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愛犬(リッキー)が若干5歳で亡くなって今年(2016)で10年になります。 家族の一員を失った悲しみがまだ癒えぬまま日々を送っていた頃に、馬との出会いがありました。その躍動感溢れる姿と純粋無垢な性格に魅せられ、彼らと触れ合ううちに前向きな自分を感じるようになりました。リッキーへの追憶の度に伴った涙顔が、いつの間にか懐かしむ笑顔になっていたのです。
乗馬を始めて5年程経った頃、画家の親友から油絵を勧められました。当初は敷居が高い気がして自信が持てませんでしたが、彼の指導の下に描き始めて最初に挑戦したのが、リッキーの肖像でした。
その後は馬一筋に様々な姿を描いてみました。堂々たる流麗な姿はもちろん、仔馬にも絵心くすぐられ、寄り添う親子の仕草も魅力一杯でした。
今年で、乗馬は10年、油絵は6年目になりますが、両者共になくてはならない心身の拠り所として、これからも真摯に向き合っていきたいと思います。
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