RC整備事例

ラジコンの整備事例集です。パーツの組立や整備の様子などを写真付で解説します。
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本整備事例は、TPHのRCガレージ内に掲載しております。
他にも事例がありますので、是非ご覧くださいませ。


ドリフトパッケージ イマドキ SSGコンバージョンキット装着

画像
解説
現在のドリパケが購入から5年経ち、
シャシなどがだいぶゆがんできた
ので、リファインすることに。
グレードアップもかねて、2012年
6月頃発売された、イマドキSSG
コンバージョンキットを装着する
ことに決めました。
装着、完成までの様子を整備事例で
解説します。

(SSG:Silver Surface Graphiteの略)
シャシも今回のキットに入っているので、
1度完全にオーバーホールします。
まずサーボやアンプ、モーターなど、
電気系統のパーツを外していきます。
何がどこについていたかを覚えて
おく必要があるので、こうして写真
などを撮っておくとよいでしょう。
電気系統のパーツがひととおり
外れました。
この次にデフやサスペンション
など、足回りのパーツを外して
いきます。
サスが外れ、次にサスアームを
外していきます。
サスやサスアーム、デフなども
キャリーオーバーなので、紛失
しないように注意します。
完全に外れてシャシだけの状態に
なりました。
よく見ると、亀裂などがあっち
こっちにあり、かなり使いこんで
いたことがわかります。
いよいよ、イマドキ SSG コンバー
ジョンキットを開ける時がきました。
コンバージョンキットの中身。
・専用モーターマウント
(横方向でバックラッシュ調整可能)
・専用アッパーデッキ
・ステアリング切れ角アップパーツ
・フロントワンウェイ
・専用メインシャシ
などが付属されています。
専用メインシャシを置き、前後サス
マウント、バッテリーマウントを
取付けます。
いずれもキット付属パーツです。
外したフロントギアケースに
フロントワンウェイを組込みます。
もともとフロントワンウェイを
入れている場合は、この作業は
不要です。
前後ギアケースは基本的にそのまま
使いますが、アッパーデッキを取付
する関係で、ミッションマウント
だけは交換する必要があります。
フロントギアケースは、ミッション
マウントを外したところにキット
付属のシャシブレスを、リヤギア
ケースには、フロントミッション
マウントを移植する格好になります。
リヤインプットシャフトにモーター
マウントベースを通し、センター
ドライブカップを取付けます。
このあたりはモーターマウント
ベースがキット専用のものになった
だけで、後の組立要領はノーマルの
ドリパケと変わりません。
次に、ステアリング系の部品を
組み立てて行きます。
ベルクランク、センターリンク
などはキット付属で、いわゆる
切れ角アップパーツです。
フロントギアケース、センター
シャフトを組込んだ後、アッパー
デッキ、リヤシャシブレスを装着
します。
次に、モーターマウントを専用の
ものに付替えます。
横方向にスライドさせてバック
ラッシュを調整することが可能に
なります。
ここでちょっとハプニング。
一番奥にスライドさせてもスパー
ギアとピニオンギアが噛合わない
ハプニング発生。
スパーとピニオンの組合せ方に
よってはこのようなことにもなる
ので注意しましょう。
後日ギア比の再セッティングを
行いました。

ギア比セッティングについては、
別ページで整備事例を展開して
いますので、そちらをご覧下さい。
モーターとサーボの搭載が完了。
フロントショックタワー組付け。
ショックタワーは前後ともキット
付属品で、SSG製となっています。
同様に、リヤもショックタワーを
組付けます。
フロントサスの部品を組付け。
フロントはステアリングハブ
キャリアが専用のものになります。
これも切れ角アップパーツです。
次にリヤサス部品を組付け。
リヤ側はそのままキャリー
オーバーとなります。
フロントバンパーを取付。
バンパーはかなりへたっていた
ので、ここで一新しました。
最後にレシーバーと、アンプを
搭載、配線をつなげて完了です。
アンダーネオンも、バッテリー
マウントなどを利用して、シャシ
付けすることができました。
ここまでで3日程度かかりました。

なお、本キットの装着と同時に、
ベアリング類も全て交換しました。



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