2声対位法−2−2分割対位法(1:2) (その1)
2分割対位法は定旋律1音符に対し、対旋律を2音符の関係で作る練習である。
対旋律は1小節に2分音符が2つずつ並ぶことになる。小節の頭の音符を「強拍」他方 を「弱拍」と呼ぶことにする。定旋律と対旋律との音程は、強拍と弱拍との2通りがあ る。
<1>強拍の音程が基本音程(1、3、5、6、8)の場合
弱拍は次の3通りの方法が許されるものとする。
1.(弱拍も)基本音程(1、3、5、6、8)。
ただし、一つおきであっても、同名の音程(1度、8度)がくり返されることは避ける。
2.前に学習した応用音程(2、4、7)。(次に進行する動きが条件付けられている)。
練習課題−3−
・次の定旋律に対し、2分割による対旋律をつけよ。強拍に基本音程を使用。
(ノートに2段譜を用意し、書き写して実施せよ。) (対旋律の冒頭は2分休符とせよ。)
<EX010>
1オクターブ移動することにより、定旋律が下の課題は上の課題に、定旋律が上の課題は下の課題に、
それぞれ移し替えて実施を試みよ。