最新の感染症情報(2026年7月12日)


子供さんでは


①のどの痛みと声が変になる咽頭喉頭炎がみられます。はじめは、鼻水とのどの痛みです。しだいに、声がしゃがれ声になったり、声がでなくなったりします。後半はせきです。このセキがけっこう長引くようです。

②まだ、鼻炎症状がつづく方は、アレルゲン検査をしてみると、イネ科植物か、ハウスダスト(室内粉塵)もしくは、ダニ類の反応がでる場合があります。

③百日咳はほとんどみられなくなりました。ただ、セキが長引いている場合など、それは、百日咳かもしれません。百日咳かどうかは、きちんと医療機関で検査するなど、診察をしないとわかりません。意外に、マイコプラズマ肺炎ということもありえます。


④腹痛と嘔気、下痢等をきたす、胃腸炎が散発しています。一部は、食中毒に似た症状ですので、このような症状が出た方は、一度受診してください。発熱することもあります。下痢はみられないこともあります。発熱するケースでは、病原性大腸菌による食中毒や、急性肝炎ということもありますから、きちんと血液検査をうけることが推奨されます。


 大人では、


①アレルギー性鼻炎が比較的多いです。アレルゲン検査をしてみると、原因は、ハウスダスト(室内粉塵)やダニ類が多いです
。ひどいケースでは、やはり抗アレルギー薬が必要です。

②大人の新型コロナウイルス感染症は、わずかながら散発しています。重症化のリスクが高くなったというわけではないようです。
主な症状は発熱、だるさ、のどの違和感と痛み、そして後半はセキです。発熱は38度近くなることが多いです。新型コロナウイルスの感染後、セキが長引くことが多々あります。重症化を危惧される場合は、新型コロナの治療薬で治療するとよいと思います。10日以上しても、十分に回復せず、職場に復帰できないなど、そのような方はご相談ください。


③高血圧や心疾患のある方においては、定期的な受診をしましょう。特に新しい職場などでストレスが増えると、血圧が上昇することが多く、検診で、1年目で130-82だった人が、2年目で、138-88、そして3年目では145-90となりますと、高血圧の治療を始めたほうが無難です。症状はないようでも、高血圧の治療後125-78になりますと、くびの後ろの痛み、頭重感、頭痛が減ったとか、体が軽くなったとか、が体験され、これらが高血圧の諸症状であったことがわかります。このような方は相談してください。

④帯状疱疹が、高齢者を中心に散発しています。体の痛みがある場合は、ひょっとしたらそれは帯状疱疹かもしれません。該当されるかたは受診してご相談ください。帯状疱疹は、免疫低下時つまり、栄養不良、睡眠不足、ストレス、転勤や転職などの環境の変化などが引き金となることがあります。高齢者でなくても、上記のようなストレスがあると発症することがあります。若い方でも、新しい職場や多忙、睡眠不足が重なると発病することがあります。本院では、帯状疱疹かどうかを、簡単な皮膚の検査で、数分で判定できます。該当される方は、お電話の上、受診してください。

⑤急にのどの痛みで発症し、新型コロナウイルス感染症やインフルエンザではなく、のどの閉塞感、しゃがれ声、かすれ声、さらに
声がでなくなってしまう(急性喉頭浮腫という)ケースが増えています。炎症がのどから下方の気管支に広がると、たんのからむセキがでてきます。夜間にせきがとまらないなど、気管支喘息に近い症状がある場合は、それなりの治療が必要になります。くわしくは、受診してみましょう。溶連菌による扁桃炎もこのところ、多々みられます。のどの痛みがある方は、相談してください。

⑥蒸し暑くなり、食中毒と考えられる「ひどい下痢」をきたして、受診されるケースが増えています。特に、下痢が長引きますと。、脱水やこれに伴う全身倦怠感があります。これらは、ひどい脱水で、わかりやすく言えば「体が、酸性になってしまった
結果です。症状がひどい方は、吐き気や発熱したりしますから、点滴による治療
必要な場合があります