ラジコンの整備事例集です。パーツの組立や整備の様子などを写真付で解説します。
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本整備事例は、TPHのRCガレージ内に掲載しております。
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ドリフトパッケージのギア比の セッティング要領について、 整備事例にて解説します。 YOKOMO ドリフトパッケージの場合、 ギア比はノーマルでスパーが70T、 ピニオンが30Tでファイナル5.490と なりますが、モーターの負荷等を考慮 すると、ファイナルを7.5〜8.0程度に しておくことが望ましいと考えます。 (カーペットコースで走行する場合、 8.0前後と言われています。) 今回は、スパーが74T、ピニオンが 22Tで、ファイナル7.915としています。 (ケツカキ等は入れず等速の状態です。) ケツカキ等を入れている場合は、当然 ファイナルも変わってきますのでご注意 ください。 なお、ドリフトパッケージのギア比の 一覧が、YOKOMOのホームページにて 公開されていますので、こちらを参考に セッティングをするとよいでしょう。 | |
まず、モーターを取外します。 | |
ここでピニオンギアは六角レンチで 取外し、交換できます。 | |
次に、スパーギアを外す準備です。 まず、リア側のギアケースカバーを 外します。 (ケースごと外す必要はありません。) | |
リヤインプットシャフトから、ピン (場合によってはクリップ)を抜き、 センターカップをずらしてセンター シャフトを抜きます。 | |
センターシャフトが抜けた状態です。 | |
一度ドライブカップとセンター シャフトを外した状態にしたら、 次にリヤインプットシャフトを 外します。 スパーギアに入っているピンを 探して抜きます。 ピンが紛失しないよう注意します。 その後リヤインプットシャフトを ドライブカップ側から押し出せば 外れます。 | |
スパーギアとリヤインプット シャフトが外れました。 | |
スパーギアは、ノーマルの30T以外を 使う場合は、専用のアダプターが 必要になります。 | |
アダプターを組付けました。 後になって歯数がわからなく なってしまうのを防止するため、 油性ペンで歯数を書いておきます。 | |
セットスクリューを仮付けします。 | |
センターシャフト、ドライブ カップを準備して、リヤイン プットシャフトを通します。 その後、シャフトにあいている 穴を確認し、スパーギアアダ プターにピンを入れます。 ピンの脱落に注意が必要です。 | |
ピンを入れたらすぐにインプット シャフトを車両前側に引き、 スパーギアをギアケース側に 押し当てます。 ピンがこのように半分ぐらい 隠れた状態になるはずです。 | |
その状態で、シャフトのDカット 面にセットスクリューが当たる のを確認したら、六角レンチで 締め込みます。 この後センタードライブカップの ピンを忘れずに入れておきます。 | |
ギアケースカバーを元に戻します。 | |
モーターを元に戻し、ギアのバック ラッシュを調整しながら取付けます。 バックラッシュは紙1枚分開けておく のが理想と言われています。 私の場合、ガムの捨て紙を流用して 調整しています。 | |
ギアにグリスを少量さして完了です。 |