最新の感染症情報(2024年7月16日)


子供さんでは


①子供さんの発熱では、扁桃炎が比較的多く、多くが溶連菌感染症です。溶連菌は、きちんと治療しないと、腎炎やリューマチ熱になることがありますから、きちんと診療を受けましょう。本院では、いずれの疾患も、スピーディーに検査できます。






②手足口病が散発しています。もともとは乳幼児が多いのですが、最近は、学童や大人も感染することが多く、体に何らかの皮疹だ出た場合は、受診をおすすめします。




③胃腸性の病気は、比較的少ないです。


 大人では、


①大人の新型コロナウイルス感染症がまた増加の兆しです。新種のJN.1という株によると思われる新型コロナの発熱患者さんが増えてきました。重症化のリスクが高くなったというわけではないようです。
ただ、新型コロナウイルスの感染後、セキが長引いたり、十分に回復せず、職場に復帰できないなど、いろんなストレスで、頭痛、だるさ、などの諸症状がある方。背景に、高血圧、糖尿病、貧血など重大な病気が背景にあることがありますので、そのような方はご相談ください。


②高血圧や心疾患のある方においては、定期的な受診をしましょう。特に冬は、血圧が上昇することが多く、検診で、1年目で130-82だった人が、2年目で、138-88、そして3年目では145-90となりますと、高血圧の治療を始めたほうが無難です。症状はないようでも、高血圧の治療後125-78になりますと、くびの後ろの痛み、頭重感、頭痛が減ったとか、体が軽くなったとか、が体験され、これらが高血圧の諸症状であったことがわかります。このような方は相談してください。

③帯状疱疹が、高齢者を中心に散発しています。体の痛みがある場合は、ひょっとしたらそれは帯状疱疹かもしれません。該当されるかたは受診してご相談ください。帯状疱疹は、免疫低下時つまり、栄養不良、睡眠不足、ストレス、転勤や転職などの環境の変化などが引き金となることがあります。高齢者でなくても、上記のようなストレスがあると発症することがあります。本院では、帯状疱疹かどうかを、簡単な皮膚の検査で、数分で判定できます。該当される方は、お電話の上、受診してください。

④子供だけでなく、大人の溶連菌による扁桃炎もこのところ、多々みられます。のどの痛みがある方は、相談してください。

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