「インターネット版振込め詐欺」
最近頻繁に相談がきますので、ここに掲載しました。被害者は男性ばかりではありません。被害に遭った人はかなり心理的圧迫を受けるようですが、この記事を参考にして対応を考えてください。
勝手にメールを送りつけてきて、そこに表示されたURLをクリックすると、アダルトサイトらしいページが開いて、その画面にある入口らしきボタンをクリックするといきなり「契約が完了しました。3日以内にxx円をxx銀行に振込んでください。なおこの契約は解約できません。あなたの、IPアドレスはxxxxxxxx、ブラウザはxxxxxx、……です。」などと、表示してくるものがあります。なかには、「契約を更新しました。」と表示してくるものがあり、「更新」という言葉で既に契約済みであるかのような錯覚を誘発し余計に混乱させるようにしているものもあります。
また、ご丁寧に「クーリングオフはできません」と書いてあるものもあるということです。
また、なかには1〜2日後に督促の手紙を送りつけてくるしつこい業者もあります。
このようなサイトに引っ掛ってしまったがどうすればよいかという相談が最近急増しています。これは、振込め詐欺のインターネット版と言うべきものですが、引っ掛った人は、かなり焦ってしまうようです。なかには、表示された電話番号に電話を掛けて解約の交渉をしてしまう人もいるようです。
このようなサイトに引っ掛かってしまった人は、以下の対処法を参考にして、賢明な対応をしてください。
まず、一つのボタンをクリックしただけでいきなり「契約手続きが完了しました」というような手順では、法律上契約が成立したとは認められないということを知っておいてください。契約が成立するためには、まともな通販サイトでやっているように、何回かの契約内容や意思の確認を経てしなければならないというのが法の定めです。詐欺業者は、画面表示で契約が成立したと主張していますが、このような契約は無効であって法律上成立は認められません(電子契約法)。
従って、このようなときのあなたの対処法はつぎのようになります。
《対応1》
⇒料金は1円も振込む必要はありません。
《対応2》
⇒もともと無効な契約ですから、解約交渉をする必要は全くありません。
《対応3》
⇒督促メールがきても、無視して何もする必要はありません。
《対応4》
⇒住所・氏名がホームページをアクセスしただけで知られることはないので郵便で督促がくることは考えられません。しかし、電話を掛けたときに住所・氏名を教えてしまってそのために督促状が届いたとしても無視して構いません。ただし、発信人が裁判所のときは、無視すると不利益を受けることがあるので注意してください。
《対応5》
⇒電話を掛けると、そこでまた脅されたりだまされたりして1円でも振込んだりすれば、新たな申込みとみなされ契約が成立してしまうおそれがあります。そうすると一部を支払えば解約できると思い込んでいても、結局全額を請求されることになります。相手は言葉で人を
だます専門家ですから、電話など一切掛けたりしないほうが良いと思います。
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