replace_keyword による命名の自由
Cherry C では、clkin のような語が予約されており、通常は識別子として使えません。
しかし CherrySyn では、replace_keyword を使うことで、これらの語を 自由な名前として再定義できます。
この機能は、構文器との対話を可能にする小さな詩です。
ユーザーが言語の境界を越え、命名の自由を取り戻すための手段です。
以下のように replace_keyword を使うことで、予約語を識別子として再利用できます。
replace_keyword clkin _clkin_;
この宣言により、clkin は予約語としての役割を離れ、識別子として自由に使えるようになります。
同時に、_clkin_ を構文器がキーワードとして認識することで、Cherry C の構文が正しく機能します。
以下は、予約語 clkin を識別子として使用する Cherry C の例です。
replace_keyword clkin _clkin_;
process blink(_clkin_ uint#1 clkin, rstin uint#1 rst, ...) {
// ここに処理を書く
}
このように、元々予約されていた clkin を、通常の識別子として使えるようになります。
CherrySyn は、ユーザーの命名の自由を守るために、構文器の柔軟性を設計に取り入れています。
replace_keyword は、他の予約語にも同様に使用できます。
ただし、構文器の動作に影響する語については、慎重に再定義することをおすすめします。
CherrySyn は、構文器でありながら詩人でもあります。
replace_keyword は、ユーザーが言語を編み直すための道具であり、構文器との対話の始まりです。