則7 | 使いやすい使用空間(大きさ・広さ)と条件の確保 (Size and Space for Approach and Use) ○使い手の体格や姿勢、使用状況にかかわらず、使いやすい大きさと広がりが確保できること |