忍び寄る貧困社会

団塊世代のオッサンが綴る徒然コラム

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調査員が見た貧困化社会
忍び寄る貧困社会
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調査員が見た貧困化する社会

深刻な有効求人倍率0.44倍  (2009/7/4)
総務省が30日に発表した5月の完全失業率は5.2%、また、厚生労働省が6月30日に発表した5月の有効求人倍率0.44倍 と、統計を取り始めた1963年年以降の過去最悪を更新した。さらに深刻なのが新規求人数。前年同月比34,5%減と29カ月連続 で減少し、下げ止まりの兆しが見えない。新規求人数は完全失業率など他の雇用指標に先行して動くとされ、 完全失業率は上昇を続けて6%に接近する。(日経ネットより引用)

失業率5,2%と言うが、雇用調整助成金などで実際には解雇処分を見合わせた企業も多いと思いますが、実際には もっと高いような実感がします。私もこの3月に契約切れで仕事を打ち切られたのですが、殆ど仕事が無かったので ある程度は覚悟していましたが、やはりメインの収入源を断たれることは厳しく、自宅で仕事検索をしてからハローワーク に出かけましたが、職安に行った時は異様な雰囲気でした、相談窓口や、PCで仕事検索をするために行列が出来ていました。 もし自宅にパソコンが無ければ、本当に1日仕事になってしまいます。

有効求人倍率0.44倍といえば一つの求人に約二人が応募する事になりますが、実際には一つの仕事に聞いた範囲では10人程度 は応募していると聞きましたが、ある程度レベルをさげて人が嫌がる深夜の時間帯や、不便な場所等を選んでも、おそらく 通常であれば、そのような仕事に誰も応募をしないであろうと思うような仕事でも、もう何人か応募があり締め切りましたと 云う事が多々あり、本当に0,44%と言うのが信じられないのが実感です。失業率5,2%にカウントされてない、厳しすぎるので 就職活動をやめてしまった人や、日雇いなどをしながら職探しと言う人は5,2%に入っていないのである。

統計を見ると前年同月で比較すると産業別で製造業(55,9%減)、情報通信業(46.4%減)、サービス業(38.9%減)、と 雇用を支える産業の落ち込みが激しい。景気が回復するといっても、欧米の失業率も9,5%になりそれ以上悪化する可能性 もあり、外需頼みの回復は当分無理で、かといって内需は少子高齢化で将来的には段々と落ち込む。要する日本の国民が これか先何年もメシを食っていける、ビジネスモデルが無いのである。目先の余り効果の無いバラマキが、中長期的に子供や 孫に、借金の付回しを増加しているだけで、政策責任を問われる事も無い。

本当に今の政権を見ていると液状化して、統治能力が無いと思うほど右往左往している。一日も早く解散してきちっと 民意を反映して欲しいものであるが、我々働く者にとっても過去に高い賃金を得ていても、今やグローバル化した経済下では 好むと好まざるに係わらず、賃金は同一労働同一賃金によって、中国やインドのような新興国と競争してゆけば当然賃金は 下がるであろう。

日本をはじめとする先進国の労働者は、労働力の質を高め高度の知恵を発揮するような知的労働者になるよう知識や 技術を習得する事なしには、グローバル労働市場の中でそれなりの収入を保つことはできなくなると思う。 今まで、日本の賃金は世界基準から見てこれまで高すぎたのは、第3世界への搾取・収奪の犠牲の上に成り立っていたのであり、 国内においても同一労働同一賃金から正社員と非正規労働者の垣根を低くする必要があるのではないか。
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