夏祭りの思い出

H14.8.5  吉澤和子

  雀百まで踊り忘れず、今年も「タタンカ タンタカ ターンカタンタン」 の祭り囃子に誘われて、お祭り広場に足が向く、若い方々が大勢参加し、子供さんも可愛い「ゆかた」に身をつつみ、手拍子足拍子は何ともほほえましい。
未来の春日町を担うお子たち頑張ってネ。

私の子供の頃は何も無い時代で、7月の夏祭りのみこし、8月の盆踊りは大人も子供も楽しみの行事でした。
みこしが出たのは終戦から何年がたってからだったのでしょうか。
「みこし」を担いで肩を真っ赤にしていた兄を、頼もしくも嬉しくもありの想いで見ていたものでした。
赤い花柄の「ゆかた」が嬉しくて、妹と手を取り合って盆踊りに興じていた日々、物資の乏しい時代、飲み物のサービスや模擬店も無く、提灯の灯と街灯のわずかな灯りだけが会場を照らしていたように思います。

帰りの遅い娘二人を、母が井戸から冷たい水を、縁側に腰をおろした足を父が洗ってくれた事等、この頃になると記憶の片隅でボーと暖かく思い出されます。