忍び寄る貧困社会

団塊世代のオッサンが綴る徒然コラム

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住宅ローンと家計の債務超過-1  (2011/01/14)
久しぶりのコラムの更新ですが、元々このコラムの情報源となる調査員の仕事も1年近く開店休業状態で、他の仕事 との調整もあり、仕事を引き受ける程のインセンティブも無く今後も引き受けないであろうと思っていますので、コラム もついついご無沙汰になっていたのですが、アクセス解析を見ていると沢山の訪問者の方に読んでいただいて感謝しています。

ホームページ全体からでもこのコラムのアクセスの比重は多かったのですが、とりわけ直近の2ヶ月は 住宅ローンの関するコラムのアクセスが非常に多かったので、それに関 することを自分自身の主観や客観的な状況を踏まえて感じている事を、もう少し詳しく書いていきたいと思います。

土地価格は年々上昇するものだと言う土地神話が崩れるまでは、住宅を購入した事で自分の資産を持てたと言う気分に なったものですが、バブル後の資産デフレが続く今日、平均的なサラリーマンがローンを組んで住宅を購入する事は 家計のバランスシート(貸借対照表)は債務超過に陥ります。ざっくり言ってしまうと、ギリギリの資金計画で例え年収の 5倍以内であっても、30年返済としても20年プラスの年月は、それだけに限定すれば債務超過になる可能性がある。

つまり住宅は購入時からは毎年資産価値が減少して、一般的な建売住宅では20年経過するとほぼ残存価格は無くなる と言われている。仮に土地価格が固定していても、将来の売却時に、建物の価値+土地価格>住宅ローンの残債金額と言 う状態を保つ為に、2割〜3割の頭金を入れてローンを返済しながら尚且つ貯蓄できるのであれば、債務超過の時期を短縮化 させることが出来る。

もちろん誰もが上記のような余裕のある経済的な状況で購入しているわけで無く、以前のコラム 住宅ローン破綻予備軍でも少し触れたと思いますが、家賃並みのローンという名目で全く頭金も入れず諸費用までもローン に組み込んで無理をして購入している人も多いのが現実です。勿論家計の債務超過といってもバランスシート上のことで、直ぐに 顕在化するわけでは有りませんが、しかし昨今の雇用情勢の厳しさから考えて、収入の減少、失業等のリスクで、あるいは ライフスタイルの変化で売却しなければならない事があれば、債務超過は直ぐ家計に顕在化します。

もし月々のローン返済が困難になってきた時は早めに返済中の金融機関に相談すべきです。放っていて競売の通知が来てから では手遅れになります。住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)から融資を受けているかたは、 返済方法の変更や、 返済が困難となったお客様 に対する制度の拡充についてを参照して下さい。又、最近の社会情勢により、金融機関も以前に比べれば柔軟な姿勢 で相談に応じてくれるケースも多くなっています。

しかし誰しも、失わずに守りたいと言う一心で無理をしてカードローン等からとりあえず返済すると言う一時しのぎを すると、増々悪循環に陥ります。住宅ローン金利よりはるかに高いカードローン等に頼ると、何時までたっても改善する どころか、悪循環から抜け出せずにやがて破綻へ至ることになります。調査現場では数多くのこういった案件を見てきました。 最悪の状態になる前にどこかで決断する勇気が必要になると思います。具体的にどういった流れになっていくか 次頁に続く、、。
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