RC整備事例

ラジコンの整備事例集です。パーツの組立や整備の様子などを写真付で解説します。
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本整備事例は、TPHのRCガレージ内に掲載しております。
他にも事例がありますので、是非ご覧くださいませ。


リヤユニバーサルシャフトの交換

画像
解説
リヤ側のキャンバーが3.0°程度まで
しか切れないため、ユニバーサルシャ
フトを交換しました。
シャフトの交換、メンテナンスの事例を
紹介します。
タイヤを外し、次にターンバックルを
外します。
キャンバーが切れない原因。
現在、YOKOMOの軽量強化ソリッド
アクスルを装着しており、ドライブ
カップの溝(赤い印の部分)が、標準の
ソリッドアクスルに比べて浅いことが
原因でした。
今回は、従来よりもドッグボーンが短い
ものに変更します。
ユニバーサルシャフトが外れました。
六角レンチでビスを外します。
六角ビスを外したら、ピンを抜きます。
ユニバーサルシャフトを分解した状態。
ドッグボーンだけでも売っているので、
この部分だけ、長さが短い深リム用に
付替えようとしました。
長さも10mm程短くなるので、これなら
キャンバーも余裕で切れるだろうと
いう目論見でいました。
ところが、ハプニングが発生。
ドッグボーン径が大きすぎて入りません。

調査したところ、初期のドリパケは
ピンの径がφ1.5なのに対し、現在は
φ2.0になっているとのこと。
この関係で、ドッグボーンやその取付
部分の寸法も若干大きくなっている
ようです。
ショップの方の話によると、強度UPの
ため途中改良されたらしいとのこと。
シャフト購入の際は注意しましょう。
購入の際は現物を持参して確認する
ことをおすすめします。
仕方なくφ2.0ピン仕様のシャフトを購入。
ドリフトマスター用ですが、従来使って
いたシャフトよりも、ドッグボーンが
3mm程度短いことを確認しました。
ジョイント部分にグリスを少量塗ります。
ドリパケに装着。アクスル溝も若干の
余裕ができました。
(写真は従来と同じ2.5°の状態)
想定外だったのが、アクスル径が大きく
なり、作動領域が広がったためか、この
状態で10°まで切れるようになったところ。
ここまで切ることはまずありませんが、
セッティング範囲は確かに広がりました。



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