最新の感染症情報(2024年4月25日)

子供さんでは


①子供さんの発熱では、インフルエンザB型が、まだ時々、学童を中心に散発しています。その他、
扁桃炎が比較的多く、大半が溶連菌感染症です。溶連菌は、きちんと治療しないと、腎炎やリューマチ熱になることがありますから、きちんと診療を受けましょう。本院では、いずれの疾患も、スピーディーに検査できます。






②いわゆる胃腸かぜ、つまり、急性のウイルス性の胃腸炎はだいぶ減少しました。一部は、ノロウイルス感染症です。
嘔吐や下痢がひどいと、脱水になってしまうので、注意が必要です。本院では、ノロウイルス等のウイルスを数分で検査できます。




③いわゆる花粉症のシーズンは後半、ヒノキや樹木性の花粉症にかわってきました。症状がひどい方は受診して相談してみましょう。


 大人では、


①大人の新型コロナウイルス感染症は、だいぶ減ってきました。しかし、新種のJN.1という株が増加中で、時々みられます。重症化のリスクが高くなったというわけではないようです。
ただ、新型コロナウイルスの感染後、セキが長引いたり、十分に回復せず、職場に復帰できないなど、いろんなストレスで、頭痛、だるさ、などの諸症状がある方。背景に、高血圧、糖尿病、貧血など重大な病気が背景にあることがありますので、そのような方はご相談ください。


②高血圧や心疾患のある方においては、定期的な受診をしましょう。特に冬は、血圧が上昇することが多く、検診で、1年目で130-82だった人が、2年目で、138-88、そして3年目では145-90となりますと、高血圧の治療を始めたほうが無難です。症状はないようでも、高血圧の治療後125-78になりますと、くびの後ろの痛み、頭重感、頭痛が減ったとか、体が軽くなったとか、が体験され、これらが高血圧の諸症状であったことがわかります。このような方は相談してください。

③帯状疱疹が、高齢者を中心に散発しています。体の痛みがある場合は、ひょっとしたらそれは帯状疱疹かもしれません。該当されるかたは受診してご相談ください。帯状疱疹は、免疫低下時つまり、栄養不良、睡眠不足、ストレス、転勤や転職などの環境の変化などが引き金となることがあります。高齢者でなくても、上記のようなストレスがあると発症することがあります。本院では、帯状疱疹かどうかを、簡単な皮膚の検査で、数分で判定できます。該当される方は、お電話の上、受診してください。



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